こんにちは、SOLO IELTS TOEFLのルークです。オンラインでTOEFL対策を提供しています。
この記事では、TOEFLリスニング「メモの取りのコツ」を紹介します。
「リスニングで高得点を目指している方」や、「音源の内容を覚えてられない人」にオススメの内容です。
TOEFLのリスニングでは、あくまで意識は音源に集中させることが大切です。メモを取るあまり音源を聴き取れないと本末転倒です。メモを取るコツを理解して、必要な情報だけを書きとる訓練をしていきましょう!
下記に、動画でも説明しています:
目次:
リスニングとメモ取り
TOEFLにて、リスニングは最も重要なスキルです。なぜなら、TOEFLの問題構成はリスニングができないと答えることができない問題の割合が多いからです。
TOEFLは120点満点のテストですが、そのうち67点分がリスニングが関係しています。具体的には、リスニングセクションの他に、「Integrated スピーキング」「Integrated ライティング」の2つで、リスニング内容の要約が求められます。
TOEFLにて高スコアを目標にする場合、メモ取りは非常に重要なスキルになります。というのも、リスニングの音源が長く、メモを取らないと詳細部分の内容を忘れてしまいがちだからです。
特にTOEFLは約3時間半の間、パソコンの前でテストに取り組む必要があるので集中が切れがちです。
そんな時にもメモ取りが役に立ちますね。
「あ、なんだったけ…」と悔しい思いをした人も少なくないのではないでしょうか!
コツ1. 塩梅(あんばい)を知る
TOEFLリスニングのメモ取りにおける最も大切なことは、音源への集中と、メモ取りの塩梅を知ることです。この塩梅は、人によって異なります。
メモを取ることに集中して、音源を聞き逃してしまった経験は皆さんあるのではないでしょうか。どれぐらいまでなら、意識を音源に集中させながらメモを取ることができるのかを知る必要があります。
具体的には、練習の中で測定する必要があります。全体で何文字までメモが取れるのか、カウントしてみてください。それ以上は、メモを取らないということも一つの戦略です。
メモに集中しすぎるあまり全体の流れを見失ったり、途中で集中力が切れてしまうことを防ぐために、本当に重要な情報だけをピックアップすることに慣れておきましょう!
コツ2:記号を使う
次に重要なことは、記号を用いることです。メモ取りにかかる時間と、意識を極力省エネでおこなうことができます。以下は、私が使用しているものです:
- 「=」 :refer to, occur
- 「∵」:Because, as a result of, due to, because, owing to
- 「∴」:Therefore
- 「=>」:result in, lead to, contribute to, give rise to, cause
- 「≠」:isn’t, doesn’t, don’t, can’t
- 「+」: many, lots of, a great deal of,
- 「-」 :Little, few, lack ,in short of/ be in shortage of
- 「!」 :Important, interesting
このような記号を使うことで、メモを取る時間を大幅に短縮できます。
記号は、自分がわかれば何でも構いません。日常的に自分が使っているシンボルや、イメージが湧きやすいものを利用するのがオススメです。
例えば、「Decrease / fall / short / cheap / worse」などは「↓」の矢印といった具合で覚えておくと、後で見た時に分かりやすいと思います!
コツ3:話者ごとに情報を分ける
会話形式の問題では、話者ごとに情報のメモを分けると見やすいです。以下のようなイメージです:
このように人を分けておくことで、後から見返した時に、「誰が述べた発言か」が一目瞭然です。
TOEFLのリスニングは、音源が終わるまで問題を見ることができません。音源を聴き終わった後に、誰が述べた発言か分からないと、回答できないことがあります。
レクチャー形式は基本的に話し手が一人なので、コラムを分ける必要ありません!
コツ4. 声のトーンをメモする
次のコツは 「声のトーン」をメモしておくことです。
トーンは話し手の感情を表します。TOEFLの問題では声のトーンから話し手の意図をたずねる問題がよく出てきます。
例題で確認してみましょう:
音源
What implied information did you get from the student’s tone of voice, after the professor gave him a compliment?
His tone of voice implied he was __
A. sad
B. extremely happy
C. surprised
D. angry
トーンが分かれば、答えがわかったはずです。答えは「C:Surprised」です。
直接的に表現はしていないけれど、文脈と声のトーンから「こんなことが言いたい」というの推測す問題でしたねる。レクチャー形式と比べると、会話形式でトーンの示唆問題が多く出ます!
コツ5:コンセプト
ここからは、レクチャー形式のメモ取りのコツです。まず、コンセプトは必ずメモしましょう。
レクチャーでは、基本的に教授からコンセプトに関する説明があります。その「コンセプト」、または「コンセプトに関するキーワード」の問いがよく出題されます。
イメージが湧きにくいと思うので、例題で練習してみましょう:
音源
コンセプトはききとれましたか?
「Algae Biodiesel」でした。専門用語なので、初見ではコンセプトが分からないこともあります。しかし、後に続く説明を聞くと、「Algae」から作られる燃料に関するコンセプトだとわかります。
専門性の高い用語は必ず後に説明されます!焦らず説明をしっかりと理解できる準備を整えましょう!
コツ6:メインポイントを抑える
TOEFLのレクチャー形式は、5分前後ととても長くなっています。従って、「何をメモすべきか」あらかじめ理解しておと便利です。
レクチャーでメモすべきは、メインポイントです。基本的に、問いかれるのはメインポイントだからです。では、メインポイントとは何かというと、以下の5点です:
- メインアイデア
- 例
- 比較
- 反論
- 原因と結果
これらのメインポイントに関する情報は、高確率で出題されます。必ずメモを取るようにしましょう。
レクチャー形式は、会話形式と比べて話が長く、話が一方通行なので集中するべきポイントを見失いガチになります。特に、上記のポイントが説明される時は、聞き逃さないように注意をしておきましょう!
まとめ
以上、TOEFLリスニング対策の一つとしてメモ取りのコツを紹介しました。
繰り返しになりますが、TOEFLではリスニング力だけでなく、メモを取るテクニックが必要です。
何度も練習をする中で 「リスニングに集中すること」と「メモを取ること」の2つのバランスを探していきましょう。
仮に聴き逃しても、焦らず気持ちを切り替えましょう。
メモを取ろうとしていると、聴き逃してしまうこともありますよね。そこで焦らず、いっそその部分を捨てる覚悟を持ちましょう。
「あっ…」と思っているその瞬間にも、リスニングは進みます。 絶対に避けたいことは、頭が真っ白になって全体の流れを失うことです。
TOEFL対策で悩んでいる方は、お気軽にご相談ください!