こんにちは!
今回の記事では「英語で学べるハンガリーの大学のランキング・費用・留学方法」を紹介します。
「ハンガリー留学を考えている方」や「東欧に興味がある人」の参考になれば幸いです。
ハンガリー留学は、何といっても政府奨学金が充実していることです。年間5,000人が奨学金を受給していますので、金銭的に不利な学生は考慮してみてはいかがでしょうか!
それでは詳しくみていきましょう。
目次:
ハンガリーの大学 まとめ
ランキング
以下は、主に英語でコース提供をしているハンガリーの大学のランキング、学費、入学要件、学科のまとめです。
テーブル右の各学科をクリックすると、詳細ウェブページに飛びます。興味がある方や、一次情報を確認したい方はご覧下さい:
世界ランキング. 学校名 | 学費(年) | 入学要件 | 学科 |
No401-450. マクダニエルカレッジ | 7,200€ | ・IELTS6.5 ( TOEFL80)で加点 | 美術史&スタジオアート、ビジネス&経済、ポリティカルサイエンス、心理学、コミュニケーション |
No651-700. エトヴェシュロラーンド大学 (ELTE) | 3,600€ – 8,400€ | ・CEFR B1 or B2程度の英語力 (学科により変) | コンピューターサイエンス、機械工学、国際関係学、心理学、社会学、ハンガリー語、英語とアメリカ研究、幼児教育 |
No651-700. ペーチ大学 | 3,600€ – 10,000€ | ・IELTS5.5 (TOEFL72) | セラミックデザイン、建築、音楽パフォーマンス、オーケストラ、電子音楽、ビジネスアドミニストレーション&マネジメント、コンピューターサイエンス、土木工学、電子工学、助産、看護、栄養学、理学療法、ソーシャルワーク、リベラルアーツ、ロマ研究、スラヴ学、考古学、国際関係学、心理学、英語とアメリカ研究、メディア科学、生物、化学、地球科学、数学、物理学、就学前教育、観光 |
No801-1000. 聖イシュトヴァーン大学 | 4,200€ – 5,000€ | ・IELTS5.5 (TOEFL66) | 機械工学、フード工学、農業工学、環境工学、野生動物保護マネジメント |
No801-1000. ブダペスト工科経済大学 | 6,400€ | ・IELTS5.0-5.5 (TOEFL72-90) | 化学工学、電子工学(情報)、機械工学 |
No(NA). パノニア大学 | 2,700€ | ・IELTS5.5 (TOEFL60) | ビジネスアドミニストレーション&マネジメント、国際ビジネス経済、水運用工学、観光 |
No(NA). ハンガリー改革派大学 | 2,000€ – 7,000€ | ・IELTS5.5-6.5 (TOEFL66-82) | 心理学、英語とアメリカ研究 |
No(NA). オーブダ大学 | 6,400€ | ・IELTS5.0 (TOEFL65) | 産業デザイン工学、コンピューターサイエンス工学、土地マネジメント工学、電子工学、環境工学、メカトロニクス工学 |
世界ランキングの上位校では、「マクダニエルカレッジブダペスト」「エトヴェシュ・ロラーンド大学」「ペーチ大学」の3校が学部レベルで英語コースを提供しています。
一般的に、ハンガリーの大学はその他の欧州の大学と同様に3年制または4年制で、学科によって変わります。
ハンガリー留学の特徴としては、「コンピューターサイエンス」の選択肢が多いこと、また、欧州では少ない「心理学、社会学」の選択肢があることです。
上記はあくまで「学部」を英語で受講するための情報です。修士や博士課程は、上記の学科はもちろん、その他の著名大学でも英語のみでコースを修了することができます!
費用
ハンガリーの大学の1年間の学費と卒業までにかかる総費用です。
学費(年) | 2,000 € – 10,000 € |
卒業までの概算総費用(3年) | 27,600 € – 51,600 € |
ハンガリーの大学の年間の学費は2021年7月現在のレートで年間26-130万円、生活費込みの卒業までの費用は、およそ360-670万円です。
上記テーブルは、3年を仮定して計算した概算費用です。教育、言語、ビジネス系の学科は学費が安めです。留学生に人気のコンピューターサイエンスは年間5,000€ – 7,000€であることが多いです。
奨学金
ハンガリーでは、各大学ではなく、ハンガリー政府がファンドとして留学生に向けて「Stipendium Hungaricum scholarship」という奨学金を提供しています。
Stipendium Hungaricum scholarshipは、学部、修士、博士の全ての進学希望者が申請可能です。(通常、他国では学部レベルでは提供されていることは少ない。)
申請の際の年齢制限などもありません。
上記のランキングでは、アメリカ系列の「マクダニエルカレッジブダペスト」を除いては、全ての大学にて申請をすることが可能です。
この奨学金を活用すると、授業料は全額免除、かつ月々の生活費までカバーしてくれます。例えば、コンピューターサイエンスで有名なエトヴェシュ・ロラーンド大学ですと、

「授業料が全額免除」「HUF40,000(約15,000円)/月の住居費用」が支給されます。
この奨学金は、年間でおよそ5000人の留学生に支給されるので、高い確率で受給をすることが可能なようです。
通常、奨学金は大学から合格通知が届いた後に申請をすることが普通です。ですが、こちらの奨学金プログラムは先に奨学金申請をした後に、志望校に入学申請をするようになります。
奨学金がもらえるかどうかが把握できた上で、実際に進学することを決められるのは受験生にとっては大きなメリットですね!
下記のウェブサイトより奨学金申請をすることが可能です。
- 参照1:奨学金詳細
- 申請サイト: Stipendium Hungaricum scholarship
留学方法
ハンガリーの大学(学部)には基本的に、
- 1. 高校の卒業証書
- 2. 高校の成績
- 3. IELTS(TOEFL)
の3点の提出で進学が可能です。成績は高ければ高いほど良いですが、低いからといって出願できないわけではないので積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。
成績は、高校1-3年全てを提出しないといけない大学と、2-3年の成績のみを提出する学校に分かれます。
英語の資格は、IELTS(TOEFL)の提出が必須です。通常、IELTSですと5.5、TOEFLで対策をされる方は60-90点と大学により幅があります。
IELTS5.5の方が対策をしやすいかと思います。このスコアですと、単純に換算した際にTOEFLの方が難易度が高いです。IELTS5.5はおよそTOEFL60点ほどだからです。
上記3点の書類が揃ったら、志望校のウェブサイトから出願をします。合格通知が届いたら、ビザの申請を済ませて渡航準備に入ります!
まとめ
奨学金を狙いたい人にオススメ
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 全額奨学金の機会がある
- 年間の学費は26-130万円
- IELTS5.5から留学可能
重複しますが、ハンガリーでは政府が主導して奨学金を確保して世界中から留学生を誘致しています。
日本からハンガリーに留学をされている方は、奨学金を受けてコンピュータサイエンスを専攻されている方が多いと思います。
現在、コンピュータサイエンス学科に留学されている人によると、英語だけでなく、できるだけ「数学」と「プログラミング」の力をつけた上で留学をするとスムーズに留学後の学習が進むようです。
ハンガリー留学を考えている人の第一歩はIELTS5.5の取得です。IELTS5.5は、英検で準1級程度のレベル感ですので独学でも十分到達可能です。
費用面で留学に一歩踏み出せない方などは、是非ハンガリーの奨学金申請にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
その他の世界の大学が気になる方は、下記にまとめていますのでご参照下さい。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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