こんにちは!
今回の記事では「英語で学べるフィンランドの大学のランキング・費用・留学方法」を紹介します。
「フィンランド留学を考えている方」や「北欧に興味がある人」の参考になれば幸いです。
フィンランドはIT学科の選択肢が数多くあります。ITは欧州就職で王道ですので、卒業後に欧州就職を狙う方は、フィンランド留学を考えてみると良いのではないでしょうか!
それでは詳しくみていきましょう。
目次:
フィンランドの大学 まとめ
ランキング
以下は、主に英語でコース提供をしているフィンランドの大学のランキング、学費、入学要件、学科のまとめです。
各学科をクリックすると、詳細ウェブページに飛びます。興味がある方や、一次情報を確認したい方はご覧下さい:
世界ランキング. 学校名 | 学費(年) | 入学要件 | 学科 |
No104. ヘルシンキ大学 | 13,000€ | ・SAT Subject M Level2: 700+ 物理or化学: 680+ | サイエンス (コンピューター/数学/化学/物理含) |
No114. アールト大学 | 12,000€ | ・SAT | デザイン、国際ビジネス、データサイエンス(CS)、コンピュテーショナル工学(CS)、化学工学、デジタルシステムとデザイン、量子テクノロジー、経済 |
No295. トゥルク大学 | 11,500€ | ・SAT R/W:400+ M:500+ | IT&コミュニケーションテクノロジー(CS) |
No377. オウル大学 | 13,000€ | ・IELTS6.0 (TOEFL78) | コンピューティング&エレクトロニクス(CS)、異文化指導教育 |
No414.タンペレ大学 | 10,000€ | ・SAT 合計1200以上 ・IELTS6.0 (TOEFL78) | 持続可能都市開発、コンピューティング&電子工学、自然科学と数学 |
No2693. ハーガヘリア応用科学大学 | 8,500€ | ・SAT R/W:500+ M:500+ | ビジネスソリューションと言語、国際ビジネスアドミニストレーション、ビジネスIT、スポーツコーチとマネジメント、ホスピタリティマネジメント、航空ビジネス |
No(NA). セントリア応用科学大学 | 7,000€ – 8,500€ | ・SAT R/W:400+ M:400+ | ビジネスマネジメント、国際ビジネス、ビジネスインテリジェンステクノロジー、産業マネジメント、インフォメーションテクノロジー(CS)、環境化学とテクノロジー、看護 |
No(NA). ヘルシンキ芸術大学 | 5,000€ | ・IELTS5.5 (TOEFL73) | ファインアート、教会音楽、クラシック音楽、作曲、指揮、フォーク音楽、ジャズ、音楽論、音楽テクノロジー、音楽教育 |
No(NA). HAMK 応用化学大学 | 9,700€ | ・SAT | 国際ビジネス、コンピューターアプリケーション(CS)、建築工学、電子オートメーション工学、ITとバイオエコノミー、機械工学と生産テクノロジー、持続可能デザイン、オーガニックファーミング |
No(NA). アーカーダ応用科学大学 | 8,500€ | ・SAT 合計1100以上 ・IELTS6.5 (TOEFL79) | 国際ビジネス、材料プロセステクノロジー、看護 |
No(NA). サタクンタ応用科学大学 | 9,500€ – 10,500€ | ・IELTS6.0以上で加点 | AI、メカトロニクス、国際ビジネス、理学療法、観光マネジメント、海洋マネジメント(船長) |
世界ランキングの上位校では、「ヘルシンキ大学」「アールト大学」「トゥルク大学」「オウル大学」「タンペレ大学」の5校が学部レベルで英語コースを提供しています。
一般的に、欧州の大学は3年制ですが、フィンランドの大学は3年半もしくは4年であることが多いです。また、大学や学科によっては5年-5年半であることもあるので予め確認しましょう。
フィンランドの大きな特徴としては、ITを中心とした学科の選択肢の数にあります。就職では王道の、コンピューターサイエンス、データサイエンス、コンピューティングが各大学にて提供されています。
ほとんどの大学が、「高校の成績」と「SAT」の2点の提出で進学が可能です。IELTS(TOEFL)は大学によって必要となっています。
上記はあくまで「学部」を英語で受講するための情報です。修士や博士課程は、上記の学科はもちろん、その他の著名大学でも英語のみでコースを修了することができます!
費用
フィンランドの大学の1年間の学費と卒業までにかかる総費用です。
学費(年) | 7,000 € – 13,000 € |
卒業までの概算総費用(4年) | 85,600 € – 109,600 € |
フィンランドの大学の年間の学費は2021年7月現在のレートで年間90-170万円、生活費込みの卒業までの費用は、およそ1,110-1,425万円です。
フィンランドの大学は、どこの大学もさほど学費が変わらないことが特徴的です。
上記は4年を仮定して計算した概算総費用ですので、自分が行く学科がの年数によって若干ずれることを念頭においてください。
フィンランドの大学は無料だという噂がありますが、あくまで現地の人に限ってです。EU外の外国人留学生は、英語コースに通う場合は費用がかかります!
留学方法
フィンランドの大学(学部)には基本的に、
- 1. 高校の卒業証書
- 2. 高校の成績
- 3. SAT
の3点の提出で進学が可能です。成績は高ければ高いほど良いですが、低いからといって出願できないわけではないので積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。
成績は、高校1-3年全てを提出しないといけない大学と、2-3年の成績のみを提出する学校に分かれますので各大学のサイトから確認が必要です。
その他の欧州の大学が英語の資格であるIELTS(TOEFL)の提出が必須なのに対して、フィンランドの大学では代わりにSATのスコア提出が求められます。
SATとは、米国の大学進学希望者を対象とした共通試験です。教科は、
- 1. リーディングとライティング
- 2. 数学
の2科目で、200-800点満点(計1,600点)の試験となっています。SATは、日本でも年間6回の受験が可能です。
上記3点の書類が揃ったら、志望校のウェブサイトではなく、「Studyinfo.fi」というウェブサイトから志望校全てに一括で出願をします。合格通知が届いたら、ビザの申請を済ませて渡航準備に入ります!
まとめ
フィンランドの大学から欧州就職へ
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- IT系の専攻が多数
- 年間の学費は90-170万円
- SAT400点+から留学可能
通常、欧州の大学進学を考えている人はIELTS(TOEFL)対策を中心にされているかと思います。一方、フィンランドも志望する方は、同時にSATの勉強もする必要があります。
基本的に、IELTS(TOEFL)ができないのに、SAT ができるといったことはありません。SATは、英語で基礎学力を測るテストですので、前提として英語力が必要だからです。
そういった意味でも、その他の選択肢の可能性を広げるためにも、欧州留学を考えている方はまずは英語力をつけることを優先させましょう。
また、フィンランドは、オランダとデンマークについで国民の英語力が世界で最も高い国の1つです。
ハイレベルな英語環境で学費を抑えて留学をされたい方、卒業後に欧州に残って活躍をされたい人などにオススメです!
その他の世界の大学が気になる方は、下記にまとめていますのでご参照下さい。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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