PTEスコアの特徴と換算表 – IELTS・OET・TOEFLとのスコア比較

こんにちは!

SOLO IELTS TOEFLルークです!

今回の記事では、PTEスコアを他の英語テストに換算した時のスコア表を共有していきます。

それに加えて、各テストの特色やどんな人がどのテストと相性良いのかについても個人的な経験からまとめていきたいと思います。

今回参考にしているデータはIELTSが公表しているものを軸に、これまでの受講生データや指導経験から補正を加えたものになります。

たくさんの記事で「PTEは簡単!」という旨の内容が書かれていますが、実際のところは相性によるものが大きいです。きちんとPTEの特徴を理解して対策プランを練っていきましょう!

あくまで参考程度にしていただけると幸いです。

それでは詳しく見ていきましょう。

PTE・IELTS・TOEFL・OETの換算表

まず早速ですが、以下にPTEとその他英語テスト(IELTS・TOEFL・OET)の換算表をまとめました:

PTE IELTS BandTOEFL iBTOET Grade
86-909.0118-120A
83-858.5115-117A
79-828.0110-114A
73-787.5102-109B
65-727.094-101B
58-646.579-93C+
50-576.060-78C
42-495.546-59C
36-415.035-45C
29-354.532-34D

海外の有名大学に進学する場合のPTEのスコア目標は「65点以上」が目安です。

これは、海外就労をする場合も同様で、正看護師として登録するために必要な最低限のスコアにもなります。

一般的な大学や移住の場合は「50点以上」が目安になると考えてください。(現時点では)

近年、大学が求める英語要件のレベルは上昇している傾向があるので、将来住みたい国・いきたい大学がある場合は、必ずそこの一次情報を得て確認をするようにしてください。

TOEICと換算すると50点は「900点」前後。65点以上の場合、満点でも難しい印象です!英検だと50点以上は「準1級」。65点以上は「1級」以上というのが個人的な感覚です!

PTEと他の英語テストとの特徴比較

次に上記で挙げたそれぞれのテストにおける特徴を比較してみてみましょう:

項目PTE IELTSTOEFL OET 
実施回数約12回約40回約70回約20回
受験料225USD25,380円245USD587AUD
会場東京・大阪全国全国東京・大阪
試験時間約120分約2時間45分約116分約3時間
結果通知5日後13日後6日後15日後
リーディング難しい難しい普通普通
リスニング難しい普通普通難しい
ライティング難しい難しい普通易しい
スピーキング普通難しい普通易しい

上記をみてみると、PTEは比較的TOEFLに近い形態であることが分かります。(同じ会社が運営しています)

インターネット上には「360日受験可能」という情報がありますが、2025年1月に調べると東京で月1回・大阪で月2回程度の開催頻度だと確認できています。

一見するとPTEは非常に難しいテストな印象を受けますが、そのスコアリングにその他テストと大きな違いがあります。

それは、部分点を採用しているという点です。部分点とは問題の一部が合っていれば、それに応じてスコアが上昇するシステムです。

そのシステムのおかげで、人によってはPTEの方がスコアが出やすくなる傾向もあるようです。

部分点が採用されているので「丁寧にしっかり問題を解く」というスタイルよりも、「とりあえずざっと解く」というスタイルの方がスコアが高くなる傾向があります!

PTEリーディングの特徴

リーディングの大きな特徴は、その問題種類の多さにあります。

  1. 空欄補充(長文)
  2. 選択問題(複数回答)
  3. センテンスの並び替え問題
  4. 空欄補充(短文)
  5. 選択問題

TOEFLやOETのように毎回の問題傾向が同じでないので、より柔軟で複合的なリーディング力が求められます。

試験時間はおよそ30分なので、短い時間に大量の英語を素早く解釈する必要があることが大きな特徴です。

より詳しい内容は以下の記事を参考にしてください:

PTEリスニングの特徴

リスニングも、リーディングと同様に問題の種類が非常に多いです。

  1. 要約(書き起こし)
  2. 選択問題(複数回答)
  3. 空欄補充
  4. 要約(選択問題)
  5. 選択問題
  6. センテンス完成
  7. 間違いの指摘(選択問題)
  8. ディクテーション

PTEのリスニングは単独のスキルではなく、リーディング・ライティングと複合した問題が出題されます。

そのため、基礎的な英語力がないと安定したスコアリングがかなり難しくなるでしょう。

より詳しい内容は以下の記事を参考にしてください:

PTEライティングの特徴

ライティングセクションは、その他と比べると問題数が少なめ。

  1. 要約
  2. エッセイ

いずれもAIによる自動採点が主になるので、テンプレートを活用することで対策が比較的用意になります。

ただ、試験時間が短く、エッセイの場合20分で200字以上は書かないとスコアがゼロになるので注意が必要です。

より詳しい内容は以下の記事を参考にしてください:

PTEスピーキングの特徴

最後にスピーキングですが、これも問題の種類が多いです。

  1. 音読
  2. センテンスの復唱
  3. 視覚資料の説明
  4. 要約
  5. 短文回答

ライティングと同様にテンプレートを活用することで、その難易度は比較的下がる傾向があります。

細かい発音のミスはそこまで影響せず、全体としてリズミカルに英語を再現することができればスコアが高くなる傾向が強くなります。

より詳しい内容は以下の記事を参考にしてください:

PTEがオススメの人

上記の特徴を踏まえると、以下のようなケースはPTEとの相性が良いと思います:

  1. 英語の発音に自信がある
  2. タイピングが速い
  3. 細かいことはあまり気にしない

まず第一に「英語の発音の良し悪し」は重要なファクターの一つです。

細かい発音の再現よりも、センテンス全体として流れるように英語を再現できることが高スコア取得において必須になります。

次に「タイピングの速さ」。各セクションで書き起こしの問題が出るので、正確で速いタイピングができるか否かでスコアの安定度が変わってきます。

そして最後に「間違っていても解き進める寛容さ」が大切。

部分点が採用されているPTEでは、一つの問題を時間をかけてじっくり解くよりも、多くの問題を解き進めた方が効果的です。

上記はあくまで基礎的な英語力があることが前提です。基礎力が足りていない場合は、いくら問題を解いてもスコアが安定することはないので注意しましょう。

よく「問題を解きまくれば受かる!」という無責任なアドバイスがありますが、正しく振り返りができない状況ではいくら量をこなしても水の泡になってしまいます!

まとめ

今回の記事の内容を以下にまとめると、

  1. PTEの各セクションは難しいが総合的なスコアは高めに出る傾向がある
  2. 発音の「流暢さ」と「タイピングの速さ」の2つは重要
  3. 採点システム(部分点)を意識した問題の解き方をマスターする

上記の3点となります。

一概に英語力といっても、人によっては細かい読解が得意なケースや、ざっくりと感覚的に内容を把握するのが得意な場合もあります。

そのため、最終的には自分の言語能力に合致したテスト形態を選ぶことが目標スコア達成において重要な判断になってくると思います。

これは英語力云々の話ではなく、情報を認識・処理する癖のようなものが影響を受けるので、いくらやってもスコアが伸びない場合は違うテストを試した方が良いと思います!

PTEに関する概要や傾向は以下の記事でまとめていますので、ご確認ください:

記事を最後までよんでいただき、ありがとうございました。

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