こんにちは!
今回の記事では「ブリストル大学の概要と留学方法」を紹介します。
「ブリストル大学の情報が気になる人」や「留学方法を詳しく知りたい方」などの役に立てば幸いです。
ブリストル大学は教育学と英文学で有名な大学です。留学生は、在学中に英語サポートを受けることができるので、英語での学業生活に不安な人には特にオススメです!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:
ブリストル大学 概要まとめ
基本情報
まずは、ブリストル大学の基本的な情報を見てみましょう:
都市 | ブリストル |
生徒数 | 22,981人 |
男女比率 | 45:55 |
留学生比率 | 28% |
コース期間 | 3年 |
合格率 | 約59% |
出願資格(英語) | TOEFL 85点- / IELTS6.5- |
世界ランキング | 62位 |
国内ランキング | 10位 |
雇用主の評価(卒業後) | 84.3/100 |
ブリストル大学は「奨学金や研究、創造的な卒業生の育成、そして文化的、社会的、経済的、環境的な活動を通じて社会に貢献する世界的な機関となる」というミッションを掲げ運営されています。
1876年設立の伝統校であり、世界ランキングでも高い評価を受けています。人気校であるにも関わらず、直接進学における合格率は高く、比較的入学しやすい学校として知られています。
現在、2万人以上の学生が在籍しており、女子生徒が多い大学です。留学生の数は全体のおよそ28%と、イギリスの大学の中では低めの数値となっています。
ブリストル大学では、95%以上の新入生が卒業しています。この数値はイギリスでは最高値であり、大学がきちんと学生のケアをしていることが伺えます!
学費と奨学金
ブリストル大学の2021年度の学費と奨学金を確認してみましょう :
学費(年) | £20,100-24,700 |
卒業までの概算総費用 | £105,300-119,100 |
奨学金(年) | £3,000 – £10,000 |
- 参照元 : Tuition Fee
年間の学費は、2021年6月現在のレートで年間315-380万円強です。生活費込みの卒業までの費用は、およそ1,630-1,850万円です。
奨学金に関してですが、ブリストル大学では日本人の学生も申請できる奨学金が3つ用意されていますので、ウェブページからご確認ください。
大学側からの奨学金制度はありますが、付与されるのは数名です。金銭的に不利な学生は日本にいる間に学費の目途を立てておく必要があります!
世界ランキングの推移
ブリストル大学の世界ランキングの推移を確認してみましょう :
2017 | 44位 |
2018 | 51位 |
2020 | 49位 |
2021 | 58位 |
2022 | 62位 |
世界大学ランキングは、論文引用・研究・授業・将来の展望・卒業後の収入から算出されています。
直近の世界ランキングはいずれも44-62位、英国内では10位を保持しています。
学部紹介
続けて、ブリストル大学が設置している学科を確認してみましょう :
- 人類学と考古学
- 映画とテレビ
- 音楽
- 哲学
- 演劇
- 古代学
- 英文学
- 歴史
- 宗教と神学
- 現代語
- 電子工学
- コンピュータサイエンス
- 航空工学
- 土木工学
- 機械工学
- 歯学
- 医学
- 獣医学
- 解剖学
- 生命科学
- 化学
- 地球科学
- 物理学
- 数学
- 会計と金融
- 経済
- 教育
- マネジメント
- 社会政策
- 社会学/政治と国際研究
- 法学
学部課程は、「人文学、工学、健康科学、生命科学、科学、社会科学」の6つに分かれています。各学部の中に、上記の学科が提供されています。
世界ランキングで評価の高い学科は「獣医科学、地球科学、地球物理、社会政策、哲学、解剖学、教育、英文学、古代史」です。
大学のロケーション
次に、ブリストル大学が位置するロケーションをみてみましょう:
ブリストル大学のキャンパスは、イングランド南西部最大の都市、ブリストルに位置しています。
ブリストルの人口は50万人ほどで、ロンドンからは列車で約1時間半、ウェールズの首都カーディフからも1時間ほどで、各都市にアクセスが良い所に位置しています。
留学中の滞在先は、学生寮とアパートから選択できます。ブリストル大学では、入寮申込期日までに申込書を提出した留学生を含めた新入生全員に、学内の学生寮への入居が保証されています。
ブリストルは、2017年にイギリスで最も住みやすい街に選出されています。学業だけでなく、生活のしやすさという点でも留学先として最適かと思います!
ブリストル大学の留学方法
進学要件
ブリストル大学の進学要件は、以下になります:
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 6.5-7.5 | 6.5-7.5 |
TOEFL | 85点-103 | 85点-103 |
GPA (出願最低値) | 非公式 | 3.2以上 |
規程テスト | A Levels: Minimum of three A-levels IB : 32-40 | N/A |
ブリストル大学に入学のためには「英語の資格・GPA(成績)・規程テスト」の3点の準備が必要になります。
学部のGPAに関しては、情報がウェブサイトにありませんでした。しかし、修士課程に必要なGPAが3.2以上であること、下記のファンデーションコースの条件を考慮すると、4.0(5段階)以上が妥当だと考えられます。
学科により求められるIELTS(TOEFL)のスコアが変わるため、ウェブサイトより確認が必要です。ほとんどの学科では、IELTS6.5または7.0にて進学が可能です。
ファウンデーションコース
ブリストル大学には、海外からの志願者のためにファウンデーションコースが用意されています。
ファウンデーションコースとは、大学に進学する前の準備コースに当たります。上記の直接進学の条件が満たせない方や、入学後授業についているか不安な方が利用します。
ブリストル大学のファウンデーションコースは、希望の学部によってコースが分かれしています。
他のイギリスの大学では、ファンデーションコース経由だと進学できる学部が制限されていることが多いです。しかし、ブリストル大学では医学部を除いて自由に学科を選ぶことが可能です。
進学条件
ファウンデーションコースの進学要件は、以下になります:
資格 | IFP |
IELTS(UKVI) | IELTS 5.5-7.0 |
GPA (出願最低値) | 5段階4.0以上 |
ファウンデーションコース入学のためには「英語の資格・GPA(成績)」の2点の準備が必要になります。
直接入学するのに比べて、要求されるIELTSのスコアが下がります。学科によって、IELTS5.5もしくは6.0が必要ですが、歯学部志望の人だけは7.0が必要となります。
進学準備の流れ
参考までに、学部に直接進学する流れを共有しておきます。
- IELTS(TOEFL)のスコアメイク
- A Levels受験
- 推薦書(1通)
- 志望動機書
あくまで上記はオススメの順番ですので、先にA Levelsの対策をしても問題はありません。
どちらにせよ、大学受験以上のより高度な英語力を身につける必要があります。英語のスコアメイクができたら、推薦書と志望動機書を同時に準備して出願します。
出願時期
ブリストル大学は、以下のように2期制です。
- 1期:9月下旬-1月中旬
- 2期:2月上旬-5月中旬
出願は、ブリストル大学のウェブサイトではなく、UCASという外部機関から行います。UCASは、英国の大学の申請プロセスを運営しています。
ブリストル大学への出願は、9月から1月15日にかけて可能です。例えば、2022年9月入学の場合は、2021年の9月から出願が可能です。
その際、大学の学科によっては高校3年時の2学期と3学期の成績は、後ほど提出するようになります。合格後に成績が下がってしまうと、取り消しになることもあるので気をつけましょう。
学部進学を目指している人は、どんなにおそくとも高校3年の秋頃までにはIELTS(TOEFL)とA Levels(SAT)のスコアが揃っている必要があります。
以下に、一般的な受験スケジュールのサンプルを添付していますので参考にしてください。
可能であれば、進学のための必要最低限の英語の資格は高校2年の間に取得してしまうことが理想です。3年生では入学後のエッセイの書き方、奨学金の申請、志望動機書などに時間を使うと良いかと思います!
まとめ
卒業までサポートが充実した名門大学
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 世界大学ランキング62位
- 年間の学費は315-380万円
- IELTS6.5 or TOEFL85点から留学可能
ブリストル大学では入学後に、留学生に個別のカウンセラーがついて、「語学、学習進捗、ヘルスケア」などをフォローアップしてくれるサポートが手厚い大学です。
興味がある場合は、キャンパスツアーをみてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
ブリストル大学のここがオススメ
私が思うブリストル大学のおすすめのポイントは以下です。
- 日本人が少ない
- 学習サポート
- ヘルスサポート
まず、ブリストル大学の魅力として日本人が少ないことをあげたいと思います。メリットでもありデメリットでもあると思いますが、日本語から距離を置いて英語環境に浸りたい人にとっては良いかと思います。
実際にブリストル大学に行かれた方にお話をお伺いすると、最初の数ヶ月は一人も日本人は会わなかったとおっしゃっておりました。
次に、「スタディスキルサービス」とよばれる各学生の学習進捗をサポートしてくれる制度があります。担当者と定期的に面談をすることで適切なアドバイスをもらうことができます。
また、ブリストル大学では学生のメンタル面にも配慮しています。「ピアサポート」とよばれる学生同士でサポートをするシステムが構築されています。
仮に心身に問題が発覚した場合は、学校内の医療サポートセンターで治療を受ける事が可能です。
異国の地で新たな生活を始めることは、思っている以上に心と体に負担がかかります。ブリストル大学のように、具体的なサポートが受けられると安心できますね!
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
入学に必要なIELTSやTOEFL対策でお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。