こんにちは!
今回は、IELTSスピーキング「パート3」の対策方法について動画にまとめてみました。
パート3は、パート2のスピーチで話した内容に関連した抽象度の高い質問に対して回答していきます。
例えば、パート2のトピックが「Book」だった場合、
- Do you think that people read nowadays as they did in the past?
「現代の人々は以前と同じくらい本を読んでいると思いますか?」 - If a movie is based on a book, would you prefer to read the book or to watch the film? Why?
「映画の原作が本だった場合、映画と本のどちらが良いですか?なぜそう考えますか?」
のような、パート1に比べると自分の意見を述べる必要がある質問が中心になります。
「そんなのその日の気分にもよるよなー…」
「出演する俳優によっては映画がいい場合もあるけど…」
と、どちらとも取れる考えが頭に浮かびませんか?
日本語ならこのような微妙なニュアンスを説明することも容易にできますが、これが英語になると難しいですよね。
また、英語圏の文化は「意見に対してハッキリとした主張を述べること」を良しとする価値観があります。
そのため、こういった「どっちつかずの回答」を述べると、流暢性が下がってしまうばかりか、面接官が「適切に回答できていない」と判断してしまう恐れがあります。
そんな私たちが苦手な「明確な主張を述べよ形式」の質問に、どうやって回答していくのがいいのかを紹介していきます。
なお今回の動画は、過去にまとめた以下の記事を参考に作成しています。補強教材として活用してください:
スピーキング「パート3」の対策方法
以下の動画に、パート3の対策方法をまとめました:
パート3のような「明確な主張を述べる形式」の質問に回答するときは、主張を述べた後に「具体的なストーリー」を必ずつけるように意識しましょう。
例えば冒頭で挙げた「If a movie is based on a book, would you prefer to read the book or to watch the film? Why?」という質問に対して、仮に「Book」と回答したとします:
- I would prefer to read the book. Since a movie usually takes up about around 2 hours, the original story are likely to shorten to fit the screening time.
「本を読みたいと思います。映画は通常2時間かかるので、元のストーリーは上映時間に合わせて短くなることが多いからです」
具体的なストーリーを付け加えることで、最初に述べた主張をサポートすることができます。そうすると、主張が強化され、聞き手が「なるほど!確かに!」と納得する確率が高まります。
この「主張 > 具体例」の流れが、英語圏で意見を述べる時の基本的なフレームワークです。
スピーキングの練習となると、英会話の話し放題などを行うことがあります。しかし、いくら雑談を繰り返したところで、こういった主張展開の練習にはなりにくいのです。
それよりもむしろ、日常生活の中で考えられることをベースに、具体例や理由を瞬時に考える訓練をする方が効果的だったりします。
例えばあなたの行きつけの喫茶店があったとして、
- 『「居心地が良い」とこのお店に感じる理由は何か。10秒以内に3つ挙げよ!』
のようなクイズ形式にして、短期間でなんでもいいから理由を挙げるようにしてみてください。
最初は難しいと思いますが、慣れてくると自分の考えをサポートするための具体例がスムーズに出てくるようになります。
「スピーキング力を伸ばす」
という方向に意識が向きがちですが、、実は母語の部分を改善することが課題解決に効果的であったりします。
「自分に足りていないことはなんなのか」を適切に分析することで、効率的な試験対策をしていきましょう!
動画では、サンプル回答も用いて上記の点を詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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