こんにちは、SOLOのルークです!
オンラインでIELTSやTOEFLを教えています。
今回の記事は「コンピューターサイエンス(CS)が有名な海外大学とその進学方法」を紹介します。
コンピューターサイエンスは海外就職、移住を考えている人にとって有効な学科選択です。外国人労働者に求められているスキルを身につけることが可能だからです!
それでは詳しく見ていきましょう:
目次:
オーストラリア
まずは、オーストラリアでコンピューターサイエンスが有名な大学です。
- メルボルン大学
- オーストラリア国立大学
- ニューサウスウェールズ大学
- シドニー大学
- クイーンズランド大学
- シドニー工科大学
- クイーンズランド工科大学
修士でコンピューターサイエンスを専攻したい人は、学部でコンピューターサイエンス、IT、数学を専攻してしている必要があります。
一方、クイーンズランド大学では、個別にアドミッションに連絡をすることで、コンピューターサイエンスの修士に進む前に必要なプログラムを用意して提供してくれます。
また、クイーンズランド工科大学でも、半年のGraduate Diplomaから修士へブリッジが可能です。Graduate Diplomaは学位がCSでない場合、IT関係の仕事に3年従事でも進学が可能です。
年間の学費は、2022年6月のレートで350万円前後であることが多いです。いずれの大学も、入学のために必要なIELTSのスコアは6.5です。IELTS6.5は、およそ英検1級と同等のレベルです。
英語力が足りない方などは、英語コースを修了することで入学が認められることがあります。上記の大学の中では、メルボルン大学、クイーンズランド大学、クイーンズランド工科大学で用意されています。
オーストラリアの特徴としては、英語の基準が満たせなくても別途英語コースを経由して入学できることです!
カナダ
次に、カナダでコンピューターサイエンスが有名な大学です。
- トロント大学
- ブリティッシュコロンビア大学
- ウォータールー大学
- マギル大学
- アルバータ大学
- サイモンフレーザー大学
- カルガリー大学
- オタワ大学
カナダも、基本的には学部でコンピューターサイエンスや数学を中心とした学科専攻をした人でないと修士へは出願できません。
しかし、ブリティッシュコロンビア大学のみ救済措置が用意されています。20か月のコンピューターサイエンスプログラムを履修することで、修士への入学が可能です。
年間の学費は、2022年6月のレートで550-650万円前後であることが多いです。カルガリー大学だけが約270万円と格安となっています。また、上記には含まれていませんが、ニューファンドメモリアル大学のCSは、年間170万円程度ですので英語圏では最安です。
入学のために必要なIELTSのスコアはどこも6.5ですが、ウォータールー大学のみ7.0です。たった0.5点の差ですが、独学の場合は、6.5から7.0に上げるには半年から1年ほどの時間がかかる事が多いです。
この中で、最も知名度がある大学はウォータールー大学です。北のMITと呼ばれるだけあり、卒業後に、シリコンバレーで就職される方も多いようです!
香港とシンガポール
続けて、香港でコンピューターサイエンスが有名な大学です。
- シンガポール国立大学
- 南洋理工大学
- 香港科技大学
- 香港中文大学
- 香港城市大学
香港やシンガポールの大学は、どこもコンピューターサイエンスに強いです。上記の大学のいずれも、世界ランキングでは上位です。
この両国では、IELTS6.5を取得すると、全ての大学に出願することが可能です。修士志願の方は、「コンピュータサイエンス、コンピューター工学、IT、電子工学、数学」のいずれかを専攻していないと出願できません。
年間の学費は240-300万円と、その他の英語圏と比べると安く抑える事も魅力的です。出願に必要なIELTSは6.0-6.5です。主要英語圏と比べると、基準値が若干低めですね。
欧州
以下は、ヨーロッパ(欧州)でコンピューターサイエンスが有名な大学です。
- デルフト工科大学(蘭)
- アールト大学(芬蘭)
- フローニンゲン大学(蘭)
- ローマ・サピエンツァ大学(伊)
- アムステルダム自由大学(蘭)
- マドリードカルロス3世大学(西)
- ローマトルヴェルガタ大学(伊)
- パヴィア大学(伊)
- エトヴェシュロラーンド大学(匈牙利)
- ペーチ大学(匈牙利)
世界ランキングの上位校ではオランダが目立ちます。ランキング400-800位の中堅校では、イタリアやハンガリーに選択肢が多くあります。
年間の学費は、オランダが2022年6月のレートで年間約150-200万円、イタリアやハンガリーは約40-80万円です。学校によっては、英語圏の10分の1程度で進学することが可能です。
出願に必要なIELTSは、オランダが6.5-7.0、フィンランドでは6.5、イタリアやハングリーでは5.5-6.0であることが多いようです。
私がIELTSを教えた方の中には、学部を欧州で取ることで学費を抑え、修士で奨学金を獲得して英語圏行かれる方がいます!
アメリカ
最後にアメリカです。アメリカは大学が4000校以上ありますので、今回は、文系学部卒でも無条件で不合格にならないオンラインコースをリストアップしてみました。
- ペンシルバニア大学
- ジョージア工科大学
- テキサス大学(UT Austin)
- ボストン大学
- イリノイ大学
- アリゾナ州立大学
- ジョンズ・ホプキンス大学
- スタンフォード大学
これらの大学は、学部がコンピューターサイエンスでなくても、受験資格が得られ、日本に居ながら修士を取ることが可能です。
学部がコンピューターサイエンスでない場合は、「別途指定コースの履修」もしくは「IT業界による職歴」が求められます。大学によって条件が変わりますのでご確認ください。
この中で学費が最も安いのは、ジョージア工科大学の6,500USD(約96万円)です。アメリカの大学であることを考慮すると破格です。ちなみに、入学に必要なTOEFLは100です。
以下は、弊社でジョージア工科大学の出願要件を満たせた方の受講感想です!
海外のCSヘ進学する方法
海外のコンピューターサイエンス学科に進学するためには以下4点が必要です :
- 高校(大学)の成績
- IELTS(TOEFL)
- SAT (GRE)
- 志望動機書
基本的には、学部も修士も留学には「GPA(成績)・IELTS(TOEFL)」の2点を提出する必要があります。IELTSは出願最低条件ですので、合否には関係ありません。GPAが合否の鍵を握ります。
国や学校によっては、SAT(GRE)と志望動機書が必要です。条件を毎年変わるので、自分が興味のある大学のウェブサイトから確認をしましょう。
「志望校名、志望学科名、International student、entry requirement」と検索すると出願の条件を調べることができます。
金銭的に苦しい人向けの裏技
海外大学で学位をとることが金銭的に難しい際にとる裏技として、以下のような方法があります。
- カレッジでCSのディプロマ取得
- 就労
- 並行してパートタイム(オンライン)学士
- 有名大でCS修士&博士
これは、オーストラリアとカナダで使える裏わざです。
ディプロマを取得するとオーストラリアで就労ビザが18か月、カナダで最大36か月でます。この期間に、働きながらお金をため、同時にパートタイムまたはオンラインにてCSの学士をとります。
カナダのカレッジは、IELTS6.5の入学条件に年間250-300万円ほどの学費が、オーストラリアのTAFEですとIELTS5.5の入学条件に、年間150-200万円ほどの学費となります。
とにかく働く事で、経験とお金をためて、それを元に修士でCSを専攻し学歴を上げてさらに転職を図るという方法です!
まとめ
- 成績と英語の資格が合格の鍵
- 修士の場合は、学部の専攻が直結している事が大切だが例外もある
- IELTS6.5以上から入学の可能性が広がる
そもそも、私がこの記事をまとめようと思ったきっかけは、弊社に来られる生徒の中で海外でコンピュータサイエンスを学ばれる方が増えてきたためです。
今後、産業がさらにソフトウェア化する中で、コンピューターサイエンスの需要はさらに大きくなるかと思います。
志望校の選び方は人それぞれですが、迷っている方にはオーストラリアとカナダをオススメします。現地就職の可能性を残せるためです。
オーストラリアとカナダは、現地の大学を卒業した人に無条件で2-3年間の就労ビザがおります。多くの方はこの2-3年の間にキャリアと学歴を積んで転職をしていきます。
最後に、弊社は海外進学をされる方が必要な、IELTSやTOEFL対策をオンラインで専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。