こんにちは!SOLOのルークです。
海外へ行かれる方に、IELTSやTOEFLを教えています。
この記事では「オーストラリアで心理学が学べる大学と進学方法」を紹介します。
オーストラリアで心理学を専攻される方とお話をする機会が増えてきました。
一般的な心理学に留まらず、Well-beingやPositive心理学といったコースなどもあります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
目次:
オーストラリアの大学と心理学
Diplomaなどの1年の短期コースを含むと、誰でも心理学を専攻することは可能です。
一方、オーストラリアで正式に心理学者になるためには、大学院にて心理学修士課程コース(Master of Clinical Psychology)を修了する必要があります。
大学院で心理学を先行するためには、学士でも心理学科を専攻している必要があります。
つまり、心理学者としての登録まで、学士(4年)+修士(2年)の計6年かかるということです。
仮に、既に日本で学士課程を終えていて、専攻学科が心理学科でない場合は、
- Step1.
Graduate Diploma of Psychology(1.7年) - Step2.
Honours Bachelor of Psychology(1年) - Step3.
Master of Psychology(2年)
という、およそ4.7年のルートを辿ることも可能です。
どちらにせよ、心理学者になるのは大変な道のりです. . .
心理学が学べる大学一覧
次に、オーストラリアで心理学を学べる大学を確認します。
大学格付け機関QSのランキング順に並べています。
- メルボルン大学
- ニューサウスウェールズ大学
- シドニー大学
- クイーンズランド大学
- オーストラリア国立大学
- 西オーストラリア大学
- モナシュ大学
- マッコリー大学
- クイーンズランド工科大学
- アデレード大学
- カーティン大学
- ディーキン大学
- ニューキャッスル大学
- オーストラリアカソリック大学
- フリンダース大学
- グリフィス大学
- ラトローブ大学
- 南オーストラリア大学
- ウーロンゴン大学
- 西シドニー大学
ほとんどの大学で、心理学は専攻することができます。
最も有名なのはメルボルン大学で、世界ランキングは17位です。
どうしてもメルボルン大学で学びたいけれど、学士課程が心理学科でない方には、Master of Applied Positive Psychologyがオススメです。
上記の多くの大学で、学部や修士のみならず、Diploma(一年)も用意されています。心理学者になりたいわけではなく、純粋に心理学に興味があるといった人は考慮してみると良いです。
心理学の中でも、特色がある学科をみていきます。
一つ目は、フリンダース大学修士課程の”Wellbeing and Positive Mental Health in Education”です。
ウェルビーングやポジティブ心理学は、企業でも着目されている分野です。こちらのコースは、学士課程が心理学でなくとも進学可能です。
二つ目は、西オーストラリア大学の”Master of Business Psychology”です。
ビジネスと心理学を関連させて学びたい方などは、考慮してみると良いのではないでしょうか。
進学方法
次に、進学方法を確認します:
以下の3点の提出で進学が可能です。
- 高校(大学)の卒業証書
- 高校(大学)の成績
- 英語資格(IELTSまたはTOEFL)
英語資格に関しては、IELTS6.0-6.5(TOEFL79-85)の、いずれかの値で基準が設けられていることがほとんどです。
上位校は、ほとんどの場合においてIELTS6.5が必要です。スコア6.0の場合は、志望校が限られてくるので、出来る限り6.5を目標に対策をしましょう。
スコアのレベル感ですが、
- IELTS 6.0 = 英検準一級と一級の間
- IELTS 6.5 = 英検一級
程度と考えておくと分かりやすいかと思います。
成績に関しては、60%(5段階評価3以上)で出願できることが多いです。
そもそも成績の換算方法も違うため、成績が低いからといって諦めるのではなく、積極的に出願することをオススメします。
学費について
オーストラリアの心理学科の学費は、2023年2月現在のレートで年間およそAUD34,000 – AUD56,960です。
これは、日本円でおよそ306-512万円です。年間の学費であることに注意をしてください。
学費が途中で払えなくなった場合、退学になる恐れがあります。また、こちらに生活費がかかってくることを念頭に、資金の目処を立てる必要があります。
最後に
今回の記事のポイントを以下にまとめておきます:
- 心理学科はさまざまな国で学べる
- 学費はおよそ306-512万円
- IELTS6.0(TOEFL79)から出願可能
以上が、オーストラリアで心理学が学べる大学と進学方法の紹介でした。
基本的には、英語の資格基準を満たすことで出願ができます。
英語が得意でない場合、IELTSやTOEFL対策には時間がかかります。
現状のスコアを把握した上で、目標までの距離を定め、戦略を立てて学習を進めましょう。
IELTSやTOEFLは、日本にいながらも確実にスコアを上げることができます。
弊社では、出願準備とIELTSやTOEFLの双方をサポートすることが可能です。海外進学を考えてる人などは、遠慮なくご相談ください!
記事を最後までよんでいただき、ありがとうございました。