6.0以上に必須「パラフレーズ」を解説【IELTSライティング対策】

IELTSライティング対策|6.0以上に必須のパラフレーズの仕方を解説

こんにちは!

SOLO IELTS TOEFLルークです。

今回の記事では「IELTSライティングで高スコア取得のために必須のパラフレーズの仕方」を徹底解説します。

パラフレーズが何かわからない」「IELTSのライティングスコアが伸びない」という課題を持っている方のために書いた記事です。

「パラフレーズ」はバンドスコア「6.0以上」を取得するために必ず必要なテクニックです!

それでは各タスクごとに紹介していきます。

IELTSライティングの「パラフレーズ」

「パラフレーズ」とは

「パラフレーズ」は元の文章を他の語彙や英語表現を用いて違う表現に置き換えるテクニックです。

説明だけ読んでもイメージがつきにくいと思うので、実際の具体例をみてみましょう:

元の文章:
Her life spanned years of incredible change for women as they gained more rights than ever before.

パラフレーズ後の文章:
She lived through the exciting era of women’s liberation.

つまり文章の「要点」や「意図」を変えることなく、違う形で表現するということですね。

リーディング問題でも本文とは違う語彙を設問で聞かれるケースが多いです。あれもパラフレーズの一つですね!

なぜパラフレーズは重要なのか

パラフレーズがどんなことか分かったところで、次になぜパラフレーズが重要なのかを理解しましょう。

パラフレーズが重要な理由は、IETLSライティングの評価基準をみるとわかります。以下がライティングの簡単な評価基準です:

タスク達成度
(Task Achievement)
・タスクに対して十分かつ適切な回答ができているか
一貫性
(Coherence & Cohesion)
・主張が論理的に展開されているか
・段落構成が明確かどうか
語彙力
(Lexical Resource)
・幅広い語彙を適切に使用できているか
文法
(Grammatical Range and Accuracy)
・難易度の高い構文を含め適切に使用できているか

パラフレーズは、上記の評価観点の中で「語彙力(Lexical Resource)」に影響します。

具体的には「同じ語彙を繰り返し使用せずに、適切に語彙の言い換えができているか」ということが評価されるというわけです。

適切な「代名詞」の使用も同じように評価されます!

スコア別のパラフレーズ

パラフレーズがどれくらいスコアに影響を与えるか、もう少し詳しくみてみましょう:

バンドスコア評価定義
5.0・最小限の語彙しか使用できていない
・語彙の使用にミスが多くみられる
6.0・適度な量の語彙を使用できている
・語彙の使用にミスがみられるが大きく意味を損なわない
7.0・十分な量の語彙を使用できている
・語彙の使用にミスがほとんどみられない
8.0・幅広い語彙を使用できている
・語彙の使用のミスは稀である

上記の表をみると分かることが、スコアが上昇するにつれて「語彙」に関する定義が少しずつ以下のように変わっています:

  • 最小限の語彙(Minimum range)
  • 適度な量の語彙(Adequate range)
  • 十分な量の語彙(Sufficient range)
  • 幅広い語彙(Wide range)

つまり、同じ表現を繰り返し使わず幅広くパラフレーズをすることで、十分な語彙力があることをライティングで証明する必要があるということです。

意図的に「自分は語彙力がある」ということを示す必要があるということですね!

タスク1で役立つパラフレーズ

パラフレーズの重要性がわかったところで、各タスクごとに役立つパラフレーズを紹介します。

早速ですが「タスク1」は以下の3点で特にパラフレーズを活用することができます:

  • パラフレーズ1:導入
  • パラフレーズ2:パーセンテージ
  • パラフレーズ3:数値

それぞれ詳しくみていきましょう。

タスク1:「導入」のパラフレーズ

「導入(イントロダクション)」は、設問と同じ表現を避けてパラフレーズして表現する必要があります。

以下の例を見てみましょう:

設問:
The graph below shows population figures for India and China since the year 2000, and predicted population growth up until 2050.

パラフレーズ後の導入:
The image provided numbers regarding the amount of citizens in two nations, China and India, starting in the year 2000 through the future year of 2050.

赤字で表記した部分を中心に、同じ語彙を使用しないで表現していることが分かります。

タスク1:「パーセンテージ」のパラフレーズ

パーセンテージは以下のようにパラフレーズすることが可能です:

パラフーレズ前パラフレーズ後
seven out of ten70%
two fifth40%
Just under a third30%
a fifth20%
one in ten10%
from two fifth to less than a fifthfrom 40% to 15%
halveddropped by half

タスク1:「数値」のパラフレーズ

続いて数値のパラフーレズ例です:

パラフーレズ前パラフレーズ後
Just over a fifth – around22%
slightly less than a quarter23%
approximately half48%
a large number ofaround 70%
a significant proportion ofaround 80%
a small minority ofaround 5 to 10%
a small number/amount ofaround 5 to 10%

数を表現する時に「a lot of」や「many/much」を使いすぎてしまう場合は特に注意してください!

タスク1:パラフレーズの練習問題

イメージが掴めたところで、実際にパラフレーズをしてみましょう。

練習問題

The charts below show the reasons why people travel to work by bicycle or by car.

上記イントロダクションの赤字部分をパラフレーズして表現せよ。

同じ意図になるような「語彙」や「英語表現」を考えてみましょう。

解答例

These graphs display why commuters arrive at their place of work on their bike or in their car.

「travel to work:通勤する」ということから「people」を「commuters」とパラフレーズしましたね!上記は一例ですが、日常で見かける英語もパラフレーズができないか考えてみると良いでしょう!

タスク2で役立つパラフレーズ

タスク2はエッセイ形式で、自分の主張を展開する必要があります。必然的にパラフレーズの機会が増えるので意識的に活用していきましょう。

タスク2は以下の3点で特にパラフレーズを活用する必要があります:

  • パラフレーズ1:導入
  • パラフレーズ2:主張
  • パラフレーズ3:因果関係と解決策

それぞれ詳しくみていきましょう。

タスク2:導入のパラフレーズ

タスク1と同じように、設問の表現をそのまま導入部部で使用することは控えましょう。

以下の例を見てみましょう:

元の設問

Unemployment is one of the most serious problems facing developed nations today. What are the advantages and/or disadvantages of reducing the working week to thirty-five hours?

パラフレーズ後
Lack of jobs is one of the gravest issues confronting in industrialized countries and some nations start lessening working hours.

全ての表現をパラフレーズする必要はありませんが、文章の意図を損なわない程度にパラフレーズを活用していきます!

タスク2:主張のパラフーレーズ

主張を展開する時に以下のような表現を使ってみるのもいいでしょう:

  • My frank and honest opinion is that…
  • It is my firm belief that…
  • I’m inclined to believe that…

「I strongly believe that…」という定型表現を使っている事例をたくさんみます。いろんな言い回しに挑戦してみることが重要です!

タスク2:因果関係と解決策のパラフレーズ

解決策を提案する時や因果関係を表したい時には、以下のような表現が役に立ちます:

  • One possible quick fix could be…
  • The key to unraveling the issue is…
  • The origins of the problem can be found in…
  • The genesis of the issue is actually…
  • The aftermath has involved…
  • There are legitimate repercussions, including…

タスク2:パラフレーズの練習問題

最後にラスク2の設問を参考にして、実際にパラフレーズをしてみましょう:

練習問題:

Nowadays, many schools are using computer games to teach lessons to many children inside and outside the classroom. What are the negative and positive effects of using computer games in education and what can be done to minimise the negative effects?

上記の文章でパラフレーズできる部分を列挙せよ。

いくつパラフレーズできたでしょうか?

例えば、上記の問いの中でパラフレーズできるものは以下のような語彙があります:

  • nowadays = in modern times
  • schools = academic institutions
  • computer games = electronic activities and exercises
  • lessons = courses
  • inside and outside the classroom = at school and at home
  • negative and positive effects = good and bad impacts
  • education = academic development
  • using = employing
  • teach = instruct
  • can be done = solution
  • minimise = reduce

あくまで上記は例の一部です!文章の意図が変わらないように注意しながら、自分が自信をもって使える語彙を使用していきましょう!

最後に

新しく学んだ語彙を積極的に使用してみよう

今回の記事の内容をまとめておきます:

  • ポイント1:IELTSライティングではパラフレーズが重要
  • ポイント2:パラフレーズは意図を損なうことなく違う表現に置き換えること
  • ポイント3:正しく使用できる範囲でパラフレーズする

新しく学んだ語彙は、実際に使用しないと適切な使い方が分かりません。練習の段階で、可能な限り使い慣れていない語彙を積極的に使っていきましょう。

また注意点として、本番の試験では自信がないパラフレーズは避けましょう。無理にパラフレーズをして、文脈に合っていない文章を作ると減点されてしまいます。

練習の時にたくさん失敗して、自信を持って使用できる英語表現を着実に増やしていくことが大切です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

IELTS対策で悩んでいる方は、お気軽にご連絡くださいね!

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