こんにちは、SOLOのルークです!
オンラインでIELTSやTOEFLを教えています。
今回の記事では「ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の特徴と進学方法」を紹介します。
UCLは、世界ランキング10位以内の大学の中で入学前の準備コースにあたるファウンデーションコースが用意されている唯一の大学です。成績には自信があるけれど英語が…という方でもチャレンジしやすいです!
それでは、詳しく見ていきましょう。
目次:
UCLの特徴
まずは、UCLの基本的な情報を見てみましょう:
都市 | ロンドン |
生徒数 | 36,790人 |
男女比率 | 41:59 |
留学生比率 | 60% |
コース期間 | 3年 |
合格率 | 約48% |
出願資格(英語) | TOEFL 92点 / IELTS6.5 |
QS世界ランキング | 9位 |
TIMES世界ランキング | 18位 |
雇用主の評価(卒業後) | 98.3/100 |
UCLは「多様な知的コミュニティであり、より広い世界と関わり、世界をより良く変えるために尽力する」というミッションを掲げ運営されています。
大きな特徴は、留学生比率が60%と半数を超えていること、女子生徒の方が多い環境であることです。その他のイギリスのトップ大学と比較をしても、非常に多様性あふれる環境です。
卒業後の就職先である、雇用主からの評価も非常に高く、社会に出た際に役に立つスキルを習得することがうかがえます。
UCLの世界ランキングは、大学格付け機関QSでは9位、Times Higher Educationでは18位です。
UCLには、およそ受験生の2人に1人が合格することができます。一方で、出願条件のハードルは高いので早めからの対策が必要になります!
学費
UCLの学費を確認しましょう。
学費(年) | £26,200 – 35,000 |
奨学金(年) | £1,000 – |
- 参照元 : Tuition Fee
UCLの年間の学費は、2023年7月現在のレートでおよそ年間480-640万円です。
奨学金に関してですが、UCLでは様々な奨学金が用意されています。基本的には学業の成績と家庭の財務状況によって支給される金額が異なります。
一般の英国の大学と比べて、UCLには奨学金の選択肢が多いです。金銭的に余裕がない人なのは、積極的にチャレンジしてみると良いのではないでしょうか!
学部
続けて、UCLが設置している学部です。
- 人文 / 社会科学
- 教育
- 建築
- 脳科学
- エンジニアリング
- 医科学
- 生命科学
- 社会科学 / 歴史科学
- 法学
- 数学 / 物理学
- 人口健康科学
UCLの学士課程は、全部で11の学部で構成されています。各学部の中に様々な学科があります。
世界ランキングで評価の高い学科は「 教育、建築、考古学、人類学、生理学、解剖学、薬学、地理学、生命科学、医学、心理学」です。
特に、教育学は5年連続で世界ランキング1位の評価です。過去に、弊社からUCLを進学希望されていた方たちも教育学部を目指されていました!
ロケーション
次に、UCLが位置するロケーションをみてみましょう:
UCLのキャンパスは、ロンドンの中心地のブルームズベリー、大英博物館の近くに位置しています。ロンドンライフを楽しむには最高の場所と言えます。
留学中の滞在先は、大学が提携する民間機関により様々なタイプの滞在先が提供されています。下記より確認することが可能です。
- 参照: 滞在先情報
東京からロンドンは直行便でおよそ12時間で、時差は8時間です。ロンドンは、日本から直行便が出ている数少ない欧州の都市です!
UCLの進学方法
以下はUCLの進学要件です。
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 6.5-7.5 | 6.5-7.5 |
TOEFL | 92-109点 | 92-109点 |
GPA (出願最低値) | 5段階4.1以上 | 3.3以上 |
規程テスト | A Level: AAA–ABB or IB : 34 points above | GRE (学科により必要) |
UCL入学のためには「英語の資格・GPA(成績)・規程テスト」の3点の準備が必要になります。
学科により求められるIELTS(TOEFL)のスコアが変わるため、各学科のウェブサイトより確認が必要です。
UCLでは、Duolingoという比較的新しい英語のテストも認められましたので、IELTS(TOEFL)で苦戦されている方は検討してみても良いかもしれません。
成績(GPA)の最低値は、3.3/4.0(5段階評価では4.1以上)となります。学科によって基準値が変わるので、受験を決意した人はUCLのアドミッションオフィスに確認しましょう。
また、修士の「経済学」へ進学希望している方はGRE のスコア提出が必要です。修士進学を検討している方は、学科によって選考に必要な提出物が変わりますので、こちらのウェブサイトから確認してください。
以下は、弊社でロンドン大学の出願要件を満たせた方の受講感想です!
ファウンデーションコース(UPC)
UCLでは、海外からの志願者のためにファウンデーションコースが用意されています。
ファウンデーションコースとは、大学に進学する前の準備コースに当たります。上記で紹介した、直接進学の条件が満たせない方や入学後に授業についていけるか不安な方が利用します。
UCLでは、進学したい学部によってファウンデーションコースが2つのコースに分かれています。
- コース1:
- 人文学(UPCH):建築、アート、ビジネス&数学、人文学、社会学(経済学、法学を含む)
- コース2:
- サイエンス&工学(UPCSE):工学、生命科学、数学&物理科学、医学
上記いずれかのコースに1年間通った後に、1年次に正規入学することになります。
日本で教育を受けた学生にとっては、A Levelsの対策をするのは困難ですので、ほとんどの受験生はファウンデーションコースからの進学になるかと思います!
ファウンデーションコースの進学条件
ファウンデーションコースの進学要件は、以下になります:
資格 | UPCH | UPCSE |
IELTS | 6.0 | 5.5 |
TOEFL | 80点 | 72点 |
GPA (出願最低値) | 5段階4.0以上 | 5段階4.0以上 |
インタビュー | 有 | 有 |
ファウンデーションコース入学のためには「英語の資格・GPA(成績)・インタビュー」の3点の準備が必要になります。
UCLに直接入学するのに比べて、若干、要求されるスコアが下がります。一方で、ファウンデーションコース進学のためにはインタビューが課せられますので対策が必要です。
注意点としては、直接入学で使用することができる英語試験のDuolingoがファウンデーションコースでは使用できないことです。
出願時期
UCLは、以下のように3期制です。
- 1期:9月後半-12月中旬
- 2期:1月前半-3月後半
- 3期:4月後半 – 6月中旬
UCLへの出願は、9月から1月26日にかけて可能です。
つまり、学部進学を目指している人は、高校3年の12月頃までにIELTS(TOEFL)とA Levelsのスコアが揃っている必要があります。
高校2年までに大学受験範囲の基礎単語と文法を学習して、そこから1年かけて専門的な英語力を伸ばしていくと良いと思います。
IELTSやTOEFLは英検1級と同等の難易度、もしくはそれ以上です。UCLを志願するのであれば、できれば高校に入学した時点で英語学習を開始することをオススメします!
まとめ
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- QS世界大学ランキング9位
- 年間の学費は480-640万円強
- IELTS6.5 or TOEFL92点から留学可能
UCLは、創立当初から国籍や宗教などの分け隔てなく入学を認めています。イギリスで女子学生を最初に受け入れ始めた大学としても有名です。
このように、多様性を重視した大学ですのでアジア人として留学することを考えた場合、安心した学生生活が送れるでしょう。
興味がある場合は、キャンパスツアーをみてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
UCLのここがオススメ
私が思うUCLのおすすめのポイントは以下です。
- ファウンデーションコースがある
- 留学生比率が高い
- ロンドンの中心地にある
イギリスのトップ大学にも関わらず、ファウンデーションコースが用意されています。
一方で、ファウンデーションコースではインタビューが必須と、きちんと学生を選別するスクリーニングをしていることにも好感を持てます。
ファウンデーションコースがあることも関係し、留学生比率が高いことも魅力的です。進学後にマイノリティにならなくてすみます。
最後に、ロンドン中心地に位置しているという点も個人的にオススメのポイントです。
キャンパスライフは充実することは当然重要ですが、学業は生活の一部に過ぎません。キャンパスの一歩外に出ると、見所たくさんのロンドンが待っています!
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
入学に必要なIELTSやTOEFL対策でお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。