こんにちは、SOLO IELTS TOEFLのルークです。
この記事ではスイスのIMD MBAの特徴と日本人にとっての難易度を徹底検証します。
IMDの最も大きな特徴としては、旧来型のMBAプログラムを超えてデジタル世界でのマネジメントの攻略に力を入れている点です。
日本人志願者にとっては非常に高く設定されているTOEFLまたはIELTSとGMATの攻略が合格の鍵を握ります。
それではIMD MBAの特徴をデータを元に見てみましょう
目次:
スイスのIMD MBA
スイスのトップMBAであるIMDのビジョンは、組織を変革し社会に貢献するリーダーの育成とあります。
そのために「勇気、パイオニア、オープン、協調性」という4つのバリューを大切にしています。
まずはIMD MBAの基本情報を確認してみましょう。
都市 | Lausanne, Switzerland |
生徒数 | 90人 |
学費(12か月) | CHF 90,000 |
総費用(12か月) | CHF 129,000 |
コース期間 | 12か月 |
受験者数 | 430 |
合格率 | 30% |
GMAT平均値 | 680 |
英語の必要資格 | TOEFL105 or IELTS7.5 |
平均勤務年数 | 7.0年 |
平均年齢 | 31歳 |
ウェブサイト | https://www.imd.org/mba/one-year-mba-program/ |
学費、総費用共に欧州MBA校の中でもトップクラスに高額です。特徴的な点としては生徒数を少なくして少人数制にこだわっていることです。
TOEFL or IELTS、GMATは欧州MBAの中ではかなり高い数値となっており基礎学力を重要視していることが伺えます。
IMD MBAの場所
IMD MBAの場所を確認しておきましょう。IMDはスイスのローザンヌ市に位置しており、キャンパスのロケーションも各駅から徒歩圏内となっています。

IMD MBAの特徴
次にIMD MBAの世界ランキング、給与と将来のキャリアの特徴を順にみていきましょう。Financial Times(FT)のデータを参照しました。
まずはIMDのフルタイムMBAの世界ランキングの推移です。
世界ランキング
2020 | 25位 |
2019 | 22位 |
2018 | 24位 |
平均 | 24位 |
IMDの世界ランキングは25位、欧州MBAランキングでは11位に位置しています。FTのランキングは20項目から評価されますが、特に給与の伸び率を重要視しております。
給与
次にそのIMD MBAの入学前、卒業後の給与平均を比べてみましょう。
入学前 | $82,000 |
卒業3か月後 | $135,635 |
卒業3年後 | $160,389 |
投資回収 | 2.7年 |
給与は卒業直後で1.65倍に、3年後には入学前の1.95倍となっています。特に卒業直後での給与の伸び率が著しくなっています。
その他の情報
IMD MBAのその他のデータとして気になる点を確認しましょう。
留学生比率 | 98% |
女性比率 | 28% |
卒業3か月以内就職率 | 83% |
卒業生のよる推薦ランク | 24位 |
キャリアサポート | 25位 |
スイスのMBAスクールということもあって、ほとんど全員が留学生環境ですが女性比率はかなり低めとなっています。
一方で、キャリアサポートは充実しているにもかかわらず卒業3ヶ月以内の就職率が83%と他校より低めになっている点が気になります。
IMD MBA卒業生の就職先
それではIMD MBAの卒業生がどういった就職先についてるのか見てみましょう。

コンサルティングが28%というのも高めですが、マネジメント、マーケティング職につく卒業生が20%を超えている点が最も特出しているといえます。
他のMBAスクールとの違い
それではIMD MBAが、海外の他のビジネススクールとどう違うのかをウェブサイトやデータからまとめてみましょう。
- パーソナライズされたカリキュラム
- デジタル世界を制すツールの提供
- 100人以上のコーチの在籍
- デジタルラボにてプログラミング
- イノベーションにこだわる
- スタートアップとデザインエコシステム
- 世界40カ国からの留学生
「デジタル」というキーワードが入ったMBAスクールはIMDのみです。旧来のMBAスクールの叡智と今後の社会の流れを汲み取ったカリキュラムになっていることが想像できます。
日本人にとっての難易度
IMD MBAの日本人にとっての難易度を考えてみましょう。英語とGMATのスコアメイクが最も大変です。
一方でスコアメイクがきちんと出来れば合格率が30%を超えているためさほど難易度は高くないでしょう。
英語のスコアメイクに最も時間がかかるのがMBA受験ですが、IMDはTOEFL105 or IELTS7.5と欧州MBAの中では非常に高い水準となっています。
TOEFLとIELTS、GMATのスコアをなるべく早く取得して、エッセイやインタビューでの独自性の追求をすることが合格につながるでしょう。
TOEFL105 vs IELTS7.5
IMD MBA応募に必須のTOEFL105もしくはIELTS7.5はどちらで対策すべきかという相談をよく受けます。
TOEFL105とIELTS7.5は同等の難易度ですので、自分に合ったテスト形式を選ぶと良いでしょう。
具体的には、LRに自信がある人はTOEFL、対面で話すことに慣れている人はIELTSを選ぶと目標スコアに到達しやすい傾向があります。
MBA生向けにTOEFLとIELTSを比較した記事は以下を参照にしてください。
メッセージ
IMD MBAの特徴と日本人にとっての難易度は把握できましたでしょうか。
IMDのTOEFL105 or IELTS7.5というスコアは海外トップMBAスクールの中でも非常に高めの基準となっています。逆にこのスコアを到達すると英語で足切りをされることはほとんどなくなります。
どれだけ難しく見えるTOEFLやIELTSであっても英語であること、言語であることに変わりはありません。何度挫折しても立ち上がり、分からない事を1つずつ打ち消していく事で必ず到達できます。
弊社はIELTSとTOEFLに特化しています。スコアメイクで苦労している、もしくは時間短縮したいという人は遠慮なく私に相談してくださいね。
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