こんにちは、SOLO IELTS TOEFLのルークです。
今日はIELTS (アイエルツ)という英語テストの概要とスコアについて説明します。
IELTSは日本ではまだまだ馴染みがないテストです。しかし、世界では最も標準の英語資格です。年間300万人以上が受験しています。
目次:
IELTSの概要とスコア
IELTSはInternational English Language Testing Systemの略です。運営社はロンドンに拠点にしているイギリスの公的機関British Councilです。日本では英検と共同運営を始めました。
テストはリーディング(R) / リスニング(L) / スピーキング(S) / ライティング(W)の4つのセクションからなりたっています。
スコアは各セクション1~9点満点の0.5刻みです。足して4で割った数値があなたの全体のオーバーオール・バンドスコアとなります。
受験資格は16歳以上でテスト結果の有効期限は2年間です。日本では2020年現在16都市でほぼ毎週受験可能です。受験料金は25,380円です。
各セクションの主題形式
下記図が出題形式となります。おおよそ3時間のテストとなります。

試験時間と流れ
試験は以下の流れで進んでいきます。およそ午前9時に開始して午後12時前後に終わることが多いです。
ライティング(60分)
↓
リーディング(60分)
↓
リスニング(40分)
↓
スピーキング (11-14分)
※スピーキングは同日行われる人と、別日に行われる人に分かれます。詳しくはIELTS Official Centerの試験時間と流れをご覧ください。
テストの目的は?
IELTSをテストとして受ける人の目的は以下4つです。
1. 大学、大学院、MBA留学
2. 移住
3. 海外就職
4. 実力試し
日本では1と4の目的の下受験する人が多いように思います。
アメリカ進学はTOEFL?
アメリカだとTOEFLだと勘違いしている人が多いです。アメリカでも半数以上の大学でIELTSで進学可能です。
IELTSは世界10000機関以上で受け入れ、100か国以上で受験可能です。アメリカの特定の大学を除いては、IELTSで対策をうつほうが無難でしょう。
アメリカ英語
日本ではアメリカ英語が標準として学校で教育を受けます。戦争の影響です。
世界ではイギリス英語が標準です。

青がイギリス英語。赤がアメリカ英語の国です。
IELTSの受験者数はTOEFLの5倍ほどです。
目指すべきスコア
当然希望する進学先や移住の条件によって変わります。
自分が必要なスコアを「大学名、international student、English Requirement」でググルと必要な情報がでてきます。
進学は6.5がベンチマーク
学部/院 – 主要英語圏では、通常6.5が目安です。一流大学は7.0以上の場合が多いです。マレーシアの大学などは5.5で進学可能。
MBAも同様に6.5以上、トップスクールは7.0-7.5以上であることが多いです。
海外大学の進学方法・学費・卒業までの総費用【英語圏徹底ガイド】
移住は7.0以上で有利
国によってポイント制度が変わります。オーストラリアもカナダも6.0以上で応募自体は可能です。
移住は年齢、教育、仕事歴、職種、英語の総合点で判断されます。あなたが35歳を超えている場合は現実的には7.0以上が必要です。
オーストラリアに移住希望の方は、このフォーラムが参考になります。
カナダに移住希望の方はこのフォーラムが参考になります。
IELTSは2種類
アカデミックモジュールと呼ばれる試験とジェネラルモジュールと呼ばれる2つの試験に分かれています。
アカデミック – 進学目的
ジェネラル – 移住目的
全受験者のおよそ75%の人がアカデミックを、25%の人がジェネラルモジュールを受けています。
形式の違いは
リーディング読解内容とライティングの問題形式が違います。
リスニングとスピーキングは全く同じです。
アカデミックの方がリーディング/ライティング共に若干難易度が高いです。
IELTSって難しいの?
有名な換算表が以下です。

英検1級はおよそIELTS7.0
完全なるスコア換算というのはできませんが、おおよその点数というのは把握できます。
日本人にとって馴染みがある英語資格は英検かと思います。英検とIELTSはおよそ以下のスコアラインで覚えておくとよいです。
IELTS5.0 = 英検2級
IELTS6.0 = 英検準1級
IELTS7.0 = 英検1級
当然これは完璧なスコア換算ではありません。例えば英検2級でもIELTS4.0だったり、英検1級でもIELTS7.0は取得できない人も多くいます。
テストの難易度は?
平たくいうと難易度は英検1級ぐらいです。各セクションを英検1級と比較すると以下のような感じです。
リーディング: IELTS = 英検1級
リスニング: IELTS < 英検1級
ライティング: IELTS > 英検1級
スピーキング: IELTS = 英検1級
ライティングが最難関
IELTS受験者が最も苦しむのがライティングです。ほとんどの日本人は6.0/6.5/7.0の壁で苦しみます。
ライティング対策の記事はこちらにまとめています。
IELTSライティング対策|最短でスコア7.0のコツと勉強法
最短で伸ばすならSolo
SoloはIELTSのスコアを最短で伸ばします。
自分だけで学習できる自信がない人は是非一度カウンセリングに来てみてね。
弊社のIELTSのプロ講師たちが待ってるよ。