こんにちは、SOLOのルークです!
TOEFLを専門的に教えています。
今回の記事では「TOEFL4.5点(旧形式75-90)のレベルと必要な勉強法」を紹介します。
TOEFL4.5点を取得することで、進学先の選択肢が大きく広がります。学習を始めたばかりの人は、一番最初の目標スコアにすることをオススメします!
それでは、詳しくみていきましょう!
目次:
TOEFL4.5点のレベル
まずは、TOEFL4.5点(旧形式75-90)のレベル感です。
| IELTS | TOEFL iBT | TOEIC | 英検 |
| 9.0 | 6.0 | N/A | N/A |
| 8.0 – 8.5 | 5.5 – 6.0 | N/A | N/A |
| 7.0 – 7.5 | 5.0 – 5.5 | 945 – 990 | 1級+ |
| 6.0 – 6.5 | 4.0 – 4.5 | 805 – 940 | 準1級+ – 1級 |
| 5.0 – 5.5 | 3.5 – 4.0 | 605 – 800 | 準1級 |
| 4.0 – 4.5 | 3.0 – 3.5 | 410 – 600 | 2級 |
この表は、弊社が指導してきた受講生のスコアから算出した数値です。
TOEFL4.5点は、IELTS6.0-6.5と同等のレベルです。英検との比較では、1級にはなんとか届くかどうか、TOEICでは、900点を超える方が多いです。
その他のテストとの比較は参考程度にしてください。一般に出回っている換算表とは大きくかけ離れているかと思いますが、現実はこの程度です。
必要な勉強時間
仮に、英語の勉強をこれから始める場合、TOEFL4.5点を取得するために必要な勉強時間の目安は以下の通りです:
- 英検3級:約1,500時間+
- 英検2級:約900時間+
- 英検準1級:約500時間+
仮に、英検3級(中学レベル)からTOEFL4.5点を目指す場合、1日3時間の勉強を約1年5か月ほど続けることで、TOEFL80点を取得できるレベルに到達します。
英検2級(高校レベル)からですと、1日3時間の勉強を約10か月ほど、英検準1級ぐらいの方ですと、5か月ほどを考えておくと良いです。
勉強が単調な作業にならないように気をつけましょう。学習の目的を理解して、「なぜその学習をしているのか」を明確に意識して取り組みましょう!
TOEFL4.5点獲得の勉強法
リーディングの勉強法
それでは、TOEFL4.5点を目指すためのリーディングの勉強法をみていきましょう。
TOEFLリーディングで4.5点を出すためには、大意理解を超えて、ある程度の細部まで理解ができることが重要です。
“Complete the Words”のような設問では、”Read an Academic Passage”を写経するとよいです。もしくは、AI等を活用して類題を作成させるのも一つの手段です。
“Read in Daily Life”タイプでは、TOEICのリーディングが有効です。難易度は低いため、4.5を狙う人であれば満点も取りたいセクションです。唯一、数をこなすことが有効な設問タイプです。
そして、最後が最難関の”Academic Passage”です。この設問は、1文ずつ丁寧に読めることが大切です。文章の意味を問う設問が大半だからです。
1文を丁寧に読むためには、「単語と文法」が必須になります。対策の前提として、市販のTOEFL単語帳と、中高の英文法は完璧にしておきましょう。
また、リーディングスコアが3.5点以下の人は、リスニング講義パートのトランスクリプトの精読から始めてみてください。リーディングとトピックが似ていますが、内容が容易ですので手をつけやすいです。
きちんと読むというのは、ある1文における単語と文の構造、主語、動詞、目的語の関係が理解できている事をさします。大学受験用の「英文解釈の技術」や「ポレポレ英文読解プロセス」などの英文解釈本を行なってみてください。
リーディングに苦手意識がある人は、1文を読んだら頭の中でその情景を想像する癖をつけてみてください。解釈がきちんとできた上でビジュアル化できると、理解力が格段に上がります!
リスニングの勉強法
次に、TOEFL4.5点を狙うにあたってのリスニングの勉強法になります。
リスニングで4.5点以上を獲得するためには、ある程度の細部への聞き取り能力と、大意理解の双方が大切です。
設問としては、”Choose a Response”や”Conversation”などは細部の音の聞き分けが重要になります。この辺りの質問に対しては、ディクテーションが有効です。
1文ずつ書き起こしを行ってください。書けなかったところはスクリプトと比べながら、なぜ書けなかったかを思考することが重要です。
一方で、”Announcement”や”Academic Talk”では、ディクテーションも有効ですが、同時に大意理解を促すための要約練習が有効です。
リスニングの勉強は、音源を聴いた後にどのようなことについて話していたか、自分で口頭要約をしてみましょう。
以下が、音源を聞いた後の口頭要約のサンプルです。
このタイプの設問では、大まかなトピックの流れを問う設問がおよそ半分を占めています。細部を聞き逃したり、大きな聞き間違いを犯しても、全体の流れさえ追うことができれば高得点が狙えます。
スピーキングの勉強法
次に、TOEFL4.5点を狙うためのスピーキング対策です。ここはおそらく、最も難易度の高いセクションになります。
前提のお話ですが、”Listen and Repeat”、”Take an Interview”、どちらの形式もリスニング力がないと何も話せないようになっています。こればかりはどうしようもありません。前提として、リスニング力をつけた上で対策をしてください。
次に、どれぐらい発話ができると4.5になるのか? ですが、これは「日本語のアクセントが残りつつも、エラーも散見するが、言っていることはほぼ完璧にわかる。Take an Interviewでは、時間いっぱい発話し続けられる」といった感じです。
Listen and Repeatでは、まず重要になるのが短期記憶です。音が聞き分けられても、覚えてられないと意味がありません。長くて辛い場合は、意味の塊ごとに発話する練習をしましょう。発話できる分量を、少しずつ長くしてください。
Listen and Repeatのネタに困る人は、リスニングの問題を同じように使うのも一つの手です。一文流して止める。そして、その一文を復唱する。これはスピーキングのListen and Repeatそのものですし、リスニングの練習にもなるので一石二鳥です。
Take an Interviewが厄介ですね。ここは、ある程度の流暢性を保ったまま時間いっぱい話す必要があります。時間いっぱい話すコツは、知識があることと、小難しく話さないことです。
前提としてその内容について知らない場合は、なかなか回答がしづらいです。そういった場合は、知識をつけるしかありません。トピックに関連する記事やYouTubeなどを見ると良いでしょう。
難しく話さないというのは、”I have three reasons to support my opinion.” のように、自分で自分の首を絞めないことです。それを言った瞬間に、3つ理由を言うはめになるからです。
イメージとしては、友達を目の前にして「なんて言うか?」を意識すると良いです。友達に “I have three reasons to support my opinion.” と言いますか? 言わないと思います。それほど大層なことが求められていないのがTOEFLです。
ライティングの勉強法
最後に、ライティングの勉強法です。
そのためにまず、4.5点とはどのような答案なのかを理解しておく必要があります。
これは一言で述べると、分量が書けることと、エラーを2文に1つ以下にすることです。
したがって、練習のフォーカスは、まずは文字数を満たせること。その上で、語彙や文法のエラーを「ある程度」減らしていく、となります。「ある程度」というのは、2文に1つ程度はエラーがあってもいいからです。
そもそも早く書くこと自体が難しいので、それ自体がきちんと評価をされるスコア帯です。
Build a Sentenceに関しては、高校の英語力がベースにあることを前提とすると、数をこなす練習が効果を見込めます。
Write an EmailとWrite for an Academic Discussionに関しては、テンプレートの型から学習を開始すると良いでしょう。
語彙や文法の添削に関してはAIを積極的に活用しましょう。「CEFR A2〜B1程度の英文に直してほしい」とPromptを入れると、自分が書けるレベルのフィードバックが来ます。ネイティブレベルのものは参考にならないので、気をつけてください。
最後に
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- TOEFL4.5点 = 英検一級になんとか合格
- RLは大意理解とある程度の細部理解
- SWはアウトプットの量にこだわる
TOEFL4.5点は一般的に認識されているよりもずっと難易度の高いスコアです。
もし現状のスコアが3.5点以下の人などで、TOEFL対策が難しい場合などは英検からスタートするのも1つの手です。
自分のレベルに合った級からスタートし、英検の準1級まで上げていくと良いでしょう。英検は活用する際は、問題に正答して喜ぶのではなく、他の選択肢がなぜ間違っているかの説明までできることを目標に学習をしてみてください。
英検の準1級で7割ほど取れるようになると、TOEFLは4.0点ほどからのスタートが切れます。また、英検で基礎力をつけることによって、TOEFLの参考書の解説もわかりやすくなるかと思います。
TOEFL4.5点が多くの大学の入学の基準になっているのにも理由があります。それは、ある程度読み聞き、そして話す、書くことができるスコアだからです。
TOEFL4.5点は中級者の登竜門といっても過言ではないです。どんな方でも、解像度を高く学習を進めていくと4.5点は必ず取得できます。諦めないでください!
最後にTOEFL対策でなにかお悩みがあればお気軽にご連絡ください!




