IELTSは難しい?初心者のための勉強法を紹介

【IELTS5.0以下必読】バンドスコアが低い初心者がやるべき勉強方法

こんにちは、SOLOのルークです!

IELTSを専門的に教えています。

今回の記事では、「IELTS初心者のための勉強法」について紹介していきます。

初心者の人にとっては、IELTSは難易度が高く感じるテストかと思います。無理にIELTS対策をしても学習効率が下がってしまうため、自分のレベルに合った英検などからスタートすると良いです!

下記の動画でも、記事の要点をまとめています:

それでは、詳しく見ていきましょう。

IELTSは難しい?

IELTSの難易度

IELTS初心者の人にとっては、非常に難しくテストかと思います。

なぜでしょうか?

IELTSの問題自体は、英検一級よりも若干難しいからです

IELTSには、英検1級の語彙問題は存在しません。ですので、完全な比較はできませんが、全体のレベル感としては英検1級の上になるテストです。

つまり、英語の実力が英検準一級程度に到達していない人にとっては、IELTSは対策自体が難しいテストになっています。

英検2級レベルの人が、いきなり英検一級より難しいテストの対策をするのは、困難であることは想像しやすいかと思います。

また、「英検1級は余裕だよ」という人の数はさほど多くないかと思います。したがって、IELTSを難しく感じる人が多いのは自然かと思います。

初心者の定義

続けて、「初心者」の定義を共有しておきたいと思います。

この記事では、「高校の英語に抜けがある方」「英検準1級レベルに不安がある人」を初心者とよびたいと思います。

というのも、英検準1級に余裕が感じられない場合は、IELTS対策は難しいためです。

まずは、英検準1級を目指しましょう。

無理やりIELTS対策をすることも可能ではありますが、基礎に抜けがあるとどこかで伸び悩みます。

英検準一級に合格した人が少しIELTS対策をすると、スコア5.0-5.5になることが多いです。

IELTS初心者の人にとっては、スコア5.0-5.5程度から本格的に対策をすると効率は良くなります。

無料の公式模試に回答しよう

自分が初心者かどうかわからない人は、IELTSの無料公式模試に回答してみてください。

リーディングとリスニングに限ってですが、自分の現在のスコアを正確に出すことが可能です。

スタート位置を正確に知っておくことで、目標までの距離を感覚的にでもつかむことができると思います。

実は、スピーキングとライティングに関しても、実際の採点官が採点してくれるサービスがあります。以下は、IELTS公式テストセンターのIDPさんが提供している、プログレスチェックというサービスです。

実際にIELTSを受験すると、25,000円以上します。プログレスチェックは、US$49.95という破格で採点をしてもらうことは可能です。

公式模試に回答してみて、リーディングとリスニングがスコア5.0-5.5に到達していない場合は、自分のレベルにあった英検の級に立ち返りましょう。

英検準1級の問題に、7割以上正答できるようになった時点でIELTSに移行すると良いでしょう。

IELTS初心者の勉強法

リーディング

英検を活用した、初心者の方のリーディングの勉強法を見ていきましょう。

目標としては、英検準1級のリーディングで安定して8-9割程度の正答率を目指して勉強していくと良いでしょう。

仮に、英検準一級が難しく感じる人は、自分に合った級からスタートしてください。過去問10回分程度を定着させることから始めてください。

定着というのは、まず第一に出てくる語彙を全てもれなく暗唱することです。

語彙問題などは、最終的には選択肢を見ないで答えが入れられる状態が理想です。答えではない単語の例文は、グーグルなどで調べてブツブツ暗唱してみましょう。

長文問題の語彙も全て暗唱します。意味がいまいちわからない固有名詞などは、グーグルの画像検索などを使ってみてください。

くどいですが、英検準1級の参考書に出てくる単語は、完璧にすることを心がけてみてください。英検準一級の単語は、IELTS対策のベースになります

第二に、長文問題において、意味の塊が完璧に取れる状態を作ってください

英検準1級になると、少し長めの文章が出てきますね。自信がない文章は、意味の塊ごとにスラッシュなどをいれてみてください。

仮に、上手に意味の塊を理解できない場合、高校までの英文法に抜けがある可能性があります。その場合は、記事の下で紹介している参考書に同時に取り組んでください。

第三に、トピックにおける背景知識をつけてください

背景知識をつけるためには、ユーチューブの活用がオススメです。ユーチューブで「トピック名、Documentary」と検索すると、関連動画がたくさん出てきます。

動画はボーっとみても効果がありません。積極的に知識をつける姿勢で見ることが重要です。動画を見終わった後に、要約を課すと、アクティブに視聴することができます。

動画を見ている途中で、知らない単語を調べたり、音声の真似をしたり様々な角度から取り組んでみてください。

先ほど、英検準1級で8-9割の正答率が取れることを目標にすると述べました。それは、結果論です。学習過程では、語彙、文法、背景知識の強化といった、基本を着実に抑えていくことが王道です。

リスニング

リスニングに関しては、英検の音源の真似をしていくことを中心にしていてください。

真似は、以下のようにします。

1文を聴き終えてから、1文全てを復唱しているのが分かるかと思います。1文ずつ丁寧にチャレンジしてみてください。

おそらく最初は、難しすぎてできないかもしれません。それは至って普通です。できない箇所は、何度も巻き戻して満足のいくまでチャレンジをしてください。

口頭で真似ができない人は、書き出す(ディクテーション)作業でも構いません。きちんと書き出せるということは、聴き取れている証明になります。

書き出したものを、元のスクリプトと1文ずつ比べていきます。書けていないところが、聞き取れない音です。

なぜ聞き取れなかったのか、仮説を持ちましょう。

その上で、今度は音源を通して聞きます。その際に、スクリプトは見ないでください。

1文ずつ頭の中に、情景レベルで意味が想像できるのかを意識してみてください。

そして最後に、問題に回答します。必ず満点が取れるはずです。

満点が取れない場合は、復唱またはディクテーションがきちんとできていません。復習のプロセスを、見直してください。

問題に回答をしても、リスニング力はつきません。リスニング力がつく学習ができているのかどうかの確認のために、問題を解いてください。

文法の学習方法

英検の学習だけでは、文法の抜けを埋めることができません。特に、英文解釈です。

IELTSには、難しい構文が出てきます。高校レベルの英文解釈に不安がある人は、併用して大学受験用の文法書を使用しましょう

例えば、以下のような参考書を活用すると良いです:

そもそも文法の知識全般に不安がある人は、1「真・英文法大全」から始めると良いでしょう。

知識はそこそこあるけれど、定着に不安がある人は、2「全解説頻出英文法・語法問題1000」を丸暗記してみてください。

英文法に自信はあるけれど、ところどころ難解な文章の文構造を読み解くのが苦手な人は、3「ポレポレ英文読解」をオススメします。著者がYouTubeで解説もしています

文法は短期集中で学習をする方が効率が良いです。忘れることを前提として、1-2ヶ月程度で、3往復はすることを心がけてみてください!

スピーキング

スピーキングは、いきなりIELTS対策をします。

IELTSのスピーキングは、3つのパートから成り立っています。パートが進むごとに難易度が上がります。

初心者の方は、まずはパート1の攻略に注力しましょう。パート1は、身近な質問に対する回答です。自分に関係した、事実に関してきちんと描写ができるようにする事が目的です。

ポイントは、短い文章を話すことです。意識としては、4-7語程度です。短い文章を話すことで、エラーや詰まりを減らすことができます。

問いに対して、短い文章を2、3文立て続けに連ねることができると、スピーキングはスコア5.0に到達させることが可能です。

このレベル感の人には、オンライン英会話なども有効です。とにかく瞬発力を持って、何か答えることが大切なスコアです。オンライン英会話で瞬発力を鍛えましょう!

ライティング

ライティングは、初心者の方が最も苦労されるセクションではないでしょうか?

おそらく指定の文字数を埋めることがまず大変かと思います。個人的なオススメは、パラグラフごとに練習することです。

いきなり、何百字ものライティングをするのは困難です。ですが、パラグラフですと、50-80字程度から始めることが可能ですので、挫折をせずに済みます。

ここでもスピーキングと同様に、エラーミスを防ぐために、文章はなるべく短い文章で書きましょう。長い文章を書くことによって高得点を狙うことは可能ですが、まずは短い文章をきちんとxことが大切です。

同時に、早く書く練習も必要ですので、時間制限を設けましょう。最初は、「一パラグラフ10分」を意識し、できるようになったら時間を短縮していきましょう。

そもそも一つの文章を書くのに時間がかかる人は、話すように書くことを意識してみてください。まずは口語で書けるようになることを目指しましょう。

また、頭の中で「主語を書いたから、動詞、動詞を書いたから目的語」とSVOCを唱えながら書くのも一つの手です。慣れてきたら、考えなくても書けるようになります!

最後に

今回の記事のポイントを以下にまとめておきます:

  • IELTSは英検一級よりも難しい
  • 初心者は英検準一級を目標に
  • SWは短い文をアウトプット

以上が、IELTSが難しい初心者のための勉強法の紹介でした。

IELTS初心者の人にとっては、思っていたよりも難しく感じるのではないでしょうか

重複しますが、IELTS対策をするには、基礎に抜けがないようにしておくことが大切です。

英語の基礎とは、「文法、語彙、発音」の3つのことを指します。

無理にIELTSの勉強をするのではなく、中高の英語に立ち返り、英語の基礎3要素をきちんと身につけることを意識しましょう。

IELTSに関する、対策記事は全て以下にまとめていますので、必要な人は参考にしてください。

最後に、弊社はオンラインでIELTSを専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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