TOEFL iBT「61点」「80点」「100点」「109点」最速の全体戦略

【TOEFL iBT】「61点」「80点」「100点」を最速でとるための全体戦略と対策

こんにちは、SOLOのルークです!

TOEFLを専門的に教えています。

今回は、TOEFL iBT「61点」「80点」「100点」「109点」の全体戦略を紹介します。

多くのTOEFL受験生が、大まかに上記のスコアを目指しているかと思います。

TOEFLは、目標スコアにより勉強の戦略が変わります。自分が目指すスコアのアプローチを知っておくことで、毎日やるべき学習を明確にすることが可能です!

それでは、詳しくみていきましょう。

TOEFL iBT 61点→109点のスコア戦略

TOEFLは、そのテストの目的上、海外進学を目指している人が受験をします。

アメリカのコミカレが61点、一般的な4年制大学が80点、難関大学が100-110点で出願可能であることが多いです。

出願できる大学は、TOEFL80点で80%、100点で94%、105点で99%、TOEFL110点で100%網羅します。

合格できることと、出願条件は別ですのでご注意ください。TOEFLはあくまで出願条件にすぎません。

TOEFL61点

一般的に、アメリカの2年制のコミカレに入学するために必要なスコアが、TOEFL61点です。

日本人に人気の、ハワイ大学ファウンデーションコースも61点が出願基準です。

TOEFL61点を狙う全体戦略です :

  • リーディング:11
  • リスニング:14
  • スピーキング:18
  • ライティング:18
  • 合計:61点

この戦略は意外に感じる人も多いかもしれません。スピーキングとライティングが高いためです。

スピーキングとライティングは、採点基準の関係で、18点ぐらいまでは比較的取得がしやすいです。18点以上は、格段に難易度があがります。

TOEFLリーディングとリスニングは、抽象度の高い内容で難しいです。全英語資格テストの中で、内容自体は最難関と言えます

TOEFL61点を目指す人は、20歳以下の若年層の方が多いと思います。

人生で難しい文章をどれだけ読んできたかが、TOEFL学習の質と、目標スコアまでの距離に影響します。読解力は一長一短にはつきません

従って、特に若年層の方は、スピーキングとライティングでスコアを稼ぐ方が、早く61点に到達することが多いです。

61点を狙う対策

TOEFL61点を目指すに当たっては、二つの方法があります。

一つ目は、英検準1級を活用することです。

英検準1級に合格する力がつくと、TOEFLの問題形式に慣れるとおよそ61点に届きます。

TOEFLの参考書は難解です。ですので、初心者の人には英検の活用がオススメです。

二つ目は、TOEFLの問題で最初から練習をすることです。

とはいえ、こちらのアプローチも、英検2級程度の前提知識は必要です。

英検2級レベルが危うい人や、中高の英語に不安がある人は、そちらを優先してください。

リーディングとリスニングで、さほど高いスコアが必要ないとはいえ、基礎の英語力は必須です。

スピーキングとライティングはテンプレを暗唱します。その上で、問いと関係があることを、大量にアウトプットすることを優先して練習すると良いでしょう。

このスコア感は「質より量」を優先です

たくさん話せること、たくさん書けることも、英語力そのものです。

エラーミスを恐れずに、話したり書いたりすることを練習を通じて体得しましょう!

TOEFL 80点

次に、4年制大学を目指す人が最初に目指すスコア80点です。

オーストラリアやカナダの大学も、ほとんどが80点前後で直接進学が可能です。

TOEFL80点を狙う全体戦略です :

  • リーディング:24
  • リスニング:19
  • スピーキング:15
  • ライティング:22
  • 合計:80点

戦略としては、リーディングとライティングに集中をするというものです。

4つの技能を同時対策するのは大変です。対策する技能を2つに絞ることで、学習に集中しやすくなります。

日本の学校では、読解を中心に英語学習をしてきたと思います。

リーディングは、ライティングと相関性が高いです。双方とも、語彙と文法が基礎になっているためです。

従って、日本の学習者にとっては、この2つのセクションがスコアを伸ばしやすいことが多いです。

80点を狙う対策

リーディングは、とにかく単語量を増やします。

英検準一級の単語に追加で、TOEFLの単語帳を一冊覚え切ることをオススメします。その上で、パッセージに出てくる知らない単語もすべて暗記します。

TOEFLは出題されるトピックがある程度限定的です。ですので、トピック語句を補強すると読みやすくなります

TOEFL3800のランク3までで良いかな. . .

などとは言わず、ランク4まで全て覚え切りましょう。

当たり前ですが、単語を知っていれば知っているほど読みやすいです。単語帳はその中でも、特に出題されやすい語句を取り扱ってくれています。

自分の基準でここまで覚えれば良い. . .と決めないでくださいね。

実際に、TOEFLに出題されるよく出る単語を覚えきることで、リーディングは24点ぐらいには到達させることが可能です。

また、難関大学受験レベルの構文解釈に不安がある人は、きちんとつぶしてください。大学受験の知識は、TOEFLリーディングでとても役立ちます

ライティングは、まずは時間内に余裕を持って書ける練習をします。

難しい人は、いきなり300語で練習をする必要はありません。パラグラフごとに書く練習をしてください。

一つのパラグラフが早く書けるようになったら、どんどん分量を増やしていきます。

最終的には、タスク1で200字以上、タスク2で300字以上書けることを目標にします。

もしかすると、人によっては、リスニングで19点を取得するのが一番難易度が高いかもしれません。

特にリスニングが苦手な人などは、学習初期はリスニングにフォーカスをするのもありです。

リスニングの講義問題のトピックは、リーディングとも被りが多いです。まずは、リスニングの講義問題に出てくる単語をすべて覚えたり、一文ずつディクテーションをしていくことから始めてみてください。

リスニングで19点というのは、全体の流れがきちんと理解できている状態です。所々言っていることは聴き逃しているけれど、段落ごとの主要なメッセージを要約できるレベル感です。

この力が、Integratedライティングで5段階評価のうち3以上、つまり、スコアにして20点以上に繋がっていくのです。

TOEFL 100点

難関大学を目指す人が挑戦する、TOEFL100点です。

ここからがTOEFLの本当の壁といっても過言ではありません。

アメリカのアイビーリーグなども、TOEFL100点が出願条件になっています。

TOEFL100点を狙う全体戦略です :

  • リーディング:28
  • リスニング:27
  • スピーキング:20
  • ライティング:25
  • 合計:100点

お気づきの人もいるのではないでしょうか。

リーディングとリスニングのスコアが高いという点において、TOEFL61点の戦略とは真逆です。

特に、TOEFL100点を目指すにあたっては、リスニング力が鍵を握ります

TOEFL80点までは、避けて通ることもできるリスニングですが、100点以上では「絶対に」克服する必要があります。

できれば、得意セクションにしたいところです。

リスニング力が、スピーキングとライティングのスコアにも直結するためです。

そもそもTOEFLは、リーディングとリスニングができないと、スピーキングとライティングで解答ができない問題形式です。

100点を狙う対策

リーディングとリスニングは、TOEFLの公式問題集を中心に学習します。

リーディングとリスニングは、24点から先へ行くのが困難なセクションです。

ありきたりですが、1文ずつ丁寧に復習をすることがコツです。そのためには、自分が思う10倍丁寧に理解に努めることが大切です。

各単語が持つ意味をしっかりと理解し、情景レベルで文の意味が想像できるかを基準に復習を進めてください。

安定して高スコアが取れるまでは、時間の8割以上をリスニングに割くようにしましょう。

(スピーキングとライティングはノータッチでOK!という意味ではありませんので、気をつけてくださいね)

スピーキングとライティングは、テンプレートと自分の英語のハイブリッド型を目指します。

その際に、読み聞きした内容を、そのまま話したり、書いたりしないようにすることがポイントです。

とったメモをもとに、自分で英語を生成するようにしましょう。設問をそのまま話したり書いたりすると、うまくできないようになっています。元の英文の難易度が高いからです。

その上で、スピーキングは時間内に「話すべきポイント」が全て話せているかを中心に復習します。

このスコア感では、発音はさほど重要ではないとはいえ、最低限伝わる音声を発することが大前提です。

ライティングは極力簡潔に一文を書きます。格好をつけない事がポイントです。

高度な文章を書くことよりも、相手に意味が伝わることを最優先します

上から下まで立ち止まらずに意味が取れるようになり、ライティングは初めて25点に到達します。

英文のエラーを少なくすることも当然大切ですが、それよりもアイデアや具体例の妥当性を磨く事がスコアに直結します。

TOEFL 109点

最後に、最難関大学を目指す人が必要なTOEFL109点です。

109点て、どこで必要なの?

ハーバードビジネススクールです。

ケンブリッジやオックスフォード大学は110点ですが、くくりとしては同じですね。

TOEFL109点を目指すにあたっては、TOEFL+アルファでの学習が必要です

TOEFL109点を狙う全体戦略です :

  • リーディング:29
  • リスニング:28
  • スピーキング:24
  • ライティング:28
  • 合計:110点

TOEFL109点とは、スピーキング以外は満点を狙うということです。

受けた人はわかると思いますが、TOEFL対策のみをしても109点は取得できません。

TOEFL対策ばかりをして取得できるスコアは、100点までと心得ましょう. . .

109点は狙って取得できるスコアではなく、TOEFLの範疇を超えて英語力をつける必要があります。

そういった点において、100→109の9点は、ほとんどの場合1年以上かかります

あるテストでは、リスニングができたと思ったら、得意のはずのリーディングでこける。

ある回では、スピーキングとライティングが手応えがあったのに、リスニングで大きく落とす。

こういったことを何度も繰り返しながら、立ち続けた者のみが到達します!

109点を狙う対策

リーディングとリスニングは、練習では常に安定して満点が欲しいです。

しかし、練習と本番は違います。

練習では満点が取れても、本番では落としてしまうのが人間です。

本番は28-9でよしとしましょう。(30が出ればラッキー!)

では、練習で満点を取るためにはどうすればいいのでしょうか?

毎日、アカデミックよりのニュースサイトを読み聴きすることです。

その中で、知らない単語を覚えることはもちろん、スピーキングとライティングで実際に使ってみましょう。

どのような内容だったかを要約するのもオススメです。

要約練習を課すことで、アクティブに読み聞きするようになりますし、そのままスピーキングやライティングの練習にもなります。

1,2週間に1度はTOEFLの模試に解答して、テストの感覚も保てるようにしておきましょう。

スピーキングは23点ではなく、あえて24点(なんなら26点!!)を目指します。

スピーキングで24点というのは、「どこかで満点が出ている」という点において大きな意味を持ちます。

満点とはどういうレベルなのか、一度YouTubeで確認をしてみてください。

自分の答案は、そのレベルに到達しているのか?厳しく判断します。

内容、表現力、構文力、リズム、イントネーションを一つずつ改善していきましょう。これは苦しいですよ. . .

ライティングは、最後は表現力です。

日々のリーディングや、サンプル回答から使えそうな表現をどんどん活用していきましょう。

書き直しまですることが大切です。自分だけの満点解答集を、トピックごとに作成していくと自信に繋がりますよ。

とはいえ、「読みやすいかどうか」は客観的な指標が必要ですので、信頼できる人に添削を依頼することをオススメします。

最後に

さて今回の記事のポイントをまとめておきます:

  • スコアにより戦略は変わる
  • 80点までは2科目に絞る
  • 高得点はリスニング力が必須

いかがだったでしょうか。

TOEFL iBTスコア別の戦略は理解できましたでしょうか。

より詳しいTOEFL対策は下記のページにまとめています。必要な人は、見てみてください。

最後に、弊社はオンラインでTOEFLを専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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