こんにちは、SOLO IELTS TOEFLのルークです。
この記事は、オックスフォード大学MBA (Saïd)の特徴と日本人にとっての難易度を紹介しています。
オックスフォード大学MBA(Saïd)は通常のトップMBA校には珍しく起業家精神、ソフトスキルの育成に力を入れている多様性のあるスクールです。
日本人志願者の最大の壁はTOEFL110もしくはIELTS7.5です。合格率は47%と欧州MBAの中ではかなり高くなっています!
詳しく見ていきましょう:
目次:
オックスフォード大学MBA (Saïd)とは
オックスフォード大学MBA (Saïd)のミッションは、理想を現実にすることができるリーダーを育成するための変革のビジネススクールであること明記されています。
まずはオックスフォード大学MBA (Saïd)の基本情報を確認してみましょう。
都市 | Oxford, United Kingdom |
生徒数 | 315人 |
学費(12か月) | £59,490 |
総費用(12か月) | £74,000 |
コース期間 | 12か月 |
受験者数 | 1,587 |
合格率 | 47% |
GMAT平均値 | 690 |
英語の必要資格 | TOEFL110 or IELTS7.5 |
平均勤務年数 | 5.0年 |
平均年齢 | 29歳 |
ウェブサイト | https://www.sbs.ox.ac.uk/programmes/oxford-mba |
オックスフォード大学MBA (Saïd)の学費は平均的ですが、コースが1年と通常のフルタイムMBAの半分ですので総費用自体もそれほど高くありません。
GMATの平均点が低めなことを考慮すると、入学条件の大きな壁となるのはTOEFL110(L22,R24,W24,S25以上) or IELTS7.5(各セクション7.0以上)でしょう。
この英語の基準はケンブリッジ、ウォートンと並んで世界最高値です
オックスフォード大学MBA (Saïd)の場所
オックスフォード大学MBA (Saïd)の場所を確認しておきましょう。ロンドン市内から車でおよそ1時間半のところに位置しています。

オックスフォード大学MBA (Saïd)
次にオックスフォード大学MBA (Saïd)の世界ランキング、給与と将来のキャリアの特徴を順にみていきましょう。Financial Timesのデータを参照しました。
まずはオックスフォード大学MBA (Saïd)のフルタイムMBAの世界ランキングの推移です。
世界ランキング
2020 | 21位 |
2019 | 13位 |
2018 | 27位 |
平均 | 11位 |
順位が大きく変動しています。これはFinancial Timesの評価項目が20あり、そのうち40%が給料の伸び率を重視していることが関係しています。
具体的には、卒業後直近の給与の伸び率が低い事、2016年度に卒業した生徒の2020年度の年収がその前年の生徒よりも大幅に下がっていることなどが原因だと考えられます。
給与
次にオックスフォード大学MBA (Saïd)の入学前、卒業後の給与平均を比べてみましょう。
入学前 | $76,000 |
卒業3か月後 | $92,537 |
卒業3年後 | $161,324 |
投資回収 | 2.8年 |
給与は卒業直後で1.21倍に、3年後には入学前の2.12倍となっています。給与の伸び率は平均的ですが、1年のコースであることから回収自体は2.8年と短いサイクルとなっています。
その他の情報
オックスフォード大学MBA (Saïd)のその他のデータとして気になる点を確認してみましょう。
留学生比率 | 97% |
女性比率 | 39% |
卒業3か月以内就職率 | 92% |
卒業生のよる推薦ランク | 31位 |
キャリアサポート | 85位 |
オックスフォード大学である事を考えると留学生比率が驚異的な数値であることがわかります。キャリアサポートがそこまで充実していない点などが卒業後の給与の伸び率の鈍化などにもつながっていると考えられます。
オックスフォード大学MBA (Saïd)の卒業後
オックスフォード大学MBA (Saïd)の卒業生がどのような職についているか確認してみましょう。

コンサルティングと金融業界が61%を占めることを考えると典型的なトップMBAスクールの出口であることが分かります。
他のMBAスクールとの違い
それではオックスフォード大学MBA (Saïd)が、海外の他のビジネススクールとどう違うのかをウェブサイトやデータからまとめてみましょう。
- アカデミック研究とビジネスの融合
- グローバルでのビジネス分析
- 起業家精神の育成
- 少人数制のクラスとグループプロジェクト
- ソフトスキルとコーチングの充実
- コアコース→専門コース
グローバルでのビジネスを展開することが前提でのカリキュラムとなっています。そのため世界各国から来た留学生たちの多様性のある環境で学ぶことによるソフトスキルの育成を大切にしています。
日本人にとっての難易度
オックスフォード大学MBA (Saïd)の日本人にとっての難易度を考えてみましょう。 結論から言うと日本人にとっての入学の難易度は非常に高いです。
オックスフォードの入学条件をウェブサイトから確認してみると以下であることが分かります :
- TOEFL110 or IELTS7.5
- GMAT or GRE
- 学士の成績
- エッセイ
- オンラインアセスメント
- 推薦状
- レジュメ(職歴)
- インタビュー
上記はどのトップMBAでも必要という点では同じです。しかし、英語の資格とGMATのスコアメイクができなければ出願すらできない事を考えると非常に難易度が高い事が分かります。
GMATの合格者平均点が690とトップMBA校の中では低めなことを考えるとやはりTOEFLまたはIELTSが最も難易度を上げる要素になるでしょう。
TOEFL110 vs IELTS7.5
オックスフォード大学MBA (Saïd)応募に必須のTOEFL110もしくはIELTS7.5はどちらで対策すべきかという相談をよく受けます。
結論から言うとIELTS7.5を目指すことをオススメします。IELTS7.5はTOEFL110と比べると若干楽であります。
オックスフォード大学MBAのようにライティング7.0以上の制約があったとしてもです。TOEFL110とはそれほどに難しいと考えてください。
MBA生向けにTOEFLとIELTSを比較した記事は以下を参照にしてください。
メッセージ
オックスフォード大学MBA (Saïd)の特徴と日本人にとっての難易度は把握できましたでしょうか。
オックスフォード大学MBA (Saïd)のTOEFL110 or IELTS7.5というスコアは全世界の大学で最難関の基準です。このスコアを目指して対策すれば英語で足切りされるという事はありません。
どれだけ難しく見えるTOEFLやIELTSであっても英語であること、言語であることに変わりはありません。何度挫折しても立ち上がり、分からない事を1つずつ打ち消していく事で必ず到達できます。
最後に、弊社は海外進学をされる方が必要な、IELTSやTOEFL対策をオンラインで専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。