こんにちは、SOLOのルークです!
MBA進学希望者の方に、TOEFLやIELTSを教えています。
この記事では、「HEC Paris MBAの特徴と進学方法」を紹介します。
それでは、詳しく見ていきましょう。
目次:
HEC Paris MBAの特徴
まずは、基本情報から確認しましょう。
都市 | Paris, France |
コース期間 | 16か月 |
GMAT平均値 | 690 |
英語の必要資格 | TOEFL100 or IELTS7.0 |
平均勤務年数 | 6.0年 |
年齢 | 24 – 39 |
ウェブサイト | https://www.hec.edu/en |
HEC Parisは、生徒のポテンシャルを最大限に引き出しビジネス界のリーダーになることを目的に運営されています。
コース期間は16か月と、欧州では長めです。
出願における必要な英語資格の基準や合格者のGMAT平均点は690。米国のトップMBA校と比べるとさほど高くありません。
出願のハードルは高くありませんが、合格率が低いことを考慮すると、キャリア、人間の素地に重点が置かれていることが分かります!
学費
HEC Parisの24年度の学費です。
学費(年) | €90,000 |
- 参照元 : Tuition Fee
HEC Parisの年間の学費は、2023年3月現在のレートでおよそ1,270万円です。
HEC Parisの学費自体は欧州トップMBA校としては平均的ですが、学費は年間5%の割合で高くなり続けています。
奨学金に関してですが、HEC ParisではMerit-basedを採用しています。Merit-basedとは、能力や学業成績に基づいて支給される奨学金です。財務状況に応じて支給されるNeed-basedではありません。
ランキング
HEC Parisの世界ランキングの推移です。
Year | QS | FT |
2023 | 4位 | 17位 |
2022 | 4位 | 11位 |
2021 | 5位 | 9位 |
HEC Parisの2022年度の世界ランキングは、大学格付け機関QS 4位、FT 11位となっています。
QSでは毎年順位を上げてきていますが、FTでは逆に順位を下げているのが特徴的です。格付け機関により、評価方法が異なることに起因しています。
QSのランキングは、「雇用機会(40%)、起業家精神と卒業生の成果(15%)、投資収益率(20%)、リーダーシップ(15%)、クラスと教員の多様性(10%)」の内訳にて評価されています。
FTは、「加重平均給与、昇給率、女性教員・学生の割合、キャリアアップ」など多岐にわたって評価されていますが、その比重は公開されていません。「企業の社会的責任・卒業生の推薦」が評価に含まれていることが、他社との違いです。
その他の情報
最後に、その他のデータを確認します。
留学生比率 | 93% |
女性比率 | 34% |
卒業3か月以内就職率 | 93% |
キャリア目標達成率 | 89% |
キャリアサポート | 67位 |
HEC Parisの留学生比率は93%と、ほとんどがフランス国外から来ています。女性比率は毎年大きく改善されていますか、それでも34%とその他のMBAスクールと比較すると、低くなっています。
卒業後のキャリアは約9割の学生が、目標達成しております。これは、キャリアサポートが6位と充実していることとも関連があるでしょう。
HEC Paris MBAの進学方法
HEC Parisの出願条件は以下です。
- TOEFL100点 or IELTS7.0
- GMAT (GRE)
- 学士の成績
- エッセイ
- 推薦状2通
- レジュメ(職歴)
- 願書
- インタビュー
上記の出願要件は、トップMBA校ですと、おおよそどこも同じです。
出願のための第一歩は、TOEFLやIELTSの英語資格の準備です。TOEFL100点またはIELTS7.0のいずれかが必要ですが、この値は欧州トップMBAスクールの中では平均的です。
人により必要な勉強時間は変わりますが、大学受験から英語に手をつけていない方は、この英語基準を満たすだけで1年半は見ておいた方が良いでしょう。
英語基準が満たせたら、GMAT(GRE)、エッセイ+インタビュー対策へと進んでいきます。
TOEFL100 vs IELTS7.0
HEC Paris出願にあたり、TOEFLとIELTSのどちらで準備をすると良いでしょうか。
人によってテストの相性が異なりますが、IELTS7.0の方が早く到達される方が多いです。
- IELTSのRLは誤答の許容数が広い
- IELTS SWは6.5まで取りやすい
といったような理由が挙げられます。
TOEFL100を狙うためにはRLは28点近く取得できることが理想です。TOEFLはスピーキングで高得点を取るのが難しいからです。
一方のIELTSにおけるRL7.0は、10問ほど間違いでも取得できます。10問間違えられると考えると精神的に楽ですね。
IELTSはライティングで高得点を取ることが困難ですが、HEC Parisではライティングの制約が6.5となっています。6.5までは対策をすれば誰でも取得が可能です。
TOEFLで95点前後の方でも、IELTSは少しの対策で7.0を超えたケースも多々あります。すでにトフル対策をされている方でも、伸び悩みを感じたらIELTSヘの変更を検討しましょう!
最後に
今回の記事のポイントをまとめておきます:
- QS世界大学ランキング4位
- 学費は1,270万円
- TOEFL100 or IELTS7.0が出願要件
HEC Parisの特徴はある程度把握できましたでしょうか。
興味がある方は、下記の動画でキャンパスツアーをしてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
HEC Parisに進学するためには、まずは英語のスコアメイクです。きちんとした英語力をつけることが、その後のGMATにおいても効いてきます。
その他の海外MBA校や情報は下記のサイトにまとめておりますので、必要な場合はご参照下さい。
- 参照元: 海外MBA 一覧
最後に、弊社は海外MBAを志す方に、TOEFLとIELTSをオンラインで専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。