こんにちは!
SOLOのルークです!
IELTSやTOEFLを専門的に教えています。
今回の記事では、「英検準1からのIELTS/TOEFL対策」について紹介していきます。
SNSを見ていても、IELTSやTOEFLの準備として「まずは英検準1級を目指すと良いらしい」というのは、広く周知されてきたように思います。
一方で、英検の具体的な活用方法については、まだ具体的に知られていないように思います。
英検の問題に回答して、解説を読む程度では少し物足りません。英検の学習効果を最大限にできるように、一緒に確認していきましょう。
目次:
英検を活用したIELTS/TOEFLの準備
なぜ英検準1か
IELTSやTOEFLの準備として、とりあえず英検準一級を目指すというものがあります。私もオススメしています。
でもなぜ、英検準一級が良いのでしょうか?これは、IELTSやTOEFLとの語彙とかぶりが多いためです。
英検準1級の語彙問題や長文問題に出てくる単語が、IELTSやTOEFLの基礎になるためです。英検準1級までの語彙を固めておくと、わざわざIELTSやTOEFLのような単語帳をする必要はありません。
これが英検1級になると、出題される語彙のかぶりが少なくなります。
IELTSやTOEFLは、全体としては英検1級よりも難しいと思います。ですが、この語彙のかぶりが理由で、ひとまず準1級まででOKとなります。
英検準1級が難しい人は、自分のレベルにあった級から始めてください。
オススメしない学習方法
次に、”オススメしない”学習方法です。オススメしない学習方法を知っておくことで、オススメの学習方法により意味を見出せます。
やって欲しくない学習としては、リーディングとリスニングの問題にただ回答したり、正解することを目標にするということです。
理由としては、英検は多肢選択問題だからです。なんとなく理解している程度や、選択肢が完全に理解できていなくてもでも、正解になってしまいます。
そういったゲーム感覚で問題に取り組むのはやめましょう。
そうではなくて、アウトプットにつなげることを目標にすると良いです。具体的には、英検準1級のリーディングやリスニングを、スピーキングやライティングの練習につなげていくというものです。
英検準一級の問題は、IELTSやTOEFLと比べるとだいぶ優しいです。ですので、アウトプットの練習にもなるのが英検準1級の大きなメリットなのです。
リーディングの活用方法
セクション別の活用方法を具体的に見ていきましょう。
まずは、英検準1級のリーディングの活用方法です。
語彙問題のパートに関しては、選択肢を見ずに答えが書ける、話せるというのが理想です。もちろん、最初は難しいと思います。
何度も復習をしていく中で、暗唱します。選択肢の中で、正答にならない語彙も同様に大切です。
自分で例文を作ってみましょう。例文が作れない場合などは調べてください。 最終的には、単語を眺めてブツブツと例文を話せることを目標にすると、定着したといえます。
長文問題に出題される単語も同じです。出題される単語をただ日本語にして暗記するのではなく、話したり書いたりするレベルに落とし込んでいきます。
単語の意味を日本語で理解できることと、その単語を活用して例文を書いたり話したりできることは、全く別次元のレベルです。
IELTSやTOEFLのとして英検準一級を活用するのであれば、活用できることを目標にしましょう。
リスニングの活用方法
次に、英検準一級のリスニングの活用方法です。
リスニングは、音源の後に続いて真似をしてみてください。音源はゆっくりめですので、後に続いて真似をしやすいと思います。
真似をしながら、自分がスピーキングで使うようにイメージをしてみてください。知っている表現でも、自分が使うとなると、意識が変わります。
後に続いて真似をするのが難しい人などは、スクリプトを参照にしても構いません。それも難しい人は、自分のペースでブツブツ音読をするのでも良いです。
その際に、英語のリズムに注意してください。英語と日本語は、ストレス(強勢)やイントネーション(音の高低)が大きく異なります。
日本語のリズムではなく、英語のリズムでアウトプットすることを心がけてください。
Conversationの設問などは、リスニングにフォーカスをしたい時は、一文全体を書き取ってみるのも良いでしょう。
書き取れるということは、音を聞き分けられて、記憶ができている証明になります。
リスニングに出てくるフレーズは、スピーキングでも多用ができます。
スピーキングに特化したい時は、音源の話の内容をキーワードとしてメモをとります。メモを眺めながら、ブツブツ文章を作成し会話の練習をしてみてください。
スピーキング練習としては、なるべく短めの文章を、たくさん話すことを意識すると良いです。 長く話そうとすると、エラーが多くなったり、詰まってしまうためです。
最後に
今回の記事のポイントを以下にまとめておきます:
- 英検はIELTS/TOEFLの土台作りに最適
- 問題に正解することを目標にしない
- アウトプットにつなげることを意識しよう
以上が、英検を活用したIELTS/TOEFLの準備方法を紹介でした。いかがだったでしょうか?
問題に回答するのではなく、問題を解像度高くトレーニングとして活用するというものでした。
どうしても英検準一級の問題に回答をしたい人は、上記で紹介したような復習の後に取り組むとよいです。
必ず満点が取れます。ここまでして満点が取れなかったら、自身の学習プロセスを疑うと良いでしょう。
自分の学習プロセスが正しいのかを確認するために、問題には最後にとりくむのがオススメです。
最後に、弊社はオンラインでIELTSやTOEFLを専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。