こんにちは!
今回の記事では「英語で学べるイタリアの大学のランキング・費用・留学方法」を紹介します。
「イタリア留学を考えている方」や「欧州に興味がある人」の参考になれば幸いです。
イタリア留学では様々な専攻の選択肢がありますが、特に「デザイン、ファッション、医学」の3つの学科が他の欧州と比べて豊富にあります!
それでは詳しくみていきましょう。
目次:
イタリアの大学 まとめ
ランキング
以下は、主に英語でコース提供をしているイタリアの大学のランキング、学費、入学要件、学科のまとめです。
各学科をクリックすると、詳細ウェブページに飛びます。興味がある方や、一次情報を確認したい方はご覧下さい:
世界ランキング. 学校名 | 学費(年) | 入学要件 | 学科 |
No142. ミラノ工科大学 | 3,726€ | ・IELTS6.0 (TOEFL78) | 建築デザイン、土木工学 |
No166. ボローニャ大学 | 2,805€ – 3,315€ | ・IELTS5.5 (TOEFL80-89) | ビジネス経済、ゲノミクス、医学、経済&金融、観光&レジャー、政治経済&社会科学、国際関係&外交、統計&数学 |
No171. ローマ・サピエンツァ大学 | 1,000€ | ・CEFR B2 | コンピューターサイエンス&AI、バイオインフォマティクス、建築工学、看護、クラシックス、グローバルヒューマニティ |
No242. パドヴァ大学 | 2,529€ – 2,622€ | ・CEFR B1 – B2 | 情報工学、中世&ルネサンス、心理科学 |
No494. ローマ・トルヴェルガタ大学 | 1,000€ – 2,500€ | 問い合わせ | ビジネスアドミニストレーション&経済、コンピューターサイエンス、グローバルガバナンス |
No551. サクロクオーレ・ カトリック大学 | 8,040€ – 8,190€ | ・IELTS6.0 (TOEFL84) | 金融、食物生産、経済&マネジメント、国際関係&グローバルアフェア、心理学、コミュニケーションマネジメント |
No561. パヴィア大学 | 0 – €4463 (年収により変動) | ・CEFR B2 ・SAT | コンピューターサイエンス&AI |
No801. ヴェネツィア大学 | 1,900€ | ・CEFR B2 | ビジネスアドミニストレーション、デジタルマネジメント、経済&ビジネス、哲学/国際関係&経済 |
No(NA). ヒューマニタス大学 | 10,156€ – 20,156€ (年収により変動) | ・CEFR B2 ・独自テスト (数学/論理/思考) | 医学&外科 |
No(NA). ジョンカボット大学 | 18,000€ | ・IELTS6.5 (TOEFL85) | 芸術史、ビジネスアドミニストレーション、マーケティング、クラシカル、経済&金融、歴史、英文学、国際関係、ポリティカルサイエンス、心理科学、イタリア研究 |
No.(NA). FIDI | 6,710€ | ・IELTS6.5 (TOEFL72) | グラフィックデザイン |
No.(NA). AUR | 21,580€ | ・IELTS (TOEFL) 問合せ必 | 芸術史、ファインアート、ビジネスアドミニストレーション、考古学&クラシックス、国際関係&グローバルポリティクス、コミュニケーション&デジタルメディア、クリエイティブライティング、フィルム |
No.(NA). ADL | 18,950€ | ・IELTS (TOEFL) 問合せ必 | ファッションデザイン、ファッションスタイルコミュニケーション |
No.(NA). ボッコーニ商業大学 | 18,000€ | ・SAT 1350以上 (ACT 29以上) ・IELTS7.0 (TOEFL100) ・推薦書 | ビジネス、国際経済&マネジメント、国際経済&金融、政治 |
世界ランキング300位以内の大学では、「ミラノ工科大学」「ボローニャ大学」「ローマ・サピエンツァ大学」「パドヴァ大学」の4校が学部レベルで英語コースを提供しています。
また、母体がビジネススクールで有名なボッコーニ商業大学が学部レベルでビジネスコースを開講しています。
国としても有名な「デザイン、ファッション、建築」の選択肢が豊富にありますが、留学生に人気の「コンピューターサイエンス」もトップ校で提供されています。
その他の欧州の国と比べて、入学に必要なIELTS(TOEFL)のスコア基準は標準的で、学費は大学によって大きくばらつきがあります。
学部からのイタリア留学はまだまだ知名度は低いですが、入学の敷居の低さとその文化的な魅力から今後は少しずつ増えてくるのではないかと予想しています!
医学部
イタリアは、外国人留学生が医学部に進学できる国の1つです。以下の3校で受け入れをしています。
- ヴィータ・サルーテサンラファエル大学(UniSR)
- ボローニャ大学
- ヒューマニタス大学
入学には、以下の3点が必要です。
- 高校の成績
- 適正テスト
- 英語の資格(IELTS / TOEFL)
高校で良い成績をおさめていることは必須です。特に、物理、生物、数学などで好成績が求められる傾向があります。
適正テストは大学によって変わります。例えば、UniSRではIMDP、ボローニャ大学はIMAT、ヒューマニタス大学はHUMATと呼ばれるテストです。どれも、思考力、基礎科目(物理、数学)を測定する点においては同じです。
英語の資格は、UniSRがCEFR C1(IELTS7.0以上 or TOEFL94以上)、ボローニャ大学とヒューマニタス大学はCEFR B2(IELTS 5.5以上 or TOEFL72以上)となっています。
費用
イタリアの大学の1年間の学費と卒業までにかかる総費用です。
学費(年) | 0 € – 21,580 € |
卒業までの概算総費用(3年) | 36,000 € – 100,740 € |
イタリアの大学の年間の学費は2021年8月現在のレートで年間0-280万円、生活費込みの卒業までの費用は、およそ470-1,300万円です。
上記の費用は、3年の通学を元に計算した費用です。国が運営するトップ校ほど学費が安く、私立大学は欧州の中では比較的高めの学費になっています。
イタリアは、大学によっては受験生の親の年収により学費が変動します。金銭的に不利な学生は考慮してみると良いのではないでしょうか!
留学方法
イタリアの大学(学部)には基本的に、
- 1. 高校の卒業証書
- 2. 高校の成績
- 3. IELTS(TOEFL)
の3点の提出で進学が可能です。成績は高ければ高いほど良いですが、低いからといって出願できないわけではないので積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。
成績は、高校1-3年全てを提出しないといけない大学と、2-3年の成績のみを提出する学校に分かれます。
英語の資格は、IELTS(TOEFL)の提出が必須です。IELTSですと5.5-6.5と大学によって基準値が変わります。イタリアでは、IELTS の方がTOEFLよりも基準が甘くなっています。
上記3点の書類が揃ったら、志望校のウェブサイトから出願をします。合格通知が届いたら、ビザの申請を済ませて渡航準備に入ります!
まとめ
イタリア留学は選択肢が多い
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- デザイン、IT系が人気
- 年間の学費は0-280万円
- IELTS6.0が必要
欧州留学は、国によって選択できる学科が異なります。例えば、フィンランドでは「IT」、フランスでは「ファッション」が選択肢として多いといった具合です。
しかし、イタリアでは多くの大学が英語コースを開講しており、様々な選択肢が留学生に与えられています。
イタリア留学に行かれる方はその国の歴史と文化的な魅力から、デザインや建築系を専攻する留学生が多いです。
一方で、近年は卒業後の就職のしやすさからコンピューターサイエンスや医学系の学科も人気度が上昇しています。
学費を抑えて、文化が発達した国で大学生活を送りたい人などはイタリア留学を考えてみると良いかもしれませんね!
その他の世界の大学が気になる方は、下記にまとめていますのでご参照下さい。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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