こんにちは!
今回の記事では「サウサンプトン大学の概要と留学方法」を紹介します。
「サウサンプトン大学の情報が気になる人」や「留学方法を詳しく知りたい方」などの役に立てば幸いです。
サウサンプトン大学は、考古学や海洋研究の分野で有名です。座学だけではなく、フィールドワークを中心とした実学を大切にしている大学です!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:
サウサンプトン大学 概要まとめ
基本情報
まずは、サウサンプトン大学の基本的な情報を見てみましょう:
都市 | サウサンプトン |
生徒数 | 23,498人 |
男女比率 | 47:53 |
留学生比率 | 35% |
コース期間 | 3年 |
合格率 | 約80% |
出願資格(英語) | TOEFL 92点- / IELTS6.5- |
世界ランキング | 77位 |
国内ランキング | 12位 |
雇用主の評価(卒業後) | 60.1/100 |
サウサンプトン大学は「to change the world for the better」というミッションを掲げ運営されています。
1862年設立の歴史のある大学の1つです。世界ランキングでも高い評価を受けている人気校であるにも関わらず、直接進学における合格率は高く、比較的入学しやすい学校です。
現在、2万人強の学生が在籍しており、男女比率のバランスが良い大学です。留学生の数も全体のおよそ35%と高めですので、学内でマイノリティになることはありません。
サウサンプトン大学では企業との連携が盛んなのもあり、卒業生の就職率は約95%と、高い数値になっています。卒業後の進路をヨーロッパで考えてる人にとっては魅力的かと思います!
学費と奨学金
サウサンプトン大学の2022年度の学費と奨学金を確認してみましょう :
学費(年) | £18,520-22,760 |
卒業までの概算総費用 | £100,560-113,280 |
奨学金(年) | N/A |
- 参照元 : Tuition Fee
年間の学費は、2021年6月現在のレートで年間285-350万円強です。生活費込みの卒業までの費用は、およそ1,550-1,750万円です。
学部奨学金に関してですが、サウサンプトン大学では日本人の学生が申請できる奨学金はありません。修士・博士過程については、いくつかありますのでウェブサイトからご確認ください。
サウサンプトン大学志望の方で、金銭的に不利な学生は日本にいる間に学費の目途を立てておく必要があります!
世界ランキングの推移
サウサンプトン大学の世界ランキングの推移を確認してみましょう :
2017 | 102位 |
2018 | 96位 |
2020 | 97位 |
2021 | 90位 |
2022 | 77位 |
世界大学ランキングは、論文引用・研究・授業・将来の展望・卒業後の収入から算出されています。
直近の世界ランキングはいずれも77-102位、英国内では12位を保持しています。
学部紹介
続けて、サウサンプトン大学が設置している学科を確認してみましょう :
- 音響工学
- 宇宙工学
- 考古学
- アート
- 聴覚学
- 生物科学
- ビジネススクール
- 化学
- 経済
- 教育
- 電子工学&コンピュータサイエンス
- エネルギー
- 工学
- 英文学
- 環境科学
- 老年学
- 健康科学
- 歴史
- 人文
- 法
- 数学
- 医学
- 現代語&言語学
- 音楽
- 海洋地球科学
- 哲学
- 光電子工学
- 物理&解剖学
- 政治&国際関係学
- 心理学
- 社会統計&人口学
- 社会政策&犯罪学
- 音声&振動学
主に33の学部があり、各学部の中に数多くの学科が提供されています。
世界ランキングで評価の高い学科は「看護、統計、地質学、電子工学、物理&解剖学、機械工学、医学、地球海洋科学、地理、地球物理、心理学、社会政策、考古学」です。
大学のロケーション
次に、サウサンプトン大学が位置するロケーションをみてみましょう:
サウサンプトン大学は、イギリス南部の海沿いの街、サウサンプトンの中心部から約5キロメートルに位置しています。
サウサンプトンの人口は25万人ほどと小規模です。サウサンプトンからロンドンまでは列車で約100分ほどで、毎日60本以上も運行しています。
留学中の滞在先は、学生寮とアパートから選択できます。サウサンプトン大学では、入寮申込期日までに申込書を提出した留学生を含めた新入生全員に、学内の学生寮への入居が保証されています。
サウサンプトンは、古くから港町として栄えてきたことから「世界への入り口」という愛称で知られています。タイタニック号の出発地の港でもあります!
サウサンプトン大学の留学方法
進学要件
サウサンプトン大学の進学要件は、以下になります:
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 6.5-7.0 | 6.5-7.0 |
TOEFL | 92点-100 | 92点-100 |
GPA (出願最低値) | 3.5以上(5段階) | 3.0以上 |
規程テスト | A Levels: A*AA – BBB IB : 32-38 | N/A |
サウサンプトン大学に入学のためには「英語の資格・GPA(成績)・規程テスト」の3点の準備が必要になります。
学部のGPAに関は、3.5以上(5段階)と、その他の難関校と比べ低めです。一方で、修士課程に必要なGPAは3.0以上ですので、一般的な難関校の基準です。
学科により求められるIELTS(TOEFL)のスコアが変わるため、ウェブサイトより確認が必要です。ほとんどの学科では、IELTS6.5(TOEFL92点)にて進学が可能です。
ファウンデーションコース
サウサンプトン大学には、海外からの志願者のためにファウンデーションコースが用意されています。
ファウンデーションコースとは、大学に進学する前の準備コースに当たります。上記の直接進学の条件が満たせない方や、入学後授業についているか不安な方が利用します。
サウサンプトン大学のファウンデーションコースを終了すると、
- ビジネス
- 人文&社会科学
- アート&デザイン
のいずれかの学部の1年次に進学することが可能です。また、修士進学希望の方にもファンデーションコースが用意されている珍しい大学ですので、気になる方はウェブサイトよりご確認ください。
自由に学部を選びたい方は、A Levelsのスコア提出をして直接進学をする必要があります。そうでない方は、ファウンデーションコースから進学するのも一つの手ですね!
進学条件
ファウンデーションコースの進学要件は、以下になります:
資格 | IFP |
IELTS(UKVI) | IELTS 5.0(各セクション5.0以上) |
GPA (出願最低値) | 5段階3.5以上 |
ファウンデーションコース入学のためには「英語の資格・GPA(成績)」の2点の準備が必要になります。
直接入学するのに比べて、要求されるIELTSのスコアが下がります。トップ校は通常IELTS5.5-6.0が求められますので、英語が苦手な人には助かる大学かと思います。
進学準備の流れ
参考までに、学部に直接進学する流れを共有しておきます。
- IELTS(TOEFL)のスコアメイク
- A Levels受験
- 推薦書(1通)
- 志望動機書
あくまで上記はオススメの順番ですので、先にA Levelsの対策をしても問題はありません。
どちらにせよ、大学受験以上のより高度な英語力を身につける必要があります。英語のスコアメイクができたら、推薦書と志望動機書を同時に準備して出願します。
出願時期
サウサンプトン大学は、以下のように2期制です。
- 1期:9月下旬-1月下旬
- 2期:2月上旬-6月中旬
出願は、サウサンプトン大学のウェブサイトではなく、UCASという外部機関から行います。UCASは、英国の大学の申請プロセスを運営しています。
サウサンプトン大学への出願は、9月上旬から1月15日にかけて可能です。例えば、2022年9月入学の場合は、2021年の9月から出願が可能です。
その際、大学の学科によっては高校3年時の2学期と3学期の成績は、後ほど提出するようになります。合格後に成績が下がってしまうと、取り消しになることもあるので気をつけましょう。
学部進学を目指している人は、どんなにおそくとも高校3年の秋頃までにはIELTS(TOEFL)とA Levels(SAT)のスコアが揃っている必要があります。
以下に、一般的な受験スケジュールのサンプルを添付していますので参考にしてください。
可能であれば、進学のための必要最低限の英語の資格は高校2年の間に取得してしまうことが理想です。3年生では入学後のエッセイの書き方、奨学金の申請、志望動機書などに時間を使うと良いかと思います!
まとめ
企業との共同研究を推奨する名門大
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 世界大学ランキング77位
- 年間の学費は285-350万円
- IELTS6.5 or TOEFL92点から留学可能
サウサンプトン大学は、イギリスのトップ24校が名を連ねるラッセル・グループの一員です。学内にはシアターがあり、付属のカフェ、バー、ダイニングが学生間で好評です。
興味がある場合は、キャンパスツアーをみてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
サウサンプトン大学のここがオススメ
私が思うサウサンプトン大学のおすすめのポイントは以下です。
- 入学の敷居が低い
- 企業とのタイアップ
- モーター系に強い
サウサンプトン大学は、トップ大学の中では成績の基準が緩めです。海外大学進学にあたり成績は重要項目になりますので、これは成績がよくない人には朗報かと思います。
また、入学後に企業とのタイアップの機会が多く設けられています。より具体的には、共同でのフィールドワークや共同開発研究です。
企業との関係を重要視していることもあり、卒業後の就職率が95%ほどとなっています。大学で学習した内容が、卒業後に就職という形で報われるのは良いことかと思います。
最後に、モーター研究に強いことを魅力としてあげたいと思います。F1のスーパーカーのモーターなども、同大学卒業のエンジニアが開発していることが多いです。
日本の学生にとってはあまり知名度のない大学かもしれませんが、「成績や英語が苦手だけど、イギリスのトップ大学に進学したい」という人は、考慮してみると良いかもしれません!
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
入学に必要なIELTSやTOEFL対策でお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。