IELTSライティング対策方法 まとめ

IELTSライティング対策方法まとめ

こんにちは!SOLO IELTS TOEFLルークです!

今回の記事では、IELTSライティングの対策方法についてまとめていきます。

ライティングセクションは、日本人が苦手なセクションの一つで高スコアを取得するのが難しいです。

これまでライティングの経験がなく「何から書けばいいか分からない」という人も少なくないのではないでしょうか。

そこで、今回はライティングの全体像から書き方に至るまで、全てまとめて紹介していきます。

各タスクで「何が求められているか」を正しく理解して、必要な学習を積み重ねれば必ずスコアアップに繋がります!

それでは詳しく見ていきましょう。

IELTSライティングについて

IELTSのライティングでは、以下の2つのタスクが出題されます:

項目タスク1タスク2
内容図表などの描写エッセイ形式
文字数150字以上250字以上
時間20分(計60分)40分(計60分)
設問形式1. 棒グラフ
2. 折線グラフ
3. 円グラフ
4. ダイアグラム
5. 表(テーブル)
6. 地図
1. Agree/Disagree
2. Discuss Both Views
3. Advantage/Disadvantage
4. Problem and Solution
5. Opinion
その他・配点がタスク2の半分
・不完全文や箇条書きは減点対象
・ライティング内容の正誤は採点に含まれない

タスク1は、図や地図などの視覚資料を「比較・対比しながら正確に描写する力」が求められます。つまり、資料の要約問題と言えます。

情報をまとめることが主な内容なので、自分の意見を書く必要がないことが特徴です。

ライティングの制限時間は20分とされていますが、20分以上時間をかけても問題ありません。

一方でタスク2は、設問に対する「自分の考えを論理的に述べる力」が求められます。

英語力以外にも、設問に関する背景知識や主張の組み立て方など、母語で文章を組み立てる力も同時に求められるタスクです。

採点基準

各タスクは、以下の4つの採点基準から評価されます。

タスク1

Task Achievement (TA)
設問への回答
・設問で触れている全ての観点をカバーできているか
・図表の特徴を捉え適切に表現することができているか
Coherence & Cohesion (CC)
一貫性とまとまり
・ディスコースマーカーを自然に使用できているか
・論理構造が適切か
・段落構成が適切か
Lexical Resource (LR)
語彙力
・難解な語彙を適切に使用できているか
・語彙の使用にミスがないか
Grammatical Range and Accuracy (GRA)
文法力
・幅広い文法を適切に運用できているか
・センテンスに文法ミスがないか

タスク1では、正しく英語をライティングすることに加えて「設問の視覚資料の特徴を正しく描写できているか」という観点が評価されます。

特徴とは「図表の大きな変化」や「全体の傾向(トレンド)」のことを指します。

タスク2

Task Response (TR)
設問への回答
・設問で挙げている全ての内容に言及している
・設問と関連性の高い回答を適切にサポートして述べることができている
Coherence & Cohesion (CC)
一貫性とまとまり
・ディスコースマーカーを自然に使用できているか
・論理構造が適切か
・段落構成が適切か
Lexical Resource (LR)
語彙力
・難解な語彙を適切に使用できているか
・語彙の使用にミスがないか
Grammatical Range and Accuracy (GRA)
文法力
・幅広い文法を適切に運用できているか
・センテンスに文法ミスがないか

4つの評価基準のうち3つはタスク1と同様です。

異なるのはTask Response(設問への回答)で、設問で問われた内容に関して「説得力のある主張を展開できているか」という構成力が評価されます。

タスク2は、タスク1の2倍の配点となるので、6.5以上の高スコアを目指す場合は、必然的にタスク2への対策時間を多く取る必要があります。

ディスコースマーカーとは

ディスコースマーカーとは、文章内で論理的な流れを示すための接続表現です。

評価基準の「Coherence&Cohesion(一貫性とまとまり)」に含まれ、適切に使用することで読み手がわかりやすい文章になります。

以下に基本的なディスコースマーカーをまとめたので、参考にしてください:

用途語彙・フレーズ
追加moreover, furthermore, in addition, further, next, first(second…), firstly(secondly…), in the (first) place, etc…
対比however, yet, in contrast, conversely, on the other hand, on the contrary, otherwise, nevertheless, in spite of, by contrast, whereas, etc…
比較Iikewise, similarly, in the same way, in like manner, etc…
例示for example, for instance, more specifically, in particular, indeed, specifically, to illustrate, in other words, in fact, etc…
結果therefore, thus, hence, consequently, after all, accordingly, knowing this, with this in mind, etc…
要約as I mentioned earlier, in conclusion, to conclude, therefore, in summary, to summarize, to sum up, etc…

同じディスコースマーカーを繰り返し使用すると、減点対象になるので注意してください。また、使用する文脈が適切でない場合も同様です。

こういった接続表現のニュアンスは、実際にライティングしてみて身体で覚えていくことが大切です。

使用したことがない表現は意識的にライティングしてみて、ネイティブの先生から添削をもらう過程で徐々に適切な使用感を掴んでいくと良いでしょう。

スコアアップのコツ

ライティングでスコアアップを目指すときには、以下のポイントを意識しましょう:

  1. 設問を正しく理解する
  2. 適切な段落構成
  3. コンプレックス・センテンスを使用する
  4. 同じ表現を繰り返さない
  5. 誤字脱字に注意する

受験者が一番見落としがちなのが、実は「1. 設問を正しく理解する」ことです。

設問を少し読んだだけで、頭の中で想像力が働き、設問とはズレている回答を展開していますケースが非常に多いので注意してください。

コンプレックス・センテンスとは、2つ以上の完全文から構成される文章のことを指します。

先ほど紹介したディスコースマーカーを適切に使用し、センテンスの意味が合うように文章をくっつけてあげるようにしましょう。

また、ライティングする時は、できる限り同じ表現は使わないようにしてください。

あえて、受動態を使ったり、無生物主語を用いてみることにチャレンジしてみると良いでしょう。

タスク1の書き方

タスク1の基本的な書き方は、以下の段落構成になります:

IELTSライティングタスク1の段落構成

ライティングと聞くと、最終パラグラフに結論を持っていくイメージがありますが、タスク1は資料の要約なので結論パラグラフは不要です。

その代わりに、冒頭で「資料の大きな変化」や「全体の流れ(トレンド)」を簡潔に述べることが求められます。

問題例

実際に出題される「棒グラフ」のサンプルを見てみましょう:

  • The chart below shows numbers of incidents and injuries per 100 million passenger miles travelled (PMT) by transportation type in 2002.
  • 下記のチャートは、2002年に利用した交通機関ごとに移動した1億人の事故と負傷の数を示しています。

設問と一緒に、以下のような視覚資料がついています:

IELTSライティングタスク1例題サンプル「バーグラフ」

出題される設問は、上記で挙げた棒グラフを含めて、

  1. 棒グラフ
  2. 折線グラフ
  3. 円グラフ
  4. ダイアグラム
  5. 表(テーブル)
  6. 地図

の6種類が基本として出題されます。

特に出題傾向が高いのが「棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフ・表(テーブル)」の数値比較が中心となる資料です。

ダイアグラムと地図問題は、それらの問題と比べると使用する表現が異なるので、大きく分けて3種類の表現方法を学んで対策していきます。

回答例

先程の例をもとに、どのように回答していくのかを確認してきましょう。段落は「導入 > 概要 > ボディ1 > ボディ2」の順番にまとめていきます。

導入パラグラフ

導入パラグラフは「設問のパラフレーズ」を行います。

パラフレーズとは、元の表現と同じ意味のセンテンスを異なる語彙やフレーズで再表現することを指します。

パラフレーズを行うことで、受験生の語彙力の豊富さや、解釈の柔軟さを評価しています。

  • (1)The bar chart (2)compares (3)the number of accidents and injuries for every 100 million passenger miles travelled on (4)five different types of public transport in 2002.

設問と比較して4つの部分を異なる表現に置き換えました。

  1. The chart below → The bar chart
  2. shows → compares
  3. numbers of incidents and injuries per 100 million passenger → the number of accidents and injuries for every 100 million passenger
  4. transportation type → five different types of public transport

パラフレーズを行うときは、元の意味をしっかりと保持することを意識してください。

解釈の幅を広げすぎると「適切にパラフレーズができていない」と評価され、スコアが上がりにくくなります。

150字と聴くと気が遠くなりますが、設問をパラフレーズしただけで約25字埋めることができました。全体のうち、およそ2割は何かを考える必要なく書けるということですね!

概要パラグラフ

概要パラグラフは、視覚資料の中で「特に目立つ特徴」や「全体のトレンド」を書き出します。

今回の場合、時系列の情報がないので「特に目立つ特徴」に焦点を当てて書き出していきます。

  • It is clear that the most incidents and injuries took place on demand-response vehicles while commuter rail services recorded by far the lowest figures.

概要パラグラフは、資格資料の要約になるので以下のような表現で書き始めます:

  1. it is clear that…
  2. overall, …
  3. It can be seen from the graph that…

概要パラグラフも導入パラグラフと同様に、視覚資料に書いてある情報を少しだけパラフレーズしてみましょう。

情報を適切な動詞で結びつければ、それだけでまた全体の約2割のライティングが終わります。

他にも「Incidentの数が常にInjuriesの数よりも上回っている」ということを述べてもOKです。着眼するポイントに決まりはないので、「グラフを一言でまとめるならどう伝えるか」と考えて自分なりの答えを書き出してみましょう。

ボディ

ボディは、概要で述べた内容を詳細な数値とともに再度述べていきます。

  • 1) The number of incidents and injuries is nearly three times as high as those for the second highest category, bus services.
  • 2) The number of incidents on light rail trains equalled the figure recorded for buses, but there were significantly fewer injuries.

ボディパラグラフでは、比較表現を用いてカテゴリごとの数値の比率を述べていきます。

一つのカテゴリだけを説明するだけでは不十分なので注意してください。

また、ダイアグラムでは、比較ではなくそれぞれのステップごとの推移や移行表現を用いて表現していきます。

文字数が足りない場合は、ボディは3つになっても問題ありません。それぞれの数値をしっかりと参照しながら、比較表現で書き出していきましょう!

前置詞の使い方に注意

タスク1対策で非常に重要なことが、前置詞の使い方をマスターすることです。

特にタスク1では、表やグラフなどの数値が含まれる設問が半分以上なので、前置詞対策をしておくことはスコアアップに必須になります。

例えば、

  • A. The rate of unemployment rose to 10%.
  • 「失業率が10%に上昇した」
  • B. The rate of unemployment rose by 10%.
  • 「失業率が10%上昇した」

上記のAとBの違いなどは頻出なので必ず覚えておくようにしましょう。

前置詞は日本語の感覚で覚えるよりも、どのような場面で使われるかを身体で覚えた方が再現性が高いです。

そのため、可能であれば定期的にネイティブの先生に添削をもらうなどして、自分の表現と英語感覚をブラッシュアップしてみてください。

タスク2の書き方

タスク2の基本的な書き方は、以下の段落構成になります:

IELTSライティングタスク2の段落構成

Thesis Statementとは、ライティングで最も重要な部分で書き手が最も伝えたいメッセージを表します。

タスク2は、このThesis Statementを軸に展開され、ボディを通してメッセージに一つずつ説得力を持たせていきます。

そして、最後のまとめとして冒頭で述べたThesis Statementをパラフレーズし、再度結論を述べることで書き手のメッセージを明確に表します。

問題例

実際に出題される「Agree/Disagree問題」のサンプルを見てみましょう:

  • Rich countries often give money to poorer countries, but it does not solve poverty. Therefore, developed countries should give other types of help to the poor countries rather than financial aid.
  • To what extent do you agree or disagree?
  • 「豊かな国は貧しい国に向けて資金援助をしているが、それでは貧困は解決しない。そのため、先進国は資金援助ではなく他の援助を行うべきである。どの程度この考えに賛成か、反対か?」

上記は、ある意見に対して「どの程度、賛成か反対か」ということを問う設問です。

この他にもタスク2では、

  1. Agree/Disagree
  2. Discuss Both Views
  3. Advantage/Disadvantage
  4. Problem and Solution
  5. Opinion

の、5種類の設問が出題されます。

いずれの問題も、日本語で回答することすら難しい問題なので、英語力だけでなく日頃から背景知識に関するインプットをしているか、ということも高スコアを取る上で非常に重要なポイントになります。

「書く内容がうまく言語化できない」のか、それとも「言語化できていることを英語に変換できないのか」、ライティングができない原因を混合しないように気をつけましょう!

回答例

先程の例をもとに、どのように回答していくのかを確認してきましょう。段落は「導入 > ボディ1 > ボディ2 > 結論」の順番にまとめていきます。

導入

導入パラグラフでは、タスク1と同様に設問のパラフレーズをまず初めに行います。

  • (1)Although (2)developed countries have paid (3)financial aid to (4)undeveloped ones for decades, many poor countries are still (5)suffering from an economic crisis

パラフレーズした部分をまとめると、

  1. but → although
  2. rich countries → developed countries
  3. give money → financial aid
  4. poor countries → undeveloped one
  5. does not solve poverty → suffering from an economic crisis

以上、5点になります。

設問をパラフレーズすることで、何についてのエッセイなのかが読み手にとって明確になりました。

続けて、Thesis Statementを書いていきます:

  • I mostly agree with this statement and will show the reasons and the solutions to overcome it.

ここで注意することは、設問では “To what extent(どの程度)” と意見の程度について聞かれていることです。

そのため、

  1. completely(100%)
  2. mostly(80%)
  3. partly(50%)

といった、程度を示す副詞と一緒にThesis Statementを述べるようにしましょう。

ボディ

ボディパラグラフでは、Thesis Statementで述べた内容に関して、読み手が思わず納得してしまうような主張を述べていきます。

  • Although some developed countries are proving a cash flow to the countries in need, this approach does not take off the burden on many poorer countries because this financial aid does not reach to the people of underdeveloped countries. The most essential reason for this issue could be the corruption of politicians who use the aid from the developed countries for their own needs rather than using it for the sake of their citizens. For example, …
  • 「先進国の中には援助を必要としている国に資金を提供している国もあるが、この方法では貧しい国の負担を軽減することはできない。なぜなら、この資金援助はの貧しい国の人々に直接届かないからだ。この問題の最も本質的な理由は、先進国からの援助を国民のためではなく、自分たちのために使う政治家の汚職だと考えられる。例えば…」

ボディで述べる内容は、具体的なデータや過去の事例、または自身の過去の経験などを述べることで、説得力を強化することができます。

例えば今回の場合「◯◯年に〜の国会議員が支援金を賄賂(わいろ)として受け取っていたというニュースが報道された」のように、自分が述べている主張を裏付けるストーリーを持ってくることを意識しましょう。

高スコアを目指す場合は、個人のストーリーよりも客観性の高いデータなどを参照した方がより説得力の高い文章を書くことができます!

結論

結論パラグラフでは、導入で述べた内容を異なる表現に置き換えます。

この時に、各ボディで述べた内容について、少しだけ言及しておくと文章に緩急がつきオススメです:

  • In conclusion, I believe financial aid is often misused by recipient countries due to corruption and financial mismanagement. Therefore, rich countries should invest money directly in poor ones by modernizing the infrastructure and establishing joint venture companies.

導入部分で強いThesis Statementを述べることができていれば、結論パラグラフも自然と出来上がります。

そのため、タスク2でもパラフレーズを活用することによって、実際に書くべき文字数は160 – 190字程度になります。

意見の組み立て方を習得すれば、基本的にどのような問題でもライティングすることができるようになります。シンプルに何が課題かを分析すると、スコアアップが現実味を帯びてきますね!

あえて反論を書いてみる

意見の組み立て方を学ぶのにオススメなのが、あえて「自分が考えている内容と反対のことを肯定してみる」という手法です。

例えば今回の場合「資金援助だけが一番良い解決方法なんだ!」という主張に、どのような情報が加われば説得力があるのかをあえて考えてみます。

  • ・人的なリソースを投下したら自国民を危険に晒す可能性があるな…
  • ・物的資源は供給中に破損や腐敗の可能性があるよな…
  • ・そもそも物的資源を送ったところで使わないものはゴミになっちゃうよな…

など、さまざまな観点から物事を考えてみましょう。

元々反対の意見を持っていた自分が納得できるレベルまで主張を掘り下げることができると、どのような情報が加われば良いのかが次第に分かるようになってきます。

例えば日本でも「東北大地震で古着を大量に送ったが使われなかった」など、物的資源を送るデメリットをサポートする事例があったりします。このように、身近な例と紐づけてみてもよいトレーニングになります!

まとめ

ライティングは実際に使って身体で覚えよう

今回の記事のポイントをまとめておきます:

  1. まずは採点基準を正しく理解する
  2. 設問をしっかりと読み解く
  3. パラフレーズを活用する
  4. 同じ表現を繰り返さない
  5. タスク2は母語の影響を強く受ける

以上、長くなりましたがIELTSライティング対策に必要になる知識をまとめさせていただきました。

ライティングのような「アウトプット・スキル」は、頭で覚えただけでは使えるようになりません。

覚えた内容を実際に使ってみて、たくさん失敗して、徐々に正しい使い方を覚えていくものです。

なので、これからIELTSの対策を行う場合は、面倒くさい気持ちをグッと抑えてとにかくライティングをして、その内容を振り返るようにしましょう。

また、ライティングは英語力だけが問題ではないので「ライティングできない=英語できない」と結論を導き出さないように注意しましょう。

「正しく課題を理解すること」がスコアアップにおいて非常に重要です。できないことを修正してけば、必ず目標スコアが取れるので頑張ってください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

わからないことや、実際に勉強してみて行き詰まってしまうこともあると思います。

そんな時は私でよければ相談に乗るので、ご連絡いただけますと幸いです。

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