こんにちは、SOLOのルークです!
オンラインでIELTSやTOEFLを教えています。
今回の記事は「非CS学士の人がCS修士へ出願できる海外大学」を紹介します。
キャリアチェンジやキャリアアップを兼ねて、海外でCS修士を取りたいという連絡をよくいただきます。
学士課程がCS専攻でないけれど、CSの知識がベースとなった仕事に従事している人。中には、文系の学部を出ていてIT業界に勤めている人もいます。
そういった方が、海外でCS修士はとれるのか?リサーチしてみました。
一般的には、学士課程がCS専攻でない場合、ほとんどの場合は、修士CSには出願ができないのが実情です。
一方で、大学独自コースの履修、MOOCs受講、業務経験のいずれかを代替手段として考慮してもらえるケースもあることが分かりました。
ここでは、世界ランキング500位以内、かつ、できるだけCS分野で知名度がある大学に絞って紹介します。
それでは、詳しく見ていきましょう:
目次:
アメリカ(オンライン)
ジョージア工科大学
アメリカでCSといえば、ジョージア工科大学を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
こちらのオンラインコースOMSCSは、非CSでも出願が可能です。
画像一番したに、CS関連でない人は、ケースバイケースで評価をするよと記載があります。Redditにも、エンジニア経験のみで受かった方の証言があります。
出願に必要な英語資格は、TOEFL100(each19以上)または IELTS7.5(each6.5以上)です。英語の要件は非常に高いですが、幸いGREの提出は必要ありません。
OMSCSの最大の魅力は、学費です。最短最小の単位で卒業したとすると、$6,500ドル(96万円)で卒業が可能です。なんと、他大学が学費を上げている中、OMSCSでは学費が下がっています。
以下は、弊社でジョージア工科大学の出願要件を満たせた方の受講感想です!
テキサス大学
州立大学で、コンピュータサイエンスが最も有名なのがテキサス大学(UT Austin)です。
アメリカにこだわりがある人で、学費を抑えたい人などが、カレッジ2年→ UT Austin 2年のコースをたどることが多いです。
UT AustinのCS修士オンラインでは、必ずしも学士課程がCSである必要はありません。
非CSの場合は、MOOCsなどのコースワークや職歴を提示することで、専攻を考慮していただけるようです。
また、CSの有名どころでは、合格率が高いといえます。Redditにも、合格率 45%くらいとの証言があります。
出願に必要な英語資格は、TOEFL79または IELTS6.5です。英語の要件は有名大学の中では低めです。GREの提出は、任意になりました。
学費は、$10,000ドル(およそ150万円)で卒業が可能です。先ほどの、OMSCSが格安であるため、高く感じるかもしれません。それでも、他大学の1/3以下です。
- 参照:UT Austin CS
ボストン大学
最後は、ボストン大学のオンラインCS修士です。
「学士課程がCSでなくても、出願を受け付けます」を明記されている唯一の大学です。
ただし、CSでない場合は、別途ボストン大学が用意をするコースワークを受ける必要があります。いずれにしよ、門が広いことに変わりはありませんね。
出願に必要な英語資格は、TOEFL 84(R21, L18, S23, W22)、IELTS 6.5、Duolingo 110です。この基準ですと、Duolingoが圧倒的に取りやすいでしょう。
GREの提出は、必要に応じて大学側から依頼がある形です。
学費は、$33,460(およそ500万円)で卒業が可能です。
その他の大学
アメリカは有名どころの場合、基本的にオンラインでの受講になります。
上記で紹介した大学は、オフラインの場合は、学士課程がコンピュータサイエンスである必要があります。
その他、非CS学士の方で、アメリカでのオンラインコースには以下のような選択肢があります。
- ジョンズ・ホプキンズ大学
- スティーブンス工科大学
- タフツ大学
- マーシャル大学
- UMass – アムハースト
- テネシー大学チャタヌーガ校
- テュレーン大学
- ノースカロライナA&T州立大学
- オレゴン州立大学
- コロラド州立大学
この中で、特に CSコースで知名度が高いのは、ジョンズ・ホプキンズ大学、スティーブンス工科大学、テネシー大学の3校です。
ジョンズ・ホプキンズ大学は、オンラインITプログラムでは2位にランクインされており、世界クラスの教員陣による幅広い専攻分野を提供しています。
スティーブンス工科大学は、オンラインCSプログラムの中で8位にランクインされており、卒業後3か月以内に97%の卒業生が雇用されています。
一般的には、IELTS6.5、またはTOEFL80-90前後で出願できることが多いです。
アメリカ(現地コース)
実際にアメリカへ行き、オフラインで受講したい人もいると思います。
その場合、非CSの方が応募できる大学は以下です。
- ユタ大学
- パデュー大学ノースウェスト
- テネシー大学ノックスビル校
- ブラッドリー大学
- コロラド州立大学
- ペース大学
- モンロー・カレッジ
- イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
- SUNYポリテクニック・インスティチュート
- ライト州立大学
ユタ大学のカーレット・コンピューティング学部は、全米でも最高のコンピュータサイエンス修士課程の一つを提供してます。学費は年間$27,287とアメリカでは格安です。
テネシー大学、UT-Knoxvilleでは二重学位の修士課程を取ること、さまざまな専攻を研究すること、または異なる証明書を取得することができます。3学期で修了できるのもポイントが高いです。
ブラッドリー大学、ライト大学、SUNYポリテクニックの3校は、CSの専攻でない人々を歓迎しており、CSの専攻でない学生向けに入学試験または特別な準備コースが用意されています。
一般的な学費は、年間$26,000-$40,000程度であることが多いです。ほとんどの大学がIELTS6.5、またはTOEFL80-90程度で出願が可能です。
イギリス
イギリスは、非CSのためのコースを設けている唯一の国です。
出願条件に「学士課程がCSであってはならない」「さまざまな学部卒業の人を対象とする」といった表現になっています。
学士がCS以外の人があつまる点において、競争におけるプレッシャーは少なそうです。以下が、大学一覧です。
- バーミンガム大学
- リバプール大学
- ニューカッスル大学
- スウォンジー大学
- ブリストル大学
これら5大学は、非CS卒業の方を積極的に受け入れています。これらの大学は、学士がCSであった場合は、修士は”Advanced Computer Science MSc” として別コースが用意されています。
出願に必要な英語資格はIELTS6.5、またはTOEFL90前後であることが多いです。
イギリスは、修士課程のコース期間は1年ですので注意をしてください。学費は500-600万円程度であることが多いですが、スウォンジー大学は360万円程度になっています。
オーストラリア
非CS学士の人が、オーストラリアでCS修士を専攻できる大学です。
- クイーンズランド大学
- クイーンズランド工科大学(オンライン)
- シドニー大学
一方、クイーンズランド大学では、個別にアドミッションに連絡をすることで、コンピューターサイエンスの修士に進む前に必要なプログラムを用意して提供してくれます。
クイーンズランド工科大学では、学士と職歴によって履修期間が変わるようになっています。
シドニー大学に関しては、ウェブサイト上に詳しい学士課程の制約が書いてありませんでした。念のため、Admission Officeに確認を取ることをオススメします。
年間の学費は、500万円前後です。クイーンズランド工科大は、オンラインであるため半額の年間250万円程度です。
いずれの大学も、入学のために必要なIELTSのスコアは6.5またはTOEFL79-87です。IELTS6.5は、およそ英検1級と同等のレベルです。
カナダ
カナダは、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)のみ救済措置が用意されています。
UBC指定のコンピューターサイエンスプログラムを履修することで、修士への入学が可能です。期間は人によって変わります。
UBCの年間の学費は、CAD9,500(およそ104万円程度)です。入学のために必要なIELTSのスコアは6.5です。
その他の大学は、基本的に学部でコンピューターサイエンスや数学を中心とした学科専攻をした人でないと、出願できません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
意外に非CS学士卒業の人にも選択肢が多いというのが私の印象です。
各大学により、非CS学士であることによる、補講の仕方が違います。
気になる大学をリストアップできたら、積極的にAdmission Officeに連絡を取ってみましょう。それが、海外大学院進学の第一歩です。
最後に、弊社は海外進学を志す方に、IELTSとTOEFLをオンラインで専門的に教えています。弊社で英語学習をしている学習者の方には、無償で海外進学のサポートも行っています。私で宜しければ、いつでもご連絡ください!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。