今回の記事は、マサチューセッツ工科大学・大学院(MIT)の特徴と進学方法を紹介します。
MITは工学、コンピューティング分野において世界 No. 1 を独占しています。合格率は最も低い大学のうちの1校ですが、英語の基盤を作り特異性を活かす事が鍵になります!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:
MITの特徴
まずは、MITの基本情報を見てみましょう:
都市 | マサチューセッツ州ケンブリッジ |
生徒数 | 11,342人 |
男女比率 | 60:40 |
留学生比率 | 33% |
コース期間 | 4年 |
合格率 | 4.1% |
出願資格(英語) | TOEFL 90点 or IELTS 7.0 |
世界ランキング | 1位 |
国内ランキング | 1位 |
MITは、「科学、技術、その他の分野の知識を深め、21世紀にアメリカと世界に最も貢献する奨学金の学生を教育すること」というミッションを掲げ運営されています。
大学の格付機関QSでは10年以上世界ランキング1位、Times Higher Educationでは5位となっています。全体の合格率は4.1%ですが、留学生に限定すると1.3%です。
出願のためには、英語力を証明するためのTOEFL(or IELTS)と学力を証明するためのSAT(ACT)の双方の受験が必要です。
学費
2023年度の学費を確認してみましょう :
学費(年) | $57,590 |
卒業までの概算総費用 | $319,400 |
MITの年間の学費は、2022年6月現在のレートでおよそ770万円です。生活費込みの卒業までの費用は、およそ4,270万円です。学費は、アメリカの上位大学の中では平均的です。
MITはNeed-Blind制度をとっています。これは、奨学金の申請が入学審査において影響しないという意味です。つまり、合格した後に、家庭の財務状況に応じて、場合によっては学費も滞在費も全額学費が免除される可能性もあります。
- 参照元 : Tuition Fee
- 参照元 : MIT need-blind admissions
学部と特徴
次にマサチューセッツ工科大学(MIT)が設置している学部とその世界ランキングをみていきましょう:
- 建築 : 1位-
- エンジニアリング : 1位-
- 人文・アート・社会科学 : 1位-
- マネジメント : 4位
- サイエンス: 1位-
- コンピューティング : 1位
世界大学ランキングは、論文引用・研究・授業・将来の展望・卒業後の収入から算出されています。順位に幅があるのは学部内の各学科ランキングに違いがあるためです。
世界ランキングで1位の学科は「 建築、コンピューターサイエンス、エンジニアリング全般、言語学、数学、材料科学、自然科学、物理、統計学」です。
世界ランキングで2位の学科は「金融、生物化学、地球海洋科学、経済、地球物理学、環境学」です。
MITは、科学・工学・コンピューター分野の全ての学科が世界ランキング10位以内にランクインしています!
ロケーション
次にマサチューセッツ工科大学(MIT)が位置するロケーションをみてみましょう:
キャンパスがあるケンブリッジ市はチャールズ川を挟んで、ボストンの対岸にあります。最寄り空港のボストンは日本から直行便でおよそ13時間です。世界ランキングではライバルであるハーバード大学まで徒歩20分のところに位置しています。
MITの進学要件
以下は、MITの進学要件です。
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 7.0 | 7.0 |
TOEFL | 90点 | 90点 |
成績 (GPA) | 5段階4.4以上 | 3.5以上 |
規程テスト | SAT Math790-/ SAT ERW730- ACT 35- | GRE |
IELTS7.0またはTOEFL 90点が最低値として必要です。一方でMITのウェブサイトにはIELTS7.5またはTOEFL100以上が理想だと書かれています。
学力を測るためのSAT、もしくはACTの数学においては合格者平均点は満点近くとなっています。出願のためのGPAの最低値は設けられていませんが、合格者のほとんどが最低3.5以上、5段階4.4以上を取得しています。
選考プロセス
MITへの学部進学プロセスです。
- STEP1. IELTS(TOEFL)のスコアメイク
- STEP2. SAT(ACT)のスコアメイク
- STEP3. 短文質問・課外活動の申告
- STEP4. 3つの推薦状(教科担当2通+担任1通)
- STEP5. インタビュー
マサチューセッツ工科大学(MIT)はテスト、自分に関する自己申告、学校の先生からの他者評価、最後にインタビューをもって総合的に判断されます。
短文質問の具体的な質問内容や課外活動、アカデミック自己申告に関しては下記MITのウェブサイトから確認できます。
- 参照: MITの提出書類
「TOEFL 90点 」vs「IELTS 7.0」
私個人の見解としては、IELTSの方がオススメと考えています。理由は以下の2点です:
- 理由1:RLの誤答の許容範囲が広い
- 理由2:他大学進学でも使える
スコアメイクという観点では、TOEFL90点の方が、IELTS7.0より若干容易です。一方で、TOEFL90ではその他の上位校への出願ができません。ほとんどの大学がTOEFL100を要求しているためです。
また、TOEFL90点を目指す場合、リーディングとリスニングは25点近く取得することが理想です。つまり、6-7問程度しか間違えることが許されません。
一方のIELTSは、10問程度間違えても、バンドスコア7.0を取得することができます。従って、MIT専願の方を除いては、IELTS7.0で対策をされる方が良いかと思います。
まとめ
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 世界大学ランキング1位
- 学費は高額だが奨学金が充実
- IELTS 7.0(TOEFL90)から出願可
興味がある場合は、キャンパスツアーをみてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
MITの入学基準は「IELTS7.0(TOEFL90点)」と、世界ランキング1位の大学でも基準が低く設定されています。もちろん、GPAは「4.4以上」と高い水準を求められらますが、その他の世界トップ大学と比べると最難関ではありません。
もちろん学費は高額ですが、全額免除制度を受けられる可能性があるので、進学を希望する場合は諦めずにアドミッションオフィスに連絡してみることをオススメします。
最後に、弊社は海外進学をされる方が必要な、IELTSやTOEFL対策をオンラインで専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。