こんにちは!
今回の動画では、IELTSスピーキング「パート1」の対策方法についてまとめました。
パート1は「日常生活に関連した質問」が中心で、質問に対してパッと早く回答することが求められます。
しかし、これまでお話ししてきた方々をみると、
「うーん…」
と悩み込んでしまったり、話している途中で文法ミスに気づいて何度も言い直してしまったりと、回答に非常に時間がかかる傾向があります。
例えば初対面の人と、日本語で会話する時を想像してみましょう:
「休日は何をされているんですか?」
のような質問に対して「うーーーん…」や「えぇっと…」「あーーーー…」と考えたりしませんよね?
その場のコミュニケーションの流れを途切れさせないように、実際は趣味といえないことでも少し話を盛って、
「休日は、たまにですがジムに行ったり身体を動かしています」
のように回答すると思います。
実際にその回答が嘘か本当かは大切ではありません。心地よく会話のキャッチボールをする。その方が、どんな回答であったとしても相手に良い印象を抱かれます。
「コミュニケーションの流れを途切れさせない」
これが、パート1の極意です。
なお今回の動画は、過去にまとめた以下の記事を参考に作成しています。補強教材として活用してください:
スピーキング「パート1」の対策
以下の動画に、パート1の対策方法をまとめました:
パート1の質問を回答するときのテクニックをまとめると、
- 1 – 3センテンスで端的に
- 間を空けずテンポよく
- 印象形成を意識する
1. 1 – 3センテンスで端的に
パート1は日常会話に関連したトピックが中心です。
例を挙げると、
- 「ペットを飼っていますか?」
- 「休日は何をして過ごしますか?」
- 「本を読みますか?」
など、コミュニケーションの糸口として使われるような質問です。
こういった些細な質問は、あまり深く考えすぎずシンプルに回答することを意識しましょう。
理由や具体例が思いつかない場合は、質問に対する回答だけでもOKです。質問に対して、遠回りせずストレートに回答しましょう。
理由や具体例に関しては、必要あれば面接官から追加の質問がきます。なので、最初から自分で組み立てようとはせずに、相手の会話の流れに身を任せて回答することで余計なことを考えなくて良くなります。
ただし、仮に自信があるトピックについて質問された場合は、アピールポイントなので「ここぞ!」とばかりに追加で話してみると良いでしょう。
2. 間を空けずテンポよく
スピーキングの評価観点で非常に重要なことが「Fluency(流暢性)」です。「英語が詰まらずにスラスラ話せているか」ということが重要視されます。
Fluencyは最も重要な評価観点の一つです。
というのも、仮にFluencyが欠けて言葉に詰まることが多くなると、面接官は「語彙」や「文法」を訂正していると考えて、他の評価観点のスコアが下がってしまうからです。
パート1で面接官が期待するのは、テンポの良い会話のキャッチボールです。
回答が本当か嘘かを追求されることはありません。会話の流れを途切れさせないように、相手を待たせすぎないことを意識することが大切です。
3. 印象形成を意識する
私たちは出会って60秒以内に、その人物が「どのような人間なのか?」を無意識に判断すると言われています。
そして、最初の自分の印象に合わせるように、相手の評価を修正していきます。
つまり何が言いたいのかと言うと、最初に面接官が「英語できる人だな!」と思ったら、その印象が評価に影響を与えるということです。
もちろん、そんなことは評価観点のどこにも書いてありません。
しかし、私たちがこれまで担当してきた受講生の中で明らかに英語力が高い人でも、スピーキングのスコアが伸びないというケースを多く見てきました。
スピーチの論理展開も完璧にです。しかし、スコアが伸びない。
一方で、日常会話がペラペラな帰国子女の方のスコアは常に高いです。例えその方のロジックがめちゃめちゃでも、スコアが下がることはありませんでした。
まだ数十名程度のサンプルなので、結論を出すには早すぎるかもしれません。また、面接官によってはそういった印象操作を受けずに評価をしてくれる人もいるでしょう。
あくまで戦略として、効果的な可能性があると思って読んでいただけると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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