こんにちは!
今回の記事では「シェフィールド大学の概要と留学方法」を紹介します。
「シェフィールド大学の情報が気になる人」や「留学方法を詳しく知りたい方」などの役に立てば幸いです。
シェフィールド大学は、その歴史的な設立の関係から「工学部」で知名度がある大学です。しかし、近年は「建築」や「開発学」などの環境に配慮した都市開発で世界ランキングで高い評価を受けており、世界中から学生が集まっています!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:
シェフィールド大学 概要まとめ
基本情報
まずは、シェフィールド大学の基本的な情報を見てみましょう:
都市 | シェフィールド |
生徒数 | 26,765人 |
男女比率 | 48:52 |
留学生比率 | 35% |
コース期間 | 3年 |
合格率 | 約75% |
出願資格(英語) | IELTS6.0- / TOEFL 80点- |
世界ランキング | 95位 |
国内ランキング | 17位 |
雇用主の評価(卒業後) | 57.9/100 |
シェフィールド大学は「世界をより理解することで、より良くすること」というミッションを掲げ運営されています。
同大学は、1905年設立と100年以上の歴史をもつ大学です。世界ランキングでも高い評価を受けている人気校ですが、直接進学における合格率は高く、比較的入学しやすい学校です。
学生数は2万6千人を超えており、イギリスでは大規模大学です。男女比率はおよそ半数、留学生の数も全体のおよそ35%と、多様性あふれる環境となっています。
シェフィールド大学は企業との提携が活発です。例えば、航空会社で最大手のボーイングなどを含む大手企業から投資を受け、研究を進め、社会に還元していく仕組みがあります!
学費と奨学金
シェフィールド大学の2022年度の学費と奨学金を確認してみましょう :
学費(年) | £19,050 – £24,450 |
卒業までの概算総費用 | £102,150 – £118,350 |
奨学金(年) | £2,000 – £2,500 |
- 参照元 : Tuition Fee
年間の学費は、2021年7月現在のレートで年間290-375万円強です。生活費込みの卒業までの費用は、およそ1,570-1,810万円です。
学部奨学金に関してですが、シェフィールド大学では日本人の学生が申請できるものは最高で£2,500の支給です。修士・博士過程については、授業料が25%免除の奨学金があるので、気になる人はウェブサイトからご確認ください。
シェフィールド大学の学部進学志望の方で、金銭的に不利な学生は日本にいる間に学費の目途を立てておく必要があります!
世界ランキングの推移
シェフィールド大学の世界ランキングの推移を確認してみましょう :
2017 | 82位 |
2018 | 75位 |
2020 | 78位 |
2021 | 93位 |
2022 | 95位 |
大学評価機関であるQSによる、シェフィールド大学の最新の世界ランキングは95位です。直近5年の世界ランキングはいずれも75-95位、英国内では17位を保持しています。
世界大学ランキングは、論文引用・研究・授業・将来の展望・卒業後の収入から算出されています。
学部紹介
続けて、シェフィールド大学が設置している学部を確認してみましょう :
- 考古学
- 英語
- 言語と文化
- 哲学
- 東アジア研究
- 歴史
- 音楽
- 宗教と聖書学
- 自動操縦とシステム工学
- 化学とバイオ工学
- 土木工学
- コンピューターサイエンス
- 電子工学
- 材料科学と工学
- 機械工学
- 航空工学
- 医学
- 健康科学
- 歯学
- 動物学と植物学
- バイオ医学
- 化学
- 数学と統計
- 分子生物とバイオテクノロジー
- 物理と解剖学
- 心理学
- 建築
- 経済
- 教育
- 地理
- ジャーナリズム
- 都市景観
- 法
- マネジメント
シェフィールド大学は「人文、工学、医学、科学、社会科学」の5分野から成り立っており、その中に上記の学部があります。
世界ランキングで評価の高い学科は「建築、考古学、地理、開発学、機械工学、政治、メディア、哲学、社会政策、土木工学、心理学、農業と森林学、歴史」です。
大学のロケーション
次に、シェフィールド大学が位置するロケーションをみてみましょう:
大学は、サウス・ヨークシャー州のシェフィールドに位置しています。北部に位置しており、イギリスで最も緑あふれる街として有名です。
シェフィールド市は人口が60万人ほどの中都市で、リーズとグラスゴーについでイギリスで5番目に大きい都市です。ロンドンまで列車で約2時間、マンチェスターまでは50分ほどの便利な場所に位置しています。
留学中の滞在先は、学生寮とアパートから選択できます。シェフィールド大学では、入寮申込期日までに申込書を提出した留学生を含めた新入生全員に、学内の学生寮への入居が保証しています。
シェフィールド大学の留学方法
進学要件
シェフィールド大学の進学要件は、以下になります:
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 6.0- | 6.5- |
TOEFL | 80点- | 88点- |
GPA (出願最低値) | 非公開 | 3.0 |
規程テスト | A Levels: ABB – IB : 33- | N/A |
シェフィールド大学に入学のためには「英語の資格・GPA(成績)・規程テスト」の3点の準備が必要になります。
学部進学に必要なGPAは非公開ですが、修士のGPAが3.0(4段階)以上であることを考慮すると、少なくとも3.5(5段階)は考えておくと良いでしょう。
英語の資格は、学部でIELTS6.0(TOEFL80点)以上、修士で6.5(TOEFL88点)以上が必要です。こちらも学科により差異があるため、あらかじめ確認しておきましょう。
ファウンデーションコース
シェフィールド大学には、海外からの志願者のためにファウンデーションコースが用意されています。
ファウンデーションコースとは、大学に進学する前の準備コースに当たります。上記の直接進学の条件が満たせない方や、入学後授業についているか不安な方が利用します。
自分が希望する学科のファウンデーションコースを終了すると、医学部以外の自分が好きな学部の1年次に進学することが可能です。
ちなみに、シェフィールド大学では修士希望の方にもファンデーションコースが設けられている珍しい大学です!
進学条件
ファウンデーションコースの進学要件は、以下になります:
資格 | IFP |
IELTS(UKVI) | IELTS 5.0(各5.0以上) |
GPA (出願最低値) | 5段階3.0以上 |
ファウンデーションコース入学のためには「英語の資格・GPA(成績)」の2点の準備が必要になります。直接入学するのに比べて、ファウンデーションコースでは要求されるIELTSと成績の基準が下がります。
通常の学部は、IELTS5.0以上でシェフィールド大学のファウンデーションコースに進学可能ですが、歯学部志望の人はIELTS6.5以上が必要です。
進学準備の流れ
参考までに、学部に直接進学する流れを共有しておきます。
- IELTS(TOEFL)のスコアメイク
- A Levels受験
- 推薦書(1通)
- 志望動機書
あくまで上記はオススメの順番ですので、先にA Levelsの対策をしても問題はありません。
どちらにせよ、大学受験以上のより高度な英語力を身につける必要があります。英語のスコアメイクができたら、推薦書と志望動機書を同時に準備して出願します。
出願時期
シェフィールド大学は、以下のように2期制です。
- 1期:9月下旬-12月中旬 / 1月下旬-2月上旬
- 2期:2月上旬-4月上旬 / 4月下旬-6月上旬
出願は、シェフィールド大学のウェブサイトではなく、UCASという外部機関から行います。UCASは、英国の大学の申請プロセスを運営しています。
シェフィールド大学への出願は、9月上旬から1月15日にかけて可能です。例えば、2022年9月入学の場合は、2021年の9月から出願が可能です。
その際、大学の学科によっては高校3年時の2学期と3学期の成績は、後ほど提出するようになります。合格後に成績が下がってしまうと、取り消しになることもあるので気をつけましょう。
学部進学を目指している人は、どんなにおそくとも高校3年の秋頃までにはIELTS(TOEFL)とA Levelsのスコアが揃っている必要があります。
以下に、一般的な受験スケジュールのサンプルを添付していますので参考にしてください。
可能であれば、進学のための必要最低限の英語の資格は高校2年の間に取得してしまうことが理想です。3年生では入学後のエッセイの書き方、奨学金の申請、志望動機書などに時間を使うと良いかと思います!
まとめ
ラッセルグループの英国名門大学
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 世界大学ランキング95位
- 年間の学費は290-375万円
- IELTS6.0 or TOEFL80点から留学可能
シェフィールド大学は、英国の中心的な研究大学を集めたラッセルグループの一校です。
興味がある場合は、キャンパスツアーをみてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
シェフィールド大学のここがオススメ
私が思うシェフィールド大学のおすすめのポイントは以下です。
- 1人1人に担当アドバイザー
- 日本研究センター
- IELTS5.0から入学可
シェフィールド大学では、留学生一人一人にアドバイザーがつきます。留学生が学校生活に馴染めるよう、また、単位を落とさないようにサポートしてくれます。
アドバイザーは、学生が専攻する学部に所属している個人指導の教員になります。ですので、学業における具体的な助言を受けることが可能です。
また、シェフィールド大学にはイギリスにおける代表的な日本研究センターが置かれています。日本に興味があるイギリス人のネイティブが多く在籍しています。
通常、留学生がネイティブと交友関係を築くことは難易度が高いです。しかし、こちらの機関とかかわりを持つことで、共通の関心があることでネイティブの友人を作りやすくなります。
最後に、シェフィールド大学はファンデーションコースに入りやすいことをあげたいと思います。
世界ランキングで上位に位置している大学は、ファンデーションコースといえどIELTS6.0前後が必要になるケースが多いです。
シェフィールド大学は、IELTS5.0からファンデーションコースに進学が可能です。英語が苦手だけれど、トップ校に留学したい方などは考慮してみると良いのではないでしょうか!
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
入学に必要なIELTSやTOEFL対策でお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。