【過去問】TOEFLリーディングのサンプル問題に挑戦してみよう

【TOEFL IBT対策】リーディングのサンプル問題と解説

こんにちは!

SOLO IELTS TOEFLルークです!

今回の記事では、TOEFL iBTリーディング・セクションの問題を紹介します。

これからTOEFL受験を考えている方」や「TOEFLのリーディング問題を一つでも多く解きたい方」の役に立てば幸いです。

TOEFL iBTリーディングのトピックは、アカデミック領域に関連する内容がほとんどです。 アカデミック領域とは、「物理・科学」・歴史など」の大学の講義で実際に扱われるようなトピックのことを指します。

つまり、安定して高スコアを取得するためには、高い語彙力が必要になります。

また、文章を論理的に理解する力も必要になるため、仮に英検2級から準1級程度の英語力があっても半分程度の正答率になります。

今回の記事では、「TOEFLリーディングがどれくらい難しいのか?」ということを、身を持って感じていただくためにサンプル問題を共有します。後半に、解説も簡単にまとめておきますので、日常的なリーディング勉強としても活用してください。

リーディングは「少し難しい」くらいの難易度が最適です。問題が難しすぎる場合は、少し難易度を下げてリーディングの勉強しましょう!

それでは早速、実際のリーディング問題を見てみましょう。

TOEFLリーディング サンプル問題

TOEFLリーディングは、以下の構成で出題されます:

試験時間54分(72分)
パッセージ数3(4)
問題数各パッセージにつき10問
パッセージの文字量約700字
出題されるトピック1. 歴史
2. 科学
3. 環境学
4. 心理学
5. 美術(アート)
6. 地理
7. 薬学
8. 動物学
9. 経済学
10. 哲学、など

TOEFLは受験生のデータ収集のために、「ダミー問題」というものが出題されます。ダミー問題が出題される場合、パッセージ数が増え、それに伴い試験時間も延長されます。ダミー問題は、スコアに反映されません。

出題されるトピックは多岐にわたり、上記で挙げた10トピックの他にも「文学・天文学・ビジネス」といったような内容も出題されます。

いずれも、専門的な内容ではなく概要的な文章ですが、トピックに関する背景知識があるほど文章が読みやすくなります。

過去問(サンプル問題)

実際にTOEFLで出題された問題を、PDFにまとめました。

実力試しとして解いて見てください。以下より、ダウンロードできます:

制限時間の目安として、15分から20分以内に解くことを意識してみましょう。また勉強するときは、スコアに一喜一憂しないことが大切です。それよりも「何が出来ていないか?」を正しく理解していきましょう!

サンプル問題の解説

問題を解き終わったら、少し休憩してすぐに復習に移りましょう。

復習で「出来ないことを理解し改善する」ことをしない限り、リーディングのスコアは一生伸びません。必ず行うようにしてください。

復習は、以下の観点を中心に行います:

  1. 新出語彙
  2. 精読
  3. 回答の論拠
  4. 音読

言語学習は「語彙力を身につける」ことが基本です。わからない単語は、全て調べるようにしましょう。

新出語彙を調べる過程で、文章を上から順番に精読していきます。パッセージの要点を把握しながら、他者に説明できるレベルの日本語に訳していきます。

精読ができたら、間違えた問題を中心に回答の論拠を探して見ましょう。

全て終わったら、パッセージを毎日音読して、内容の復習と音として情報を処理することに慣れていきましょう。

「他人に説明できる」という視点はとても重要です。人に説明できない情報は、十分に理解ができていないからです。自分より英語力が低い人を想定して、「その人でも理解できるか?」という視点でパッセージを解釈していきましょう!

Q1. 文章の解釈問題

文章の解釈問題は、本文を読む必要がありません。

指示された文章を、丁寧に訳して選択肢と照らし合わせましょう。ポイントは、以下の2つです:

  1. 代名詞を明確にすること
  2. 文章の要点を抑えること

今あげたポイントを意識しながら、先ほどの文章をもう一度みてみましょう。

  • But while we often call it a “revolution,” it would be a mistake to believe that agriculture was a sudden and complete development, an all or nothing proposition
    「我々はそれを”革命”と呼ぶが、農業がいきなり完璧に発展すると考えることは誤りである」

最初の「it」は、前文を指します。つまり、新石器時代の農業形態が世界各地で進化してきたということです。

そして、次の「it」は、「to believe + 以下の文」を指します。

「believe」の目的語として機能しているのは、「agriculture was a sudden and complete development」と「an all or nothing proposition that societies adopted wholesale at the first opportunity.」の2つです。

Q2. 文章の挿入問題

文章の挿入問題も、本文を読む必要はありません。

該当するパラグラフを最初から順に読んで、前後のつじつまが合う部分に、指示された文章を挿入します。

ポイントは、こちらも「代名詞を明確にすること」と「文章のロジック」の2点です。

Q3. Q8 類似語彙の選択問題

これらの問題も、本文を読む必要はありません。文脈から意味を推測するだけで、答えられるからです。

しかし選択肢の語彙を知らない場合は、正答率は下がります。

というか、選択肢の語彙が理解できないと答えることができません

語彙を知っていれば、ほぼ確実に正解することができるので、日々の単語学習が大切ですね。

Q4. 解釈を聞く問題

解釈を聞く問題は、本文中に明確な答えとなる情報が出ていません。

パラグラフのトピックセンテンスから、要点を抑える必要があります。

以下が、パラグラフのトピックセンテンスです。丁寧に訳してみましょう。

  • People’s success in planting, cultivating, and harvesting these plants came about as a result not only of their increased knowledge of the plants themselves but also of the conditions for growth.
    「栽培や収穫の成功は、植物そのものに対する知識だけでなく、植物の生育条件に対する知識が深まった結果であった」

Q.5 Q6. 詳細な情報を聞く問題

詳細な情報を聞く問題は、質問文を正しく読み解きましょう。

今回のQ.5の質問文は、以下のことを聞いています。

  • According to the author, which of the following was most critical in the development of intensive agriculture?
    「著者によれば、集約的農業の発展において最も重要だったのは次のうちどれか?」

「most critical in the development of intensive agriculture」と、書いてありますね。類似の情報を本文から探すと、以下の文がありました。

  • More important than such agricultural implements, however, was the polished stone ax, which allowed the Neolithic farmers to clear forests on a large scale and open up new lands for cultivation.
    「そのような農具よりも重要なのは、新石器時代の農民が大規模な森林伐採を行い、新しい土地を耕すことを可能にした磨製石斧である」

質問を正しく読み解いて、類似の情報を本文から探す。くれぐれも、最初からパラグラフを読み返さないように、注意しましょう。

Q6.も同じプロセスで、解いてみてください。

Q7. 目的を聞く問題

指定されたパラグラフの、トピックセンテンスを正しく理解します。

基本的に英語は「But」「However」のあとは、前文を打ち消して重要な情報が書かれています。

パラグラフ7の「But」以下は、以下の文章が書かれています。

  • But the impact of the Neolithic revolution, often heralded as a giant step forward for humankind, was not all positive.
    「新石器時代の革命は、人類にとって大きな一歩を踏み出したと言われることが多いが、そのインパクトは決してポジティブなものばかりではない」

上記の文を丁寧に訳してみましょう。

Q9. 例外を聞く問題

例外を聞く問題は、基本的に情報が羅列されています。

今回の場合は、「negative impacts of the Neolithic revolution」について、情報が羅列されている部分を読み解きます。

今回の場合は、パラグラフ8ですね。時間をかけて、ゆっくり読み込んでみましょう。

Q.10 要約問題

要約問題は、全ての文章を読む必要はありませんが、各パラグラフの要点を理解することが求められます。

選択肢が部分的な情報なのか、トピックセンテンスに関連する情報なのかを分類することが重要です。

リーディング模試の勉強法

リーディングの模試は、以下の手順で勉強することをオススメします:

  1. サンプル問題を解く(この時に、100%確証がない問題にはマークをつける)
  2. 答え合わせする
  3. パッセージ内の分からない単語を全て調べる
  4. パッセージ内の正確に訳せない文章を精読する
  5. 間違えた問題 or 正解だったけど分からない問題をもう一度解く
  6. 音読する(1日最低1回)

ポイントは、解答する時に「曖昧さ」を排除することです。

「なんとなく」で正解した問題では勉強の意味がありません。必ず明確な理由がわかった状態で回答するようにしましょう。

繰り返しになりますが、復習で出来ないことを改善しない限りスコアは伸びません。単純作業にならないように注意して取り組んでみてください。

まとめ

復習を繰り返して着実に英語力を伸ばそう

今回の記事のポイントを、以下にまとめておきます:

  1. TOEFLリーディングは出題されるトピックの範囲が広い
  2. サンプル問題を解いたら「必ず」復習する
  3. 復習の時は「曖昧さ」をできるだけ無くす。論理的に理解することを目指そう。

リーディングは、単に文章を読み取るだけでは伸びません。

「その文章に書かれている情報から著者が伝えたい内容は何か?」

ということまで意識してリーディングができるようになることが、最終的に目指すべきポイントです。

私たちは、答え合わせをして満足しがちですが、それではダメです。自分に厳しく、分からないことを分かるまで理解していきましょう!

リスニングの過去問もまとめてありますので、こちらも学習の参考として活用してください:

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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