IELTSとTOEFLどちらがオススメ?違いをセクション別に徹底比較

【難易度比較】IELTSとTOEFLの違いと難しさを徹底比較

こんにちは、SOLOのルークです!

IELTSとTOEFLを専門的に教えています。

この記事では「IELTSとTOEFLの違いをセクション別に比較紹介」します。

海外大学に進学する際に求められる、英語資格試験のIELTSとTOEFL。

学部によっては早稲田、上智、ICUといった上位校の国内受験でも採用されています。院試ですと、東大京大でもスコアの提出が必要です。

では、一体どちらのテストで対策をすれば良いのでしょうか?

全体的な難易度は、両テストさほど変わりません。とはいえ、テストですので相性があります。途中で対策テストを変えるのは大変です。この記事が、自分に合ったテストを選べるきっかけになれば幸いです!

記事の内容は、下記の動画でも参照していただけます。

IELTSとTOEFLどちらがオススメ

まずは、IELTSとTOEFLテストの概要を確認しましょう。

IELTSTOEFL iBT
試験形態紙とパソコンの選択制パソコン
受験料25,380円$245
スコア0 ~ 920 ~ 120点
日本人の平均5.7 / 970 / 120点
試験時間約3時間約3時間30分
構成と時間Writing (60分)
Reading (60分)
Listening (40分)
Speaking (11-15分)
Reading (54-72分)
Listening (41-57分)
Speaking (17分)
Writing (50分)

IELTSはイギリスのケンブリッジ社、TOEFLはアメリカのETS社により作成されています。

従って、IELTSは主にイギリス英語、TOEFLはアメリカ英語で構成されています。

では、イギリス圏へ行かれる方はIELTS、アメリカはTOEFLという選択の仕方で良いのでは?

その考え方は、少し危険です。というのも、2023年現在、地域に関わらず、大半の大学の出願にどちらのテストも使用できることがほとんどです

冒頭で、全体としては両テストの難易度はさほど変わらないとお伝えしました。

何を観点に選べば良いのでしょうか?

私は両テストを教えていますが、以下3点に着目して選ぶことをオススメしています。

  • 1. 志望校の基準
  • 2. リスニングの得意不得意
  • 3. 最後に粘れそうな方

詳しくみていきましょう。

選び方1. 志望校の基準

一番最初に考慮すべきことは、志望校の出願基準点です。

出願基準点が、大学により大きく異なります。明らかに片方のテストが難しく設定されていることが多々あります。

以下の基準値をご覧ください:

  • IELTS5.5 = TOEFL55-72
  • IELTS6.0 = TOEFL73-83
  • IELTS6.5 = TOEFL84-94
  • IELTS7.0 = TOEFL95-103
  • IELTS7.5 = TOEFL104-110

志望校で求められる基準が上記の範囲に収まっているかをご確認ください。異なる場合は、どちらかが難しく設定されています。

例えば、トロント大学です。トロント大学の学部進学には、 IELTS6.5またはTOEFL100が必要です。IELTSの方が緩く設定されていることがわかります。

意外と多くの大学が、上記の値から外れています。国レベルでも、オーストラリアなどはほとんどの大学がTOEFLの方が取得をしやすい値であることが多いです。

オーストラリアはイギリス圏ですので、IELTSで対策を始める方も多く、意外に感じる人も多いのではないでしょうか。

ちなみに、上記の換算はソロの生徒のスコアをもとに作成した換算表です。一般に出回ってるものと少しズレが生じているかもしれません。

選び方2. リスニングの得意不得意

次に考慮すべき点は、リスニングの得意不得意です。

TOEFLはリスニングに苦手意識がある場合、膨大な時間と労力が必要です。120点満点のテストですが、なんとその67点分にリスニングが関わってきます

リスニングセクション自体は、その他のセクションと同様に30点満点です。ですが、スピーキングとライティングでも、「聴いた内容を要約する」といった課題が出題されるのです。

逆を返せば、リスニングが得意な人には有利なテストです

とはいえ、その「得意」の基準が一般的に思われているよりも、はるかにできないと厳しいです。TOEICのセクションで満点が取れるような方でも、TOEFLのリスニングではものすごく苦労されます。

TOEFLは、設問がわからない状態で、5分程度のレクチャーを聴かされます。リスニング力のみならず、記憶力も必要です。

是非一度、TOEFLのリスニングに解答してみて、強みにできるかどうかを確認してみてください!

選び方3. 最後に粘れそうな方

最後の観点は「どちらのテストが粘れそうか」というものです。

実力がある方には関係がありませんが、私が見る限り、ほとんどの方が苦労をされるテストです。

どちらのテストを選んだとしても、挫折をしそうになるときがきます

その時に、どちらのテストだと踏ん張れそうか。

それを、「直感的」で構いませんので決めてみてください。意外とその直感は当たります。

そのためには、双方のテストに解答してみる必要があります。解答して初めて、その直感が働くからです。

下記に無料の公式模試を載せていますので、ぜひご活用ください。

違いをセクション別に比較

ざっくりとしたIELTSとTOEFLの選び方は分かったのではないでしょうか。

ここから先は、セクション別により詳しく違いを比較していきたいと思います。

人によっては、リスニング以外のセクションの違いも考慮をすることで、より的確にテストを選べるようになると思います。

リーディング

IELTSとTOEFLのリーディングの比較です :

IELTSTOEFL
パッセージ数33-4
問題数40問30-40問
解答時間60分54-72分
1問あたり時間1.5分1.8分
パッセージ語数800-900語700-800語

IELTSは常にパッセージが3つなのに対して、TOEFLは3つの場合と4つの場合があります。

これは、TOEFLにはダミー問題が含まれているためです。(ダミー問題とは、採点がされないパッセージです。迷惑ですよね. . .)

パッセージの文章自体は、TOEFLの方が難易度が高いです。一方で、TOEFLは問いへの解答がしやすさいです。パラグラフの上から順に問題が出題されるためです。

IELTSは、TOEFLと比べるとパッセージ自体は読みやすいです。しかし、設問の種類が多く、問いの解答もパッセージ中でバラバラに出てくることがあり、解答しづらいです。

必要なスキルですが、TOEFLのリーディングは細部の意味を問う問題が大半です。つまり、精読力が最も大切な力です。

一方のIELTSは、ディテールを問う問題の他にも、「パラグラフの大意が正確に取れるか」といった設問も頻出ですので、要約力も必要です。

まとめです。リーディングに関しては「文章の難易度か、問題への解答のしやすさ」を基準に考えると良いです。高得点を取るという観点では、リーディングの難易度は変わりません!

リスニング

IELTSとTOEFLのリスニングの比較です :

IELTSTOEFL
パート数45-7
設問タイプ1: 日常会話
2: 社会で遭遇する場面
3: 教育現場の会話
4: レクチャー
会話形式 : 2-3題
レクチャー: 3-4題
問題数40問28-39問
解答時間30分+(解答時間10分)41-57分

IELTSは常に設問が4つに対して、TOEFLは5-7つと変動します。こちらも、ダミー問題が含まれている可能性があるためです。

双方のテストの違いとしては、IELTSは音源を聴きながら解答していくのに対して、TOEFLは聴き終えてから全てに解答します。

IELTSは、事前に問われる問題を確認することができますが(つまり音源を聴く前に準備ができる)、TOEFLでは何が聴かれるかわからない状態でリスニングをさせられます。

音源の難易度に関してはTOEFLの方が難しいです。特に講義問題は、背景知識がないと何を言ってるか全くわからないこともあります。

一方のIELTSは、日常に即した題材であることが多く、意味を聴き取りやすいと思います。

では、IELTSの方が良いのでは?

と思ってしまいそうです。

ですが、スコアを出すという観点では実はどちらもさほど変わりません

IELTSは書き取り問題が多く、一語一句正確に聞き取り、スペルもきちんと書く必要があります。

つまり、全体の意味をつかむという点で、IELTSの音源は聞き取りやすい。ですが、細部の聴き取り+書き取りで、高得点を取るのはなんだかんだで難しいのです。

TOEFLは音源も難しく、記憶力も求められるテストです。一方で、設問自体は多肢選択肢で、設問の内容も音源の流れが理解できていると、おおよそ正答できます。

まとめです。リスニングも「音源の難易度か、問題への解答のしやすさ」が基準になるかと思います。

双方のテストに解答してみて、どちらが自分に合っているかを確認してみてください。正答数から、おおよそのスコアを出してみて、どちらが改善しやすいかを自分に問うてみてください!

スピーキング

IELTSとTOEFLのスピーキングの比較です。

IELTSTOEFL
形式対面式パソコン
パート数34
設問タイプ1: 日常会話
2: スピーチ
3: 意見展開
タスク1: Independent
タスク2: Integrated
タスク3: Integrated
タスク4: Integrated
解答時間11-14分17分

双方受験した時の感想としては、内容が最も大きく異なるセクションかと思います。

IELTSが人の面接官と対面式で行われるのに対して、TOEFLはパソコンに向かって話します。

IELTSのスピーキングが純粋に英語力を試しているのに対し、TOEFLは「読んで聴きとる要約して話すスキル」が試験されます。

IELTSのスピーキングは、TOEFLと比べると一見簡単に感じます。確かに5.5-6.0ぐらいまでは、瞬発力を持って何かしら文章を立て続けに話すことでスコアが出やすいセクションです。

しかし、そこから先6.5→7.0→7.5とあげていくのは至難です。目指すスコアが6.0以下なのであれば、IELTSはオススメです。

TOEFLスピーキングは、学習初期は愕然とするほど難しく感じるかもしれません。設問の抽象度が高く、「これ日本語でもできるかな?」とおっしゃる方もいるぐらいです。

一方で、評価基準の関係で18-20(30点満点)ぐらいまでは出やすいです。ですので、全体として目指すスコアから、スピーキングに必要なスコアが18-20ぐらいの場合は、TOEFLもありです。

実際に、IELTS5.5ぐらいの方でも、TOEFLスピーキングで20ぐらいまでは目指すことが可能です。そこから先、特にTOEFLスピーキングで24以上は、日本人にとっては最高難度です。

なんだ、双方ともスピーキングで高得点は難しいのか. . .

はい。ただし、求められているスキルは異なります。IELTSの高得点では「綺麗な発音と豊富なトピック語句」が鍵を握ります。TOEFLでは「時間内にいかに分かりやすくポイントを網羅できるか」です。

まとめです。目標スコアが低い場合は、どちらも可能。高い場合は、求められているスキルをベースに選ぶと良いと思います。

ライティング

IELTSとTOEFLのライティングの比較です。

IELTSTOEFL
タスク数22
設問タイプ1: 図表
2: エッセイ

1: Integrated
2: Independent
(エッセイ)
解答時間60分50分

タスク2は、どちらもエッセイですので同じです。

大きな違いは、タスク1です。IELTSが図表の読み取りなのに対して、TOEFLは読んで聴いたことをまとめます。

TOEFLはスピーキング同様に、ライティングでも読み聞きした内容をまとめる必要があります。

IELTSのライティングは難しいで有名です。

ただし、からくりがあります。実は、IELTSライティングは6.0までは非常に取りやすいのです。語彙と文法のエラーを少なくしていけば、取得できるスコアだからです。

IELTSライティングは、6.5から先、特に7.0以上が必要な場合は、相当の難易度です。TOEFLライティングで26-30(30点満点)が取得できる人でも苦労します。

IELTSのライティングの特徴としては、とにかく採点基準が厳しいことにあります。一方のTOEFLは、小さなミスには寛容で、ある程度の文字数をもってきちんとした展開と構成の答案を出すことが出来れば高得点が望めます。

まとめです。ライティングはIELTS6.0、TOEFL20までの場合、どちらも難易度は変わらない。しかし、IELTSライティング7.0以上は難しいため、可能であればTOEFLを選ぶ。

最後に

さて今回の記事のポイントをまとめておきます:

  • 全体としては難易度はさほど変わらない
  • 自分の得意不得意を加味して選ぶことが大切
  • まずは志望校の基準をチェックしよう

いかがだったでしょうか。

IELTSとTOEFLの各セクション別の違いはなんとなくわかりましたでしょうか。

百聞は一見にしかずです。

ぜひ一度、まず問題に解答してみてください。

具体的な進学先などはまだ決まっていないけれど、先にスコアメイクを考えているという人もいると思います。

そういった方は、まずはIELTS6.5、TOEFL90点を目標にするのが良いのではないでしょうか。この2つの基準は、志望校の選択肢が大きく増えるスコアです。

最後に、弊社はオンラインでIELTSとTOEFLを専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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