こんにちは!
今回の記事では、TOEFL iBTで60点から80点までスコアを伸ばす勉強法3パターンを紹介します。
TOEFL iBT80点は、海外進学などで一般的に求められるスコアで、このスコアを目標に勉強を続けている方も少なくないと思います。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
現状で60点の人が、80点にスコアを伸ばすために重要なことは、「80点がどれぐらいのレベル感なのか」を理解し、現状と照らし合わせた時の課題を一つずつ消化しくことです。
TOEFLを60点から80点に伸ばす最も早い方法は、得意な2つのセクションを伸ばし切ることです。ほとんどの日本人は、リーディングとライティングを集中的に攻略することになります!
目次:
TOEFL iBTで「80点」を取得する勉強法
結論ですが、TOEFL60点前後の人が、80点を取得するための2つの勉強戦略をみていきましょう。
- 勉強法1. 時短型(R24・L17・S17・W22)
- 勉強法2. 正攻法 (R20・L20・S20・W20)
勉強法1は、時間がない人向けの時短型、勉強法2は正攻法です。それぞれ()の中に、理想とするスコア配分も参考に載せてあります。
上記のパターンのうち、自分の現状や特性にあったものを選択し勉強していくことが良いでしょう。
「60点」と「80点」のレベル感
まずは、TOEFL iBTの現状スコア(60点)と、目標スコア(80点)のレベル感を確認していきましょう。以下の表にまとめたのでご確認ください:
TOEFL 60点 | TOEFL 80点 | |
センター試験 | 180点以上 | 満点 |
英検 | 2級 – 準1級 | 準1級 – 1級 |
TOEIC | 750点前後 | 950点前後 |
その他 | 英語で挨拶や簡単なコミュニケーションができる | 大きな不自由なく英語でコミュニケーションを取ることができる |
「TOEFL60点」は、中学・高校の英語を完璧に理解している状態というイメージです。海外留学を1年程度経験していても、勉強が足りなければ60点前後のスコアがでます。
一方、TOEFL80点は、日常生活では大きな問題なく英語を運用することができるレベルと言えます。言葉に詰まることはありますが、基本的にどのような場面でも英語で乗り切ることができるレベルです。
TOEFL80点は、日本ではいわゆる「英語ペラペラ」に該当する人たちが多いです。ただ、専門性が高いトピックであったり、複数のネイティブとの対話についていくことに課題感を抱く人が多い印象です。
勉強法1. 時短型
まず、80点を獲得するための最初の勉強法「時短型」です。時短型の基本的な考え方は、得意な2つのセクションを伸ばし切り、苦手なセクションをカバーする方法です。
ほとんどの日本人学習者にとっては、リーディングとライティングのスコアを中心に対策していくことになります。
リーディングで8割以上スコアが取得できる状態を維持しつつ、残りの勉強時間でライティング対策を重点的におこないます。具体的には各セクションで、以下のように対策していきます:
リーディング | ・語彙力の強化(4,000語程度) ・構文理解力、精読力の向上 |
リスニング | ・要約トレーニング |
ライティング | ・段落構成の型を覚える ・Integratedで「300字程度」、Independentで「350字程度」を書けるようにする |
スピーキング | ・回答の型を覚える ・キーワードのメモをとる |
リーディングは定期的に模試を解き、問題感覚に慣れておきます。スコアが5割に満たない場合は、語彙と精読の復習を同時に行いましょう。
リスニングですが、TOEFLのリスンングは、全体の流れがきちんと掴めれれば、20点まで目指せます。要約トレーニングを通して、全体を把握する練習をします。
TOEFLのライティングとスピーキングは、型にあてはめて書くこと、話すことで20点までは到達します!
勉強法2. 平均型
次に、各4技能平均的に20点を習得して計80点を目指す勉強法です。スコアメイクに時間をかけることができる場合や、最終的に100点以上を目指す場合にはオススメの勉強法です。
毎日4技能に触れることが理想です。時間配分としては、リーディングとリスニングのインプットに8-9割を、ライティングとスピーキングのアウトブットは1-2割で大丈夫です。
TOEFLは、ライティングとスピーキングでもリスニング力が求められます。そのため、SWのスコアアップにはまずは聴く力を上げる必要があります。
重複しますが、ライティングは型を覚え、既定の文字量以上に書くことを意識して勉強しましょう。たくさん書くのが苦手な人は、話すように書くことを意識して下さい。
スピーキングは、キーワードをメモし、テンプレートにあてはめてテンポをあげて話すと20点ほどはとれてしまいます。自分の通常のペースの1.5倍くらいの速度で話してみてください!
60点に満たない場合の勉強法
仮に、現状60点にみたないという場合は、一旦TOEFLから離れて、以下の基礎要素を重点的に学習する必要があります:
- 要素1. 語彙力
- 要素2. 英文法
- 要素3. 発音
リスニングとリーディングをするときに、一番重要になるのは語彙力です。知らない語彙が多ければ多いほど、スコアが安定しないので語彙を地道に増やす勉強は避けられません。
英文法は、大学受験で出題される全ての範囲をある程度理解できていることが理想です。文法力を強化することで、文意を正しく取れるようになりスコアが安定します。
発音はあまり重要視されませんが、可能であれば習得しておくことで学習効率が高まります。聴き取れる音の幅が増えることで、自然とインプット量がふえるためです。
仮に上記のいずれかの要素が不足している場合は、短期で一気に勉強すると良いです。まずモチベーションが上がりにくいですし、うろ覚え状態で実際の問題を解いて分からない部分を再度復習する方が定着率が高くなります!
以下の記事に、もう少し詳しく内容をまとめたので、よろしければ参考にしてください:
まとめ
TOEFL60点から80点は学習の継続が鍵
記事のポイントを以下にまとめておきます:
- 現状を正しく分析して目標との「差」を把握する
- 80点は得意なセクションを伸ばしきる
- 勉強法も大切だが継続はもっと大切
仮にTOEFL60点前後の人が、TOEFL80点を目指している場合、目標を85点前後に設定して学習の意識を高めてみるのも効果的です。
今回は2つの勉強法を紹介しましたが、どちらの勉強法を実践したとしても「継続」することが一番重要であることは忘れないでください。言語学習は、いかにストレスをかけずに継続できるか、がとても大切です。
継続していれば必ずスコアは伸びますし、英語力は自然と高くなります。そして、継続するために重要なことは「環境作り」です。リラックスした状態でも、英語をインプットできる環境を整えていきましょう!
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
最後にTOEFL対策・海外進学・MBAなどでご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。