英語エッセイ「両論展開型」の書き方を徹底解説

英語エッセイ「両論展開型」の書き方を徹底解説

こんにちは、SOLOのルークです!

IELTSやTOEFLを専門的に教えています。

今回の記事では「両論展開型の英語エッセイの書き方を解説」します。

両論展開型エッセイでは、両サイドの主張に関して同程度の分量を書きます。その上で、最後に自分の意見を記載します。

高スコアを取るためには、各ボディでアイデアを2つ書くこと、結論で自分の意見を理由付きで簡潔に書くことです。

意外かもしれませんが、このタイプの設問は最も型に当てはめて書きやすいタイプです。出題頻度が低いため、本番に出題されると焦る方が多いです。きちんと練習をしておきましょう!

それでは、詳しく見ていきましょう。

両論展開型の英語エッセイとは

まずは、両論展開型の見分け方です。

英語エッセイの設問は、主に以下の3パターンに分かれます:

  1. 意見型
  2. 両論展開型
  3. 課題解決の提案

今回は「両論展開型」を中心に見ていきますが、

どのような設問である場合に、両論展開型のエッセイだと判断できるでしょうか。

以下の英文が設問に含まれている場合です。

  • Discuss both sides of this argument and then give your own opinion.
  • Discuss the advantages and disadvantages and give your own opinion.
  • Discuss the advantages and disadvantages.

both sides / advantages and disadvantages このような単語が含まれているかで、判断ができます。

例えば、IELTSでは以下のようなタスクとして出題されます。

  • Some people think that the best way to reduce crime is to give longer prison sentences. Others, however, believe there are better alternative ways of reducing crime. Discuss both views and give your opinion.

上記の表現が確認できますね。

段落構成と内部構成

次に、両論展開型の段落構成と内部構成を確認しましょう。

段落内容
導入1文目: トピックをパラフレーズ
2文目: 何についてのエッセイか述べる
ボディ①1文目:片方の論のメインアイデアを書く
2-4文目:1つ目のポイントの説明、具体例
5-6文目:2つ目のポイントの説明、具体例
ボディ②ボディ1に同じ
結論1文目:両サイドにメリットがある事を述べる
2文目:自分の見解を述べる
3文目:2文目を支持するを理由を書く

どの段落も、理想の内部構成はだいたい決まっています。

その他の設問形式との一番大きな違いは、自分の見解を結論パラグラフに持ってくるという点です。

導入パラグラフで自分の見解を書くと、読み手にミスリーディングな内容になりがちです。なぜなら、両サイドの議論をおこなった後に、自分がどう思うかを書くことが設問だからです。

ボディパラグラフで自分の見解を書いてしまうと、採点官にとってポイントをすべて網羅したかどうか見極めづらくなります。

タスク分析と計画

タスク分析とエッセイ計画の立て方を見ていきましょう。

冒頭5分ほど取り、きちんと準備することをオススメします。

タスクから逸脱したり、途中で書けなくなるためです。

全てのタスクには「トピック」と「設問」が含まれています

タスクを正しく理解する

設問の意図を正しく理解するとことは、とても大切です。

例題で確認しましょう。

  • タスク
    Some people think that the education system should only focus on preparing students for employment, while others believe it has other important functions. Discuss both sides and then give your own opinion.
  • 日本語訳
    「教育制度は就職のための準備にのみ焦点を当てるべきだと考える人もいれば、それ以外にも重要な機能があると考える人もいます。双方の意見について議論し、あなた自身の意見を述べなさい。」

Some people think…functions.までの前半部分を「トピック」と呼びます。

このタイプのトピックは、必ず2つの視点が含まれています。

この場合は、学校教育の目的が

キャリア目的 vs それ以外の目的

の2つの視点を意味します。

Discuss both…opinionの後半部分を「設問」と呼びます。

設問には3つの要件があります。

  • キャリア目的についての論
  • それ以外の目的についての論
  • 論に対する自分の意見

スコア6点以上を獲得するためには、この3点すべてに触れる必要があります。

スコア7点以上を獲得するためには、この3点を「完全に」展開する必要があります。

エッセイの計画を立てる

分析ができたら、エッセイの計画です。

計画を立てることで、途中で書くことに迷わなくなります。

勢いよく書き出したはいいものの、途中で書くネタがなくなり、手が止まってしまった経験がある人は多いのではないでしょうか。

Step1. キーワードに線を引く

まずトピック中の、キーワードに線を引きます。

Some people think that the education system should only focus on preparing students for employment, while others believe it has other important functions.

その下に、同じ、もしくは関連した語句を書き出していきます。エッセイの冒頭でトピックのパラフレーズをするためです。

  • Some people think = There are individuals who hold the belief
  • focus on = primary objective of
  • preparing students = equip students
  • employment = workforce
  • while others believe = whereas others argue
  • has = offer
  • important functions = significant purposes

人によっては、このように全てをパラフレーズするのは難しいかもしれません。

その場合は、少なくとも品詞や語順を変えることを意識しましょう

絶対に避けたいのは、タスクのトピックをそのまま写すことです。減点されます。

Step2. アイデアをブレインストーム

両サイドの「ポイント」をブレインストームします。

キャリアの目的・Leads to better careers and more $$$
・Leads to a better workforce which gives benefits to society
その他の目的・Skills – to make the students well-rounded, such as communication skills and how to use technology
・Morals and ethics – to make the society better
自分の見解・ both sides of the argument are merits
・ more strongly support other functions
・… Because if the students are well-rounded they will be more successful in their lives and contribute more to society

きちんと計画を立てられましたね。

このタイプのエッセイでは、情報量のバランスが大事です。

キャリアの目的」に関してはたくさん書けたのに、「その他の目的」については1-2行しか書けていない. . .

といった状態では、問いに答えてないことになってしまいます。

上の表では、各論に関して2つずつポイントが書かれています。

このように、両サイドの主張に関して、同じぐらいの情報を盛り込むことを意識してください。そのための計画だと心得ましょう!

「両論展開型」エッセイの書き方

計画を立てたら、実際に書きます。

導入、ボディ、結論に分けて詳しく見ていきましょう。

導入の書き方

第1文目:トピックをパラフレーズする

エッセイ冒頭では、トピックをパラフレーズします。

トピックをパラフレーズすることで、評価の半分を占める「語句」と「文法」の項目で高スコアを得ることが可能です。

先ほど、計画Step1で練習した通りです。

  • トピック:
    Some people think that the education system should only focus on preparing students for employment, while others believe it has other important functions.
  • パラフレーズ
    There are individuals who hold the belief that the primary objective of the education system should be to equip students with skills for the workforce, whereas others argue that it serves other significant purposes.

第2文目:何についてのエッセイか述べる

第2文目では、何についてのエッセイか述べます。

こちらの文章はいつも同じです。テンプレートとして、暗唱してしまいましょう。

  • パターン1:
    This essay explores the two opposing viewpoints on this issue, and subsequently, I will express my own position on the matter.
  • パターン2:
    This essay discusses both sides of this argument, and then I will give my own perspective.

導入パラグラフは2文のみです。

さらに、2文目はテンプレートとして覚えておくだけですので、早く書くことができますね。

導入パラグラフでテンプレートが使えるのは、このタイプの設問のみです。意見を書かなくて良いためです。

導入まとめ

できあがった導入パラグラフを確認してみましょう。

  • 導入パラグラフ
    There are individuals who hold the belief that the primary objective of the education system should be to equip students with skills for the workforce, whereas others argue that it serves other significant purposes. This essay discusses both sides of this argument, and then I will give my own perspective.

この導入パラグラフを読むことで、書き手が十分な「語彙力」「文法力」があることがわかり、なおかつ後続のパラグラフで何が書かれるかクリアになっていますね。

いきなり、I will discuss. . .と書かないように気をつけましょう。

ボディの書き方

次に、ボディパラグラフです。ボディは、2つ書きます。

意見型エッセイの場合は3つの可能性もありますが、両論展開型ではいつも2つです。

各論をそれぞれのパラグラフに書きます。

つまり、1つ目のボディパラグラフに「キャリアの目的」を、2つ目のボディパラグラフに「その他の目的」について書きます。

どちらのパラグラフも、メインアイデア(論)は一つです。メインアイデアを、ブレインストームした2つのポイントでサポートします。

2つのポイントには序列をつけ、どちらを主に書くか決めておくと良いです。

具体的な分量としては、主なポイントを3行ほど、そうでない方を2行ほどです。

まとめると、以下のようになります:

  • 1文目:どちらの論かを明確にする
  • 2文目:1つ目のポイント
  • 3文目:1つ目のポイントの説明
  • 4文目:1つ目のポイントの具体例
  • 5文目:2つ目のポイント
  • 6文目:2つ目のポイントの説明か具体例

詳しく見ていきましょう。

第1文目:トピックセンテンス(論)を書く

各ボディパラグラフは、トピックセンテンスで始まるべきです。

トピックセンテンスがメインアイデアになります。つまり、どちらの論について何をボディパラグラフに書くのかを明確にします。

  • トピックセンテンス:
    Concentrating solely on preparing young individuals for their future careers can be advantageous for schools.

今回の場合は、「キャリアの目的」におけるメリットについての論であることを明確にしていますね。

トピックセンテンスは、パラグラフの紹介のようなものだと考えてください。1文で、そのパラグラフが何を指しているのかを分かるように書きます。

トピックセンテンスが上手に書けると、書き手のパラグラフ全体のメッセージが理解しやすくなります。

第2-6文目:サポートセンテンスを書く

次に、サポートセンテンスを書きます。

サポートセンテンスとは、トピックセンテンスを展開する文章です。

以下の3つの方法があります。

  • 説明:
    Young individuals who are adequately prepared for their professions are likely to experience greater success in their work lives.
  • 詳細の追加:
    As well as this, It can result in higher earnings and greater financial independence.
  • 具体例:
    To illustrate, recent media reports have shown that high school graduates have a lower risk of unemployment and are more likely to earn higher wages, which serves as an illustration.

サポートセンテンスを書くコツは、「具体」のレベルをあげていくことです。

上では説明で”greater success”とあり、それが何かと言うと、詳細の追加 “higher earnings” “financial independence”であることがわかります。

そして、客観的な事実として具体例”media reports”が挙げられています。

ボディのまとめ

できあがったボディパラグラフを確認してみましょう。

  • ボディパラグラフ:
    Concentrating solely on preparing young individuals for their future careers can be advantageous for schools. Young individuals who are adequately prepared for their professions are likely to experience greater success in their work lives. As well as this, It can result in higher earnings and greater financial independence. To illustrate, recent media reports have shown that high school graduates have a lower risk of unemployment and are more likely to earn higher wages. By preparing students for jobs, society can benefit from the creation of a more skilled workforce. This, in turn, can increase productivity and ensure that employers have access to the necessary labor force.

IELTSでは極力「個人的な体験」はかかないようにしましょう。個人的な体験は、説得力に欠けるためです。

例外として、トピックが「家族」のような時は、個人的な体験を書くことも可能です!

結論の書き方

最後に、結論パラグラフの書き方です。

In conclusion がオススメです。他の選択肢もありますが、その他のタスクでも使用できるのは”In conclusion”のみです。

よくある間違いは、”to summarise”です。

このタイプの設問では、結論パラグラフで自分の意見を書くのでしたね。

summariseしてしまってはいけません。

1文目では、両サイドにメリットがあることを述べてやります。ボディで展開してきたことですので、自然ですよね。

その後で、2文目で「展開した論」に対して自分の見解を述べます。どちらのサイドを、自分はよりサポートていいるかを述べることです。

なぜ、より片方のサイドを支持するのか理由まで述べることが大切です。

第1文目:両サイドにメリットがある事を述べる

ボディで書いたように、両サイドにメリットがあることをまずは認めてやります。

  • メリットの確認
    In conclusion, I believe both sides of the argument have their merits.

こちらは、同じフレーズが使えるので暗記しておきましょう。

第2文目. 自分の見解を述べる

次に、自分の意見はよりどちらに傾いているのかを書きます。

  • 自分の見解:
    On balance, however, it seems that schools should have other functions.

On balanceは「全てを考慮した結果」という意味です。この語句を入れることで、

「確かにどちらもメリットがあるんですけれど、それでもあえて選ぶとすれば」というニュアンスを追加できます。

その上で、どちらのサイドをより支持しているか書きます。

ポイントは、短文で明確に書ききることです。

中立を良しとする文化で育ってきた方が苦手とするところです。

第3文目:理由を述べる

片方の論をより支持する理由を書きます。

  • 理由:
    The reason for this is that having well-rounded students can increase their success in life and enhance their ability to contribute to society.

理由は思いつく必要ありません。

実は、ボディで展開したことを抽象度高くまとめると勝手に理由になります

上記を訳してみましょう。

訳:「豊かな人間性を持った生徒は、人生の成功率が高まり、社会に貢献する能力も高まるからです。」

まさにボディパラグラフで展開した内容そのものです。

結論のまとめ

できあがった結論を確認します:

  • 結論パラグラフ:
    In conclusion, I believe both sides of the argument have their merits. On balance, however, it seems that schools should have other functions. The reason for this is that having well-rounded students can increase their success in life and enhance their ability to contribute to society.

スコア6.0以上を狙う人は、たった一行で結論パラグラフ終わらせないように気をつけましょう。

テンプレート

それでは、今までご紹介してきた書き方を、テンプレートで確認をしてみましょう。

  • Introduction
    One of the most contentious issues today pertains to …. In this essay, I will examine both sides of the debate and present my own viewpoint on the matter.
  • Paragraph 2
    One viewpoint argues that the advantages of … far outweigh its disadvantages. The primary rationale behind this perspective is that… Additionally, it can be argued that… A relevant example of this is…
  • Paragraph 3
    On the other hand, an opposing argument can also be made. It is frequently contended that… This opinion is often held because… Another aspect to consider is… An exemplary case in this regard is…
  • Conclusion
    In conclusion, I believe both arguments have their merits. On balance, however, I feel that…This is due to the fact that…

テンプレートは完全に真似をする必要はありませんが、型として覚えておくと便利です。

解答例

こちらの記事で紹介した、英文とテンプレを合わせて確認してみましょう。

下線部分がテンプレートです。

  • タスク
    Some people believe there should be the death penalty for extremely serious crimes. Others believe that it is not morally correct to kill criminals. Discuss both these views and give your own opinion.
  • 導入
    A highly controversial issue today relates to the use of the death penalty for extremely serious crimes. In this essay, I am going to examine this question from both points of view and then give my own opinion on the matter.
  • ボディ1
    On one side of the argument, there are people who argue that the benefits of the death penalty for the most serious crimes considerably outweigh its disadvantages. The main reason for believing this is that it serves as a deterrent and prevents criminals from committing horrific crimes. Additionally, it ensures that the most dangerous individuals are permanently removed from society, thus protecting the public. It is also possible to say that the death penalty can provide a sense of closure and justice for the victims’ families. One good illustration of this is that the death penalty has been used to execute notorious criminals, such as serial killers, who pose a significant risk to society.
  • ボディ2
    On the other hand, it is also possible to make the opposing case. It is often argued that in fact, the death penalty is not morally correct as it is a violation of the fundamental right to life. People often have this opinion because killing someone, even a criminal, is morally wrong and undermines the value of human life. A second point is that there have been cases where individuals have been wrongly convicted and sentenced to death, which raises concerns about the potential for human error in the justice system. A particularly good example here is the case of Troy Davis, who was executed in the US despite significant doubt about his guilt.
  • 結論:
    In conclusion, I believe both arguments have their merits. On balance, however, I feel that the death penalty should not be used for extremely serious crimes. This is because the possibility of executing an innocent person is too high a risk to take.

テンプレートは、トピックにより若干の変更が必要です。

テンプレートを丸暗記して盲信するのではなく、必要に応じて若干の表現を変えていくことが大切です。

最後に

今回の記事で紹介した内容を再度まとめておきます:

  1. 両サイド同程度書ける事が大切
  2. 計画の段階で質が決まる
  3. 意見は結論パラグラフで書く

両論展開型の英語エッセイの書き方は理解できたでしょうか。

出題頻度はさほど高くありませんが、練習しておかないと綺麗に書けない形式です。

また、トピックにおける知識がないとアイデアは出てきません。

実際にライティングした後に、どういったアイデアがあるのかサンプルアンサーなどから分析をしましょう。

できれば、関連する記事やユーチューブなどを見て、該当トピックの背景知識をどんどんつけていきましょう。

IELTS対策は長い道のりですが、頑張って乗り越えていきましょう!

最後に、IELTS対策でお悩みがあれば、お気軽にご連絡ください!

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