こんにちは!
今回の記事は「アデレード大学・大学院『The University of Adelaide』の特徴と進学方法」を紹介します。
「オーストラリアで大学進学を考えている方」や「アデレード大学の入学基準やランキングを知りたい方」などの役に立てば幸いです。
アデレード大学は医学とエンジニアリング学部が高い評価を受けています。特色ある学科としては、農業と森林・地球と海洋科学・環境科学・ワインなどがあります!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:
アデレード大学 (The University of Adelaide)の特徴
アデレード大学の基本情報
まずはアデレード大学 (The University of Adelaide)の基本的な情報を見てみましょう:
都市 | アデレード |
生徒数 | 21,015人 |
男女比率 | 51:49 |
留学生比率 | 29% |
学費(年) | 35,000 – 44,500 AUD |
卒業までの概算総費用 | 165,500 – 183,500 AUD |
奨学金 | 授業料25%免除 |
コース期間 | 3年 |
留学生合格率 | 29% (直接入学) / 90%(ファウンデーション) |
出願資格(英語) | IELTS 6.5・TOEFL 79点 |
世界ランキング | 106位 |
国内ランキング | 8位 |
The University of Adelaideは「 包括的かつ持続可能な世界のシステム全体から研究、設計、行動を行う国際的なリーダーとなること」というビジョンの元運営されています。
ファウンデーションコースの成績により学部の授業料が25%の免除となります。
アデレード大学は世界ランキングを2010年初頭の200番中盤から106位まで年々上昇し続けています。今後も教育と研究の精進によって上昇が見込める大学です!
アデレード大学の学部と特徴
次にアデレード大学が設置している学部とその世界ランキングをみていきましょう:
- 教養 : 178-250位
- エンジニアリング・コンピューター数理サイエンス : 30-150位
- 医学 : 28-100位
- 専門職 : 101-200位
- サイエンス : 51-150位
世界大学ランキングは、論文引用・研究・授業・将来の展望・卒業後の収入から算出されています。順位に幅があるのは学部内の各学科ランキングに違いがあるためです。
アデレード大学は医学とエンジニアリングの2分野に強い大学です。医学では「歯科・看護・獣医・解剖」学科が特に強く、エンジニアリングでは「鉱物、鉱山工学・土木工学・化学工学」が世界ランキング100位以内にランクインしています。
また特色ある有名な学科にサイエンス学部の「農業と森林・地球と海洋科学・環境科学」などもありどれも世界ランキング100位以内です。
アデレード大学のサイエンス学部にはワイン学科がありワインビジネスに携わりたい人の中で非常に有名です。修士から学びにくる留学生が非常に多いです!
アデレード大学のロケーション
次にアデレード大学が位置するロケーションをみてみましょう:
日本からアデレードまでの直行便はなく経由便でおよそ16-17時間で到着します。大学があるアデレードはオーストラリア5番目の都市です。人口は140万弱のコンパクトシティで生活に必要なものが身近に手に入ります。
以前は郊外のどこに住んでも20分で生活が完結する都市20min cityとして有名でしたが、近年は30min cityと呼ばれるようになっています。
人気移住地として名高いアデレードは人口密度が高くなっているためです!
アデレード大学・大学院の進学方法
アデレード大学への直接進学要件
アデレード大学に進学する場合は、以下が進学要件となります:
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 6.5 | 6.5 |
TOEFL | 79点 | 79点 |
成績 (GPA) | 2.5以上 | 2.5以上 |
規程テスト | SAT1120- etc | 必要なし |
※: 教育、医学、法学部、獣医はIELTS7.0 or TOEFL94点が必要です。
アデレード大学に進学する基本的な要件は「英語資格(IELTS又はTOEFL)」「成績」「規程テスト」の3点を提出する事です。
規程テストとは日本でいうセンター試験です。規程テストにセンター試験は含まれていませんのでSATやGCE A Levelと呼ばれる試験を英語で受験する必要があります。
規程テストを日本の高校生が準備をするのは英語力の観点から非常に難易度が高いです。その場合、大学が用意しているファウンデーションコースを経由する事で規程テストを免除とすることが可能です!
ファウンデーションコース経由で進学する方法
ファウンデーションコースとは、いわゆる大学進学準備コースです。以下がそのファウンデーションコースの概要です:
学校名 | The University of Adelaide College |
学費 | 28,800 – 40,800 AUD |
期間 | 9か月・12か月・15か月 |
コース開始月 | 「9か月コース」 ・2月 ・4月 ・7月 ・10月 「12か月コース」 ・2月 ・4月 ・7月 ・10月 「15か月コース」 ・3月 ・10月 |
入学締切 | コース開始月の3か月前 |
ウェブサイト | https://www.adelaide.edu.au/ |
直接入学の要件を満たせない人がファウンデーションコースを経由することでほとんど確実にアデレード大学に入学することが可能です。
アデレード大学は学部だけでなく修士進学にもPre-masterという準備コースを用意しております。Pre-masterからPublic Healthに進学する事も可能なので英語が苦手なお医者さんの選択としてオススメです。
アデレード大学はThe University of Adelaide Collegeという大学自らがファウンデーションコースとPre-Masterを運営しています。3つのコースに分かれており、高校の成績と英語のレベルによって通う期間が変わります。
また下記の外部機関が運営するファウンデーションコースを終了することでアデレード大学に入学することも可能です。
- Eynesbury College
- Trinity College – University of Melbourne
- Tuart and Canning Colleges – University of Western Australia
- Monash College – Monash University
例えばメルボルン大学や西オーストラリア大学と併願を考えている人などは上記のカレッジを終了する事で双方の大学に入学資格が得られます!
ファウンデーションコースの入学要件
ファウンデーションコースにも入学要件があります。アデレード大学のファウンデーションコースに入るための入学要件は下記です :
9か月 | 12か月 | 15か月 | |
IELTS | IELTS 5.5 (SW5.5) | IELTS 5.5 (SW5.5 ) | IELTS 5.5 (各5.0) |
TOEFL | TOEFL50 (SW16) | TOEFL50 (SW16) | TOEFL50 (SW15) |
GPA | 個別査定 | 個別査定 | 個別査定 |
通常の大学はGPAの基準を定めていますがアデレード大は個別で査定してくれます。GPAが悪い人もトライしてみる価値は高いです!
必要条件を満たし、入学月の3か月前迄にはThe University of Adelaide Collegeのウェブサイトから入学申し込みをして下さい。
修士希望の方はIELTS5.5か6.0かによってPre-Masterに通う期間が半年か1年に変わり、学費も合わせて20,000 – 40,000AUDと変化します!
まとめ
アデレード大進学にはIELTSが鍵を握る
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- ポイント1:世界大学ランキング106位
- ポイント2:医学、エンジニアリング、サイエンス学部が世界から高い評価
- ポイント3 : 農業と森林・地球と海洋科学・環境科学・ワインなどの特色ある学科あり
- ポイント4:IELTS 5.5よりファウンデーションコースに入学可能
アデレード大学・大学院『The University of Adelaide』の特徴と進学方法については理解できましたか?
入学要件である「IELTS 6.5」「TOEFL 79点」は日本にいても対策可能です。英語が得意な人は日本のセンター試験にあたるSATなどの規程テストを英語でトライすることも可能です。
一方で日本の大部分の高校生はIELTS5.5を目指す事によりアデレード大のファウンデーションコースを目指すことになるかと思います。
ファウンデーションコース経由の場合、多くの人が目指す12か月コースですと「4月」入学が最短です。高校在学中の1月迄に入学要件に必要な書類を提出する必要があります。
IELTS5.5は英検2級-準1級レベルです。スピーキングとライティングのトレーニングを重点的に対策すれば日本にいながらも十分に取得可能です。
最後にIELTSやTOEFLの対策について、海外進学についてご相談があればお気軽にご連絡ください。日本にいながらも自らの力で海外の大学に進学することは可能です!