ビジネス英語の勉強方法「現状を理解して適切なアプローチを取る」

ビジネス英語の勉強方法 – 現状を理解して適切なアプローチを取る

こんにちは!

SOLO IELTS TOEFLルークです!

ビジネスシーンにおいて自分の英語が伝わらない、またはネイティブの英語が聴き取れないことで困っている方は少なくないと思います。さらに大変なことに、ある程度のレベルまで英語力が伸びると、それまでの勉強法ではなかなか効果が出ずにそんなヤキモキする状況から抜け出せません。

そこで今回の記事では、ビジネス英語の効率的な勉強法を紹介していきます。

いま現在の職場で英語に関して悩みを抱えている方や、これからビジネスのために英語の勉強を始めるという方の役に立てば幸いです。

この記事でいう「ビジネス英語」とは、ビジネスシーンにおいて円滑にコミュニケーションが取れる状態を指しています。私も海外で企業に勤めいた経験があるので、その経験も参考にしながら説明していきます!

それでは詳しく見ていきましょう。

ビジネス英語の勉強は「課題分析」が鍵になる

そもそもこれからビジネス英語の勉強を始めるとして、一体何から手をつければいいか分からないというケースが多いように感じます。

なぜなら多くの場合、ビジネスシーンで直面する課題感は複数の要因が絡まっていて、一体何が根本的な原因であるかが分かりにくいからです。

重い腰を上げていざ勉強を初めても、全く現場で勉強の成果を活かせないとモチベーションも続かず課題も解決できないままになってしまいます。

そこで重要になるのが、自分は「何ができて」「何ができない」のかを正しく把握して「できていなこと」の原因を論理的に突き詰めていく作業です。具体的には以下の3つのプロセスを経由します。

ビジネス英語の課題解決プロセス

STEP1. 現状の課題を把握する

課題解決において一番重要なことは、現状を正しく俯瞰して把握することです。これが正しくできていないと、本当に解決するべき課題に対して適切なアプローチが取れず、「いくら勉強しても成果が上がらない…」と言った負のサイクルに陥ってしまいます。

そうならないために、以下の3つ軸を意識して現状の問題を整理していきましょう。

  • 感情軸:個人的な感覚や感情を軸に判断しない
  • 想像軸:実際に起こったファクトと起こりそうなイメージを混合しない
  • 時間軸:現状と遠い過去の経験を混合しない

現状の課題を把握するための3つの軸

正しく課題を把握するためには、主観はできる限り排除することが望ましいです。主観で「できる」と思い込んでいると、本質的な課題であっても解決の必要性が理解できず本質的な問題は解決できません。

その逆に「できない」と思い込んでしまうと、自分の中の理想と主観が抱く現実のギャップの差によって、学習のモチベーション低下や英語に対する自信喪失などネガティブな影響がでやすくなります。

また主観を排除するために、実際に起こった事実からのみ課題をピックアップすると良いでしょう。想像力をここで働かせてしまうと、課題の範囲が広がりすぎて、現状で直面している本質的課題が見えにくくなる恐れがあります。

最後に、課題の分析は直近の経験から洗い出しましょう。ファクトとイメージと混合しないようにすることと同じで、トラウマなど過去の経験を元に課題を見つけようとすると、本質的な課題を見失ってしまう恐れがあるからです。

上記の3つの軸を意識した上で、自分が「できていないこと」は何なのかを整理していきます。

「自分はできている」という思い込みは、成長を妨げる大きな要因になります。一方で「自分はできていない」という思い込みも同様に、英語コンプレックスを抱いてしまう恐れがあるので、できる限り客観的に自分を理解することが大切です!

STEP2. 課題を引き起こす原因をクリアにする

課題の洗い出しが終わった後は、その課題がどのような原因で引き起こされているのかという原因を分析していきます。

分析の方法はいくつかありますが、課題に対して限定的な状況でも同様に同じような問題が起きるかを自問することが効果的です。

例えば「同僚の話す英語を聴き取ることができない」という課題があった場合に、「仮に話すスピードがゆっくりであれば理解できるのか?」という質問をしてみます。

理解できる場合は、同僚の話す英語の速度に音声知覚が追いついていないことが大きな原因であることが考えられ、理解できない場合はそれ以外が原因であると考えらえます。

このように「理解できる」状況をあえて限定することで、自分自身が本質的に何ができていないのかを浮き彫りにすることができ、より適切な解決策を考えることができるようになります。

自分の英語力を客観的に分析するプロセス

直面した課題ごとに上記のような分析を繰り返していくと、本質的な原因を絞り込むことができます。

上記の作業を一人で行うとかなり負荷がかかるので、1人でやるよりも友人や先生など複数人で取り組むと良いと思います。最初はなかなか進みませんが、根気強く考え抜くことが大切です!

STEP3. 本質的な原因解決に集中する

各課題の本質的な原因がわかってきたら、その原因に優先順位をつけていきます。この時全ての原因を一度に解決しようとせずに、1つの原因を解決することに全集中することがポイントです。

解決するべき原因は、その他の原因に最も影響がある要素(ボトルネック)です。言語においては最も基礎スキルに近い要素がそれにあたります。

基礎から応用までの英語学習におけるボトルネック例

言語学習において難しいことは、必ずしも言語能力の有無が成果に影響を与えていない可能性があることです。上記の図の「言語以外の要素」がそれに当たります。

英語学習を提供しているサービスの多くが、前提として「母語で十分なメタ認知力やコミュニケーション力がある」という考えのもと学習内容を決定しています。もしくは、母語を完全に切り離していると言ってもいいかもしれません。

英語力はコミュニケーション力や情報処理能力など、さまざまなスキルが複雑に絡んで成果として現れます。必ずしも英語力だけに問題があるとは限らない、ということを頭の片隅に置いておくと良いと思います!

ビジネス英語の勉強法 例

リスニング力を伸ばす勉強法

リスニング力を伸ばす場合、最も根本的なスキルである「発音の再現性(発音矯正)」と「語彙・表現のインプット」の学習は必須になります。

その上で、聴き取りたい音源をベースに以下のステップで学習の負荷を高めていきます。

英語リスニング力を伸ばす勉強法

ディクテーション

ディクテーションとは、聴き取れた音声を書きとる学習法です。

慣れないうちは音声のトランスクリプトの数語を空欄にして、徐々に空欄を広げていき最終的には1センテンス全てを書き取ります。書き取れるまで何度も繰り返し音声を聴くことが大切になります。

音声の限定的な部分にのみ集中的にリスニングすることによって、音声変化によって起こる音の微妙な変化や、文意を推測しながらリスニングする力を伸ばすことができます。

音読(フレーズ)

ディクテーションに慣れてきたら、実際に英語をアウトプットすることに慣れていきます。この時、最初からフルセンテンスを音読しようとせず、慣用句やよく使われる表現などを中心に学習すると良いでしょう。

音がフレーズとして組み合うことで変わる発音や、リズム、ストレス(音の強弱)などを意識します。

参考音源と同じように発音できているか、自分の英語を録音しながら毎回振り返りを行いましょう。

音読(センテンス)

フレーズ単位でうまく発音できるようになったら、センテンス、パラグラフと大きなまとまりごとに英語を音読していきます。

フレーズでの音読と同様に、英語の音声特徴を意識しながら録音をして改善を繰り返しましょう。

オーバーラッピング

オーバーラッピングとは、トランスクリプトをみながら音声に合わせて発音する学習方法です。文章を目で追いながら発音するので音源の音声特徴によりフォーカスすることができます。

これまでの音読とは違い、参考音源と同じ速度でリズムやイントネーションを崩すことなく英語を発音していきます。最初は音声の再生速度を落とすなどして、徐々に音声のスピードに合わせていくと良いでしょう。

シャドーイング

シャドーイングは、トランスクリプトを見ずに聴き取れた音声と同じ内容を発音する学習方法です。

聴き取れた音声を認識しつつ、すぐにアウトプットする必要があるので瞬間英作の効果もあります。

スピーキング力を伸ばす勉強法

スピーキング力もリスニングと同様に「発音矯正」と「語彙・フレーズのインプット」は最重要です。

さらにそれと同時に、話すトピックに関する背景知識や自分自身のアイデアを母語で準備しておくことと、相手に伝わりやすい構成でアウトプットするための論的思考力も必要になります。

その上で、以下の学習法を状況に合わせて取り入れていきます。

英語スピーキング力を伸ばす勉強法

定型文の発声練習

まずは、定型文を覚えて使えるようにすることから始めます。定型文は映画や学習教材などで出てくるフレーズや表現をピックアップし、その表現を自然に使えるように実際に声に出して練習しましょう。

リスニングの音読学習と同じで、自分の英語は必ず録音して常に聴き取りやすい英語かどうかを分析することが大切です。

瞬間英作

瞬間英作とは、日本語を読んでその内容をすぐに英語に翻訳する学習法です。

書籍を参考にしながら学習するか、日頃から見たり聞いたりする文章を頭の中で英語に変換してみても効果があります。頭の中で考えがまとまってきたら、実際に声に出してアウトプットの経験値をためていきます。

セルフディスカッション

セルフディスカッションとは、自分一人でテーマを決めてその内容に関してディスカッションを繰り返す学習法です。頭の中で一人二役の問答を繰り返していきます。

プレゼンテーション

プレゼンテーションは、あるテーマに関して自分のポジションを明確に示しながらロジカルに主張を展開していきます。

ディスカッション

最後は実際のコミュニケーションと同様に、英語で他者とコミュニケーションを取っていきます。予測不可能な状況で、回答の瞬発力を高めていきます。

筆者の考察

現状を理解して適切なアプローチを取る

今回の記事のポイントを以下にまとめておきます。

  1. ビジネス英語を伸ばす秘訣は正しい課題分析にある
  2. 最も基礎的な要素が伸び悩みのボトルネック
  3. ボトルネックに集中して一気に解決する

「ビジネスで使える英語力を伸ばしたい」そう考えている方の多くは、すでにかなりの労力と時間を英語学習に注いできたと思います。

「いくら勉強しても理想に辿り着けるどころか、むしろ理想が遠くなってきている」と感じている方もいるかもしれません。そんな時は、一度今やっている勉強を見直したり、自分自身が本当に直面している課題は何なのか、ということをあえて時間を取って考えてみると良いかもしれません。

またもう一つ重要な観点として、コミュニケーションに「完璧」というものは存在しないと考えるのも良いかもしれません。

これまで関わってきた方たちを考えると、「完璧さ」を追求している方ほど英語に関して悩みを抱える傾向が強いと感じます。

言語が違うということは概念が違うということなので、必ずしも100%同じ意味に置き換えることができない表現があります。そう言ったところで、少し自分自身に寛容になってみるのも大切なのかもしれません。

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