こんにちは!
英語を軸に、海外進学される方をサポートしています。
今回の記事では「ドイツの大学のランキング・学費・進学方法」を紹介します。
ドイツは世界中から留学生を受け入れる、高品質な教育システムを持つ国の一つです。
この記事では、学部を英語で受講できる大学も紹介しています。ドイツの州立大学は、留学生も学費が無料です。主要英語圏と比べて、圧倒的に費用を抑えて留学をすることが可能です!
それでは、詳しくみていきましょう。
目次:
ドイツの大学
ランキング
まずは、ランキングから見ていきましょう。
以下は、2023年度のドイツの大学ランキング上位15校です。
日本語名 | TIMES | QS | U.S.NEWS |
ミュンヘン工科大学 | 30 | 49 | 79 |
ミュンヘン大学 | 33 | 59 | 47 |
ハイデルベルク大学 | 43 | 65 | 57 |
シャリテ – ベルリン大学医学部 | 73 | – | – |
ベルリンフンボルト大学 | 86 | 131 | 61 |
テュービンゲン大学 | 86 | 169 | 182 |
ボン大学 | 89 | 201 | 138 |
ベルリン自由大学 | 91 | 118 | 87 |
アーヘン工科大学 | 99 | 147 | 199 |
フライブルク大学 | 113 | 189 | 178 |
ゲッティンゲン大学 | 119 | 215 | 163 |
ハンブルク大学 | 128 | 228 | 149 |
ヴュルツブルク大学 | 139 | 410 | 192 |
ケルン大学 | 146 | 335 | 244 |
ウルム大学 | 148 | 375 | 322 |
日本人留学生にも人気の上位進学先は、「ミュンヘン工科大学」「ミュンヘン大学」「ハイデルベルク大学」の3校です。
大学の格付け機関により順位が異なるのは、評価方法に違いがあるためです。
QSのランキングは「学界での評判(40%)、論文被引用数/教員数(20%)、学生数/教員数(20%)、ビジネス界での評判(10%)、留学生比率(5%)、外国人教員比率(5%)」の内訳にて評価されています。
The Timesのランキングは「教育(40%)、研究(30%)、論文被引用数(30%)、国際性(7.5%)、企業からの収入(2.5%)」の内訳にて評価されています。
U.S.Newsのランキングは「卒業・留年率(22%)、学部評価(20%)、教員資源(20%)、学生一人当たりの財源(10%)、卒業実績(8%)、学生の成績(7%)、卒業後の負債比率(5%)、社会的流動性(5%)、卒業生評価(3%)」の内訳です。
英語コース
次に、ドイツで英語コースを提供している大学を確認します。
現在、ドイツでは学士で400以上、修士で1800以上の学科が英語コースを開講しています。
ここでは、学費が年間€5,000以下の大学のみをご紹介しています。
まずは、一番人気、広義の意味でのIT系です。「ミュンヘン工科大学」「ザールラント大学」「ジェイコブ大学」にて専攻可能です。
ザールラント大学では、就職に強い「サイバーセキュリティ学科」、修士では「教育学」なども有名で英語専攻が可能です。
また、IU国際応用科学大学では「データサイエンス」「ビジネスとIT」「ロボティックス」「CS」と就職に強い選考が数多く揃っています。
ビジネスマネジメント系専攻志望の方は「ベルリン経済法科大学」「プフォルツハイム大学」があります。
「ロイファナ大学リューネブルク」のデジアルメディア学科も有名です。
より多くの選択肢から吟味したい人は、以下のウェブサイトがオススメです。英語で開講されているコースを網羅的に確認することが可能です!
学費
ドイツの大学の学費です。
州立大学 | 私立大学 | |
学費(年) | 無料 – 3,000 € | 5,000€ – 25,100€ |
ドイツの大学は、大きく州立大学と私立大学に分かれます。
ドイツの州立大学の年間の学費は、2023年3月現在のレートで年間0-44万円です。
上記の表15大学の中では、Charité – Universitätsmedizin BerlinとHumboldt University Berlin 以外は全て州立大学です。
私立大学の年間の学費は、年間73-340万円です。
ドイツの州立大学は、外国人であっても基本的に無料か格安です。しかし、学部レベルで英語コースを提供している州立大学はごくわずかなのが現状です!
進学方法
ドイツの大学に進学する方法です。
以下の3点の準備が必要です。
- 1. 高校の成績
- 2. IELTS or TOEFL
- 3. 共通テスト(学士の場合)
ほとんどの大学が、「高校の成績」と「IELTSまたはTOEFL」「共通テストの結果」の3点の提出で進学が可能です。
成績は高ければ高いほど良いですが、低いからといって出願できないわけではないので積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。
成績は、高校1-3年全てを提出しないといけない大学と、2-3年の成績のみを提出する学校に分かれますので各大学のサイトから確認が必要です。
IELTSは6.0-7.0と学校により幅がありますが、6.5を取得するとほとんど全ての大学に出願可能です。
TOEFLでチャレンジされたい方は、70点-90点の間であることが多いです。
稀に、英語コースであってもある程度のドイツ語(CEFR B1レベル)を求められることがあるので、こちらも事前に確認しておきましょう!
学士コースを進学希望のかたは、共通テストの結果も提出する必要があります。
5科目の得点の合計が420点以上が必要です。5科目のうち、大学での専攻に関連する2科目は62点以上である必要があるので注意をしてください。
大学やコースによっては、共通テストの成績、ドイツ語でもCEFR B1レベルを求められますので、あらかじめ上記のウェブサイトより確認してください。CEFR B1は、ドイツ語がゼロからですと習得までに少なくとも1年はかかります。
まとめ
ドイツの大学は割安
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 英語コースが多数開講されている
- 学費は無料の大学もある
- IELTS6.0 or 6.5から進学可能
通常、主要英語圏の年間の学費は400-500万円です。
ドイツの大学は英語圏の大学と比べて、費用は割安だといえます。
費用が理由で、海外大学進学を諦めかけている人などはドイツでの英語コースなども検討してみると良いのではないでしょうか。
学部ではドイツで費用を抑えて学び、修士や博士課程から主要な英語圏にうつることも、1つの手段としては良いのではないでしょうか。
英語圏では、学部レベルでは奨学金が出ることはアメリカの超一流大学を除いてはほとんどありませんが、修士課程からは奨学金の選択肢が広がります。
ドイツの学部で高い成績を維持し、修士や博士過程で英語圏の奨学金を狙うことでキャリアアップを図るのも良いような気がします!
その他の世界の大学が気になる方は、下記にまとめていますのでご参照下さい。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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