こんにちは!
今回は、IELTSライティング「タスク1」の評価基準で何が求められているかを説明していきます。
「ライティングのテストなんて、とりあえず文法を間違えないで、長い文章を書けばいいんでしょ!?」
確かに「正しい文章を書くこと」も「長い文章を書くこと」もどちらも重要です。
しかし、IELTSのライティングはそれ以上に大切な観点があります。それが「Task Achievement(TA)」という観点です。
このTAを正しく理解せずに、いくらライティングを続けてもスコアは一向に伸びません。それは断言できます。
これからライティング対策を始めたり、現在スコアに伸び悩んでいる人たちの参考になれば幸いです。
なお、今回の動画は以下の記事を参考に作成しています。補強教材として活用してください:
IELTSライティング「タスク1」の評価基準
IELTSライティング「タスク1」は、以下の4つの観点で構成されています:
- Task Achievement(TA)
- Coherence&Cohesion(CC)
- Lexical Resource(LR)
- Grammatical Range and Accuracy(GRA)
上記の中で「文法・語法」に関する観点は「3. LR」と「4. GRA」の二点です
つまり、どれだけ正しい文章を書けたとしても、観点のうち半分しかカバーできないと言うことが分かります。
「1. TA」は「設問に対してどれだけ適切に回答することができたか」という観点です。
タスク1の設問では、視覚資料の説明の後に以下のような指示が述べられています:
- Summarise the information by selecting and reporting the main features, and make comparisons where relevant.
- 「主な特徴を選択し、かつ関連のある情報を比較して視覚資料を要約しなさい」
「この指示文に沿ってライティングができているか」が、スコアアップのポイントです。つまり、2つ以上の情報を比較して資料を説明することができているかということがタスク1では求められています。
ライティングをすることに一生懸命になると、この「比較」をどうしても忘れがちです。
「比較」を忘れてしまうと、どれだけ丁寧に文章が書けてもスコアは全く伸びないので注意してください。
最後に「2. CC」ですが、これは段落構成を表します。
段落ごとに適切な情報がまとめられているか、ということが評価されるので、テンプレート等を駆使して覚えていくのが良いでしょう。
情報をまとめると、
1. TA | ・設問に対して適切に回答できているか ・情報の比較ができているか |
2. CC | ・段落構成が適切か ・各段落の要点は明確か ・ディスコースマーカーを適切に使用できているか |
3. LR | ・語彙を正しく使用することができているか ・同じ語彙を繰り返ししようせず、異なる語彙を使用することができているか |
4. GRA | ・文法を間違えずライティングすることができているか ・同じ構文を繰り返し使用せず、異なる構文を使用することができているか |
以上の観点を意識してライティングを行うことで、復習の精度もグッと高まると思います。
詳細はIELTSが公表している評価表(ルーブリック)があるので、そちらを参照にしてください:
「ディスコースマーカー」に関して、以下の記事に詳細にまとめてあるので参考にしてください:
最後までこの記事を読んでくださり、ありがとうございます。
IELTS対策に関して、何かお悩み等あればいつでもご連絡ください!