こんにちは!
今回の記事では「IELTSのリーディングセクションでスコアアップするコツ」を紹介します。
「リーディングのスコアに伸び悩んでいる方」や「リーディングに時間がかかりすぎる方」の参考になれば幸いです。
ただリーディングはスコアをアップに時間がかかります! あくまで参考程度に読んでください!
目次:
IELTSリーディングでスコアアップするコツ
早速結論ですがIELTSのリーディングで、スコアアップに必要なコツをは以下の4点です:
- コツ1:精読を習得する
- コツ2:語彙を1万語覚える
- コツ3:速読を習得する
- コツ4:リーディングのテクニックを習得する
「先に問題を読む」や「とにかく空欄を埋める」というコツやテクニックをよく聞きますが、実際効果は全くありません。
なぜなら文章を正しく読み解けない状態で、コツやテクニックを実践しても結局は勘で問題を解いているのと同じことだからです。
バンドスコア「6.5以下」の場合、「精読ができない」「語彙を知らない」ことがスコアが伸び悩む基本的な原因になっています。
厳しいかもしれませんが、基礎が抜けている状態でテクニックを学んでも本番で使いこなすことができないのです!
それではコツを詳しく解説していきます。
コツ1:精読を習得する
リーディングでスコアアップするためには「精読」が一番重要です。なぜなら一文一文を正確に読み取れる作業ができて、精度の高い速読ができるようになるからです。
精読するためには以下の2点が重要です:
- ポイント1:英文法を網羅的に理解している
- ポイント2:時間をかければ構文を理解できる
詳しく説明しますね。
ポイント1:英文法を網羅的に理解している
リーディングを細かく分解すると、最終的には「文法」と「語彙」の2点があれば理解できます。文法は「中学・高校の範囲全て」は最低限理解できていることが望ましいです。
数字として目安になるのは「センター試験の英語で180点以上」を平均的に取得できる状態です。
もし基礎に抜けがあるという場合は、参考書複数冊を短期集中で消化していくといいでしょう。また以下の記事も参考になると思います:
テストではないのでザッと目を通しながら、何度も問題を解いて身体で文法を覚えていきましょう!
ポイント2:時間をかければ構文を理解できる
構文とはいわゆる「SVOC」のことです。基本的に文章には軸となる語句の周りに、修飾語が散りばめられています。その「軸となる語句を読み取る力」が構文理解の能力です。
どんなに長い文章でも、書き手が伝えたいメッセージはシンプルです。構文を理解すると、修飾語に惑わされることなく「シンプル」かつ「正確に」書き手のメッセージを受け取るようになります。
以下の記事では例題を元にしながら、構文の勉強方法を紹介しています。参考程度にご覧になってください:
例えば「辞書を使っても意味が分からない」や「Google翻訳をかけても理解できない」文章は、構文が理解できてない状態であると判断できます!
コツ2:語彙を1万語覚える
IELTSリーディングで出題される文章の語彙範囲は、およそ「2万語」と言われています。 しかし9割以上の文章は、「1万語程度」の語彙力があれば読み解くことができます。
先ほど述べたように、英語の文章は細かく分解すると「文法」と「語彙」の組み合わせで構成されていることが分かります。つまり、語彙を知っていれば知っているだけアドバンテージがあるということです。
参考までにその他の英語試験と語彙力は以下のような関係になっています:
- センター試験180点(英語):6000 – 8000語
- 英検準1級:8000 – 11000語
- TOEIC800点:約8000語
語彙力が増えるとリーディングはもちろん、リスニングも聴き取れる音が増えます。移動中や、寝る10分前だけでもいいので地道に語彙を増やす努力をしましょう。
参考までに、以下に語彙の増やし方について記事を書きました。役に立てば幸いです:
勉強した語彙は、ライティングの勉強で積極的に使ってみましょう!なぜなら「知っているだけの語彙」と「使用できる語彙」は全く質が異なるからです!
コツ3:速読を習得する
IELTSは60分間で、約800語の英語長文を「3題」解く必要があります。1文章にかけられる時間は「20分」なので時間との勝負です。
問題を解くたびに時間が足りず、必然的に「速読」の必要性を体感することも多いでしょう。しかし「いくら勉強しても速く読めるようにならない…」という課題を抱える方も多いようです。
あくまで参考程度ですが速読をするためには以下のようなポイントがあります:
- ポイント1:背景知識の習得
- ポイント2:英語の「多読」「多聴」
- ポイント3:文章の要約
つまり「文章に関する背景知識があり、要点のみを理解できる状態」になることが理想です。そのためには語彙習得と同じように、できるだけ英語に触れて意識的に要点を汲み取るトレーニングを地道に続ける必要があります。
また以下の記事でも速読の練習方法を説明しています。参考までにご覧になってください:
「速読」はあくまで「精読」ができた後に行いましょう。「精読」ができない状態で「速読」しようとすると、感覚的にリーディングする癖がついてしまいます!
コツ4:リーディングのテクニックを習得する
最後にテストの特色に合わせたテクニックを理解しましょう。例えばIELTSは以下のようなテクニックを活用することができます:
- テクニック1:トピック・センテンスの読み取り方
- テクニック2:キーワードの探し方
- テクニック3:パラグラフ・リーディング
トピック・センテンスを軸にパラグラフの全体像を理解して、設問からキーワードをピックアップしていきます。
各パラグラフで著者が伝えたいメッセージを把握しておくと、設問を読んだときにどこを参照すれば良いか瞬時に判断できます!
最後に
リーディングは基礎固めを怠らない
最後に今回のポイントをまとめておきましょう:
- コツ1:精読を習得する
- コツ2:語彙を1万語覚える
- コツ3:速読を習得する
- コツ4:リーディングのテクニックを習得する
繰り返しになりますが、リーディングは基礎に抜けがあるとテクニックは全く役に立ちません。精読ができない状態でリーディングを続けても英語が嫌になるだけなので、理解できていない部分を一つ一つ勉強していくことが重要です。
「少しでも多くIELTSの問題を解きたい!」と思うかもしれませんが、基礎に立ち返って勉強した方が結果的により短期で目標スコアを習得できます!
IELTS対策の道のりは長いですが、できない部分を着実に消化していけば最後には絶対目標を達成できます。頑張ってくださいね!
最後までよんでくれてありがとうございました!IELTS対策などで悩んでいることがあれば、以下のリンクよりお気軽に連絡してください。