IELTS試験当日の流れ | 実施団体による違いに着目して解説

IELTSは日本国内で4つの団体によって実施されています。受験者は、自分に合った団体を選んで試験を受けることができます。

この記事では、試験当日の流れ、実施団体ごとの違いについて詳しく解説していきます。

試験当日の流れ

IELTSを実施している団体は以下の4つです。

  1. 英検
  2. IDP
  3. British Council
  4. JSAF

この4つのどれを受験しても構いません。基本的な試験の進行はどの団体もほぼ同じですが、細かい違いがあります。

  • 英検は主にペーパー試験を実施し、スピーキングは対面方式のみをとっています。
  • IDPはコンピューター試験の体験にこだわっており、また東新宿では年末年始を除いて毎日受験が可能な体制が整っています
  • British Councilはペーパーとコンピューター試験の両方を実施していますが、スピーキングの採点が甘い都市伝説で有名です。
  • JSAFも両形式の試験を提供しており、受験費用も若干安めですが、会場数や試験実施頻度は他の団体と比べて少なめです。

これらの違いを踏まえて、自分に合った団体を選ぶことが重要です。

持ち物チェック

次に持ち物です。最も重要なのはパスポートです。これがないと、試験の申し込みさえできません。

パスポートの取得には時間がかかるため、受験日を決める前に必ず用意しておきましょう。

また、英検で受験する場合はパスポートのコピー(カラー)も必要なので注意してください。

試験室に持ち込めるもの:

  • パスポート
  • 水(無色透明の容器、ラベルなし)

英検のペーパー試験を受験する場合のみ、黒鉛筆と消しゴムの持ち込みが可能です。それ以外の荷物は指定の場所に預けます。

持ち込み禁止のもの

  • スマートフォン、腕時計
  • ハンカチ、コート、ひざ掛け
  • 財布、メガネケース、筆箱、シャープペンシル
  • 水以外の飲み物、食べ物

ただし、持病や怪我がある場合は、例外措置を受けられる可能性 があります。事前に受験する団体に問い合わせておきましょう。

試験の流れ

荷物を預けたら受付で本人確認を行います。具体的には以下のような手順です。

  1. パスポートの提示
  2. 指紋登録
  3. 写真撮影(成績証明書に使用されます)

そして、いよいよ試験開始です。

IELTSは4つの技能で構成されています。

  • リスニング
  • リーディング
  • ライティング
  • スピーキング

試験の順番は 試験形式(ペーパー・コンピューター)によって異なります。

IELTS試験の流れ

ペーパー試験では、リスニングの回答を記入する時間が10分間与えられるため、試験時間が少し長くなります。

リスニング・リーディング・ライティングは約2時間45分で、試験の間に休憩はありません。スピーキングを含めると、およそ3時間 かかると考えておきましょう。

また、試験の時間に関しては、午前と午後で選択できることがほとんどです。試験の流れをイメージしやすいように、IDP公式の動画を載せておきます。

スピーキング

スピーキングの流れは気になる人が多いと思います。

英検は対面での試験が必須ですが、その他の試験団体では、ビデオ通話(Zoom) で受験するケースがあります。どちらの形式でも試験内容、質問形式、採点基準、時間配分は同じです。

実施団体の関係者によると、試験官が当日会場に来られない場合などにZoomでの実施となることがあるようです

スピーキングの詳しい流れについては、以下の記事で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

トイレ休憩について

トイレ休憩についても確認しておきましょう。

IELTSでは原則として試験中にトイレ休憩はありません。 ただし、以下の時間帯を除いて席を離れることができます。

  • リスニングテスト中
  • 各テストの間
  • 各テスト終了前10分間(ペーパー試験)、終了前5分間(コンピューター試験)

必要な場合は手を挙げて試験官に知らせましょう。 トイレが近い人は遠慮せず、利用できるタイミングで行っておくのがオススメです。

その他の注意点

最後に、知っておいて損のない注意事項を確認しておきましょう。

  1. 服装は自由 ですが、会場内の温度差に対応しやすい格好がおすすめです。
  2. 集合時間の15分前を目安に到着しましょう。早すぎると会場に入れません。
  3. 水分の摂りすぎには注意! トイレの回数を抑えるため、適度に調整しましょう。
  4. 腕時計は持って行かない方が安全。 忘れずに外さないと不正行為とみなされることがあります。
  5. パスポートは絶対に忘れないこと! 忘れると受験できません。

私はIELTSを指導していて長いですが、上記の悩みをよく聞きます。くどいですが、特にパスポートの持参には注意してください!

まとめ

最後にまとめておきましょう。

  • 持ち物はパスポートと水のみ
  • トイレ休憩は限られているので事前に対策を
  • スピーキングは対面またはZoom形式で実施
  • 服装や持ち物のルールを守り、スムーズに試験を受けよう!

IELTS当日が安心して迎えられるよう、しっかり準備してくださいね!

当日の流れの一次情報を確認したい人は、以下の4団体のホームページから確認が可能です。

  1. https://www.eiken.or.jp/ielts/schedule/schedule.html
  2. https://ieltsjp.com/japan/about/test-guide/test-day-flowchart
  3. https://www.britishcouncil.jp/exam/ielts/test-day
  4. https://jsaf-ieltsjapan.com/testdayschedule/

皆さんが目標スコアに到達できるよう応援しています。記事を読んでくれてありがとうございました。

最後にIELTS対策に関する悩みや相談などあればいつでもご連絡ください!

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