こんにちは!
今回の記事では「メルボルン大学・大学院の情報と進学方法」を紹介します。
「オーストラリアで大学進学を考えている方」や「メルボルン大学の入学基準やランキングを知りたい方」などの役に立てば幸いです。
メルボルン大学は、法、教育、教養、建築、エンジニアリングなどの学部が世界大学ランキングの上位を占めています。ファウンデーションコースが設置されており、合格率が70%以上と非常に高いことも特徴です!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:
メルボルン大学
学費とランキング
まずは、メルボルン大学の基本的な情報を見てみましょう:
都市 | ビクトリア州メルボルン |
生徒数 | 50,094人 |
男女比率 | 43:57 |
留学生比率 | 48% |
学費(年) | 30,112 – 47,528 AUD |
卒業までの概算総費用 | 150,336 – 202,584 AUD |
奨学金 | 授業料20% – 100%免除 |
コース期間 | 3年 |
合格率 | 70% – 80% |
出願資格(英語) | IELTS 6.5・TOEFL 79点 |
世界ランキング | 37位 |
国内ランキング | 2位 |
メルボルン大学は、「 世界で最も優れた大学の一つとして、国際的な成果を生み出し、輝かしく革新的で刺激的な研究を育成すること」というビジョンの元運営されています。
メルボルン大学の2022年度の学費は、30,112 – 47,528AUDです。学費は年率2%〜4%上昇し続けています。
世界の大学格付け機関であるQSによる、メルボルン大学の2021-22年度の世界ランキングは37位、国内ランキングは2位となっています。
留学生にも20%-100%授業料免除の奨学金が用意されています。入学前の高校の成績とファウンデーションコースの成績が加味されます。
ファウンデーションコース(大学準備コース)を経由して入学できるので、合格率が高いことが大きな特徴の一つです。ファウンデーションコースについて後で詳しく説明します。
また留学生比率が高いことも特徴の一つです。メルボルンという国際都市を象徴する大学ですね!
学部
次にメルボルン大学が設置している学部と各学部の世界ランキングをみていきましょう:
- 建築:17位
- 教養学部 16:
- ビジネス・経済:23-26位
- 芸術・音楽:16-49位
- 物理:51-100位
- 医学:16位
- 科学・人文:17位
- 獣医・農業科学:16位
- 法:10位
- 教育:12位
- エンジニアリング:15位
- 引用元: QS TOPUNIVERSITIES
メルボルン大学は法、教育、教養、建築、エンジニアリングの5つの学部で特に世界から高く評価されていることが分かります。
法律、解剖学・生理学、教育、土木工学、会計学、開発研究、医学、演劇学科などが全て世界ランキング20位以内となっています。
また世界ランキングの推移をみると2013年から世界ランキングは上昇しており、今後も高い水準を維持することが期待できます。
ちなみに世界大学ランキングは、論文引用・研究・授業・将来の展望・卒業後の収入から算出されています!
ロケーション
次にメルボルン大学が位置するロケーションをみてみましょう:
大学があるオーストラリアの都市メルボルンは、エコノミストが発表する「世界で最も暮らしやすい都市」ランキングで7年連続1位、その後も常に上位を維持する非常に魅力的な都市です。
メルボルン大学は中心部に位置しており、アクセスが非常にしやすいことが大きな特徴です。
メルボルンは国際都市として認知され、様々な国籍の人が暮らしています。食文化も多様で、どんな人にも住みやすい都市という印象です!
メルボルン大学・大学院の進学方法
入学要件
メルボルン大学に直接進学する場合は、以下が入学要件となります:
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 6.5 | 6.5 |
TOEFL | 79点 | 79点 |
成績 (GPA) | 3.2以上 | 3.2以上 |
規程テスト | SAT 1320 ACT 28, etc | – |
※ 医学、法、ビジネス、教育学部は学科によりIELTS7.0 or TOEFL94点が必要です。
メルボルン大学に進学する基本的な要件は「英語資格(IELTS又はTOEFL)」と「成績」の2点を提出するです。成績は学部進学の場合「高校の成績」、修士の場合「大学の成績」が必要になります。
規程テストというのは、日本のセンター試験にあたる科目です。学部入学の人は定められた試験の最低点を突破することで直接進学が可能です。
残念ながら日本のセンター試験は採用されていません。SAT、ACT共に専門性の高いテストなので、それに応じた対策が必要になります!
ファウンデーションコース経由
ファウンデーションコースとは、いわゆる大学進学準備コースです。以下がそのファウンデーションコースの概要です:
学校名 | Trinity College |
学費 | 34,630 AUD – |
期間 | 9か月 |
コース開始月 | 2月・8月 |
入学締切 | ・10月上旬 (2月入学) ・4月上旬(8月入学) |
ウェブサイト | https://www.trinity.unimelb.edu.au/ |
ファウンデーションコースを経由することで、直接進学で必要な進学要件が免除されます。つまり「英語」と「成績」の2点のみでメルボルン大学に進学が可能となるということです。
メルボルン大学はTrinity Collegeという外部機関にファウンデーションコースを委託しています。最短で進学する場合、高校を卒業したタイミングで必要書類を提出することで8月から入学することが可能です。
TOEFL、IELTSの対策に加えてSAT、ACTの対策もするとなるとそれなりの費用も時間が必要になります。その点を考慮するとファウンデーションコースは選択肢の一つとして考えても良い戦略だと思います!
ファウンデーションコースの入学要件
ちなみにファウンデーションコースにも入学要件があります。メルボルン大学のファウンデーションコースに入るための入学要件は下記です :
通常コース | 短期コース | |
IELTS | IELTS 6.0 | IELTS 6.0 |
TOEFL | TOEFL 70点 | TOEFL 70点 |
GPA | 高校の評定平均4以上 (コア教科) | 高校の評定平均5 (コア教科) |
一般的なファウンデーションコースの基準が「IELTS 5.5」や「TOEFL60点」に対してメルボルン大学は少しハードルが高いです。
仮に必要条件を満たした場合、Trinity Collegeのウェブサイトから入学申し込みをすることが可能です。
「IELTS6.0」「TOEFL 70点」は対策次第では留学経験がなくても十分取得できるスコアです。半年から1年かけて基礎からしっかりと学習していきましょう!
修士も英語コースから進学可能!
メルボルン大学は一流大学の中では珍しく、英語コース経由で修士進学をする事が可能です。IELTS6.0, TOEFL60点から可能です。期間は10-20週です。
詳しくは以下のサイトから各コースの進学要件を確認してください。
まとめ
オーストラリアの名門大学
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 世界大学ランキング37位
- 男女比率のバランス良く、留学生の割合が高い
- IELTS 6.0・TOEFL 70点から入学可能
- 法律、解剖学・生理学、教育、土木工学、会計学、開発研究、医学、演劇学科が世界ランキング20位以内
直接進学の要件である「IELTS 6.5」「TOEFL 79点」は決して不可能なスコアではありませんが、既定テストの対策が非常に難しいです。そのため、ファウンデーションコースを経由した進学が現実的であると考えられます。
ファウンデーションコース経由の場合「4月」か「10月」上旬までに入学要件をクリアする必要があるので、目標を定めて学習計画を立てると良いでしょう。
IELTSやTOEFLは試験感覚を養うために複数回受験しましょう。余裕を持って「3月」「9月」までにはスコアが取得できるように学習計画をたてることがオススメです。
その他の世界の大学が気になる方は、下記にまとめていますのでご参照下さい。
最後に、弊社は海外進学をされる方が必要な、IELTSやTOEFL対策をオンラインで専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。