こんにちは!
英語を軸に、海外進学される方をサポートしています。
今回の記事では「スイスの大学のランキング・学費・進学方法」を紹介します。
それでは、詳しくみていきましょう。
目次:
スイスの大学
ランキング
まずは、ランキングから見ていきましょう。
以下は、2023年度のスイスの大学ランキングです。
日本語名 | TIMES | QS | U.S.NEWS |
スイス連邦工科大学チューリッヒ校 | 11 | 9 | 29 |
スイス連邦工科大学ローザンヌ校 | 41 | 16 | 69 |
チューリッヒ大学 | 82 | 83 | 67 |
ベルン大学 | 94 | 120 | 107 |
バーゼル大学 | 101 | 136 | 150 |
ローザンヌ大学 | 135 | 203 | 182 |
スイス・イタリア大学 | 201 | 240 | 676 |
ジュネーブ大学 | 201 | 125 | 109 |
ザンクト・ガレン大学 | 301 | 501 | – |
フリブール大学 | 501 | 571 | 537 |
ヌーシャテル大学 | 501 | – | – |
西スイス大学応用科学芸術学校 | 801 | – | – |
留学生に人気の上位進学先は、「ヘルシンキ大学」「オウル大学」「トゥルク大学」の3校です。
大学の格付け機関によりランキングが異なるのは、評価方法に違いがあるためです。
QSのランキングは「学界での評判(40%)、論文被引用数/教員数(20%)、学生数/教員数(20%)、ビジネス界での評判(10%)、留学生比率(5%)、外国人教員比率(5%)」の内訳にて評価されています。
The Timesのランキングは「教育(40%)、研究(30%)、論文被引用数(30%)、国際性(7.5%)、企業からの収入(2.5%)」の内訳にて評価されています。
U.S.Newsのランキングは「卒業・留年率(22%)、学部評価(20%)、教員資源(20%)、学生一人当たりの財源(10%)、卒業実績(8%)、学生の成績(7%)、卒業後の負債比率(5%)、社会的流動性(5%)、卒業生評価(3%)」の内訳です。
英語で学べるコース
次に、スイスで英語コースを提供している大学を確認します。
現在、スイスでは学士で150以上、修士で600以上の学科が英語コースを開講しています。
世界ランキングで上位校では、「スイス連邦工科大学」のみが英語コースを学部レベルから開講しています。その他は、ビジネススクールや企業が母体となったカレッジです。
スイス連邦工科大学の人気学科コンピューターサイエンスは、「International University in Geneva – IUG」で開講されています。
スイスでは、ビジネススクールが母体となって留学生を受け入れてることが多いです。
そういった場合、高級ホテルや芸術料理などの「ホスピタリティマネジメント」「ビジネスマネジメント」を学科として提供していることが多いです。
例えば、EHL Hospitality Business Schoolの「International Hospitality Management」や、Geneva Business Schoolの「International Management with specialization in Digital Marketing」などが有名です。
一般的に、スイスの大学はその他の欧州と同様に3年制であることが多いですが、学科によっては3年半や4年制であることもあります。
より多くの選択肢から吟味したい人は、以下のウェブサイトがオススメです。英語で開講されているコースを網羅的に確認することが可能です!
スイス連邦工科大学
世界ランキング10位のスイス連邦工科大学について聞かれることが多いです。
スイス連邦工科大学は、学部レベルでも英語を中心としたコース(例. CS)を開講していますが、入学にあたってドイツ語も必須となっています。
ドイツ語の力を証明できない方は、現実的には修士課程からの進学となります。
修士課程では、英語のみでの進学可能です。
学費
スイスの大学の大学2023年度の学費です。
学費(年) | 8,000CHF – 46,490CHF |
スイスの大学の学費は2023年3月現在のレートで年間120-680万円です。
スイスの年間の学費は、大学によって大きく変わりますが、中央値は日本円で年間320万円程度です。
スイス連邦工科大学などの連邦大学は、日本人留学生も含めて年間1,460CHF(およそ21万円)と格安になっております。
進学方法
スイスの大学の出願要件は以下です:
- 1. 高校の卒業証書
- 2. 高校の成績
- 3. IELTS(TOEFL)
上記の出願要件は、スイスの大学ですと、おおよそどこも同じです。
成績は高ければ高いほど良いですが、低いからといって出願できないわけではないので積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。
成績は、高校1-3年全てを提出しないといけない大学と、2-3年の成績のみを提出する学校に分かれます。
英語の資格は、IELTS(TOEFL)の提出が必須です。通常は、IELT 6.0(TOEFL 80点)が必要ですが、IELTS 5.5 (TOEFL 55-70点)で進学できるケースもあります。
チューリッヒ工科大学は、IELTS 7.0(TOEFL 100)以上です。これは英検一級よりも、はるかに難しいレベルです。
上記3点の書類が揃ったら、志望校のウェブサイトから出願をします。合格通知が届いたら、ビザの申請を済ませて渡航準備に入ります!
最後に
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- ビジネススクールが母体
- 学費の中央値は320万円
- IELTS5.5から進学可能
学部からのスイス留学は、大学の選択肢はほとんどなく、いわゆる職業専門学校として機能していることが多いです。
スイス留学は、ホテルやラグジュアリーなどの富裕層をターゲットとしたホスピタリティ業界で就職を希望している人には向いているかもしれません。
こういったカレッジは、実践志向ですのでプログラムにインターンシップが必修となっていることが多いです。
メリットとしては、在学中に多くの企業とのコネクションを作ることができるので、就職においては有利になります。
一方で、学費は主要な英語圏以上に高いので、実際に学費として投資した分を卒業後に回収できるかどうかは少し懐疑的です。
その他の欧州の大学でも、同様の学科選択は可能です。比較検討をした上で、スイスにこだわりがある人などは考えてみると良いかもしれません。
その他の世界の大学が気になる方は、下記にまとめていますのでご参照下さい。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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