こんにちは!
今回の記事では「ノッティンガム大学の概要と留学方法」を紹介します。
「ノッティンガム大学の情報が気になる人」や「留学方法を詳しく知りたい方」などの役に立てば幸いです。
ノッティンガム大学は、中国やマレーシアにもキャンパスを構えています。マレーシアにて入学した場合、学費が半額ほどになり、本校イギリスに8ヶ月ほどの留学をすることも可能です!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:
ノッティンガム大学 概要まとめ
基本情報
まずは、ノッティンガム大学の基本的な情報を見てみましょう:
都市 | ノッティンガム |
生徒数 | 30,798人 |
男女比率 | 46:54 |
留学生比率 | 29% |
コース期間 | 3年 |
合格率 | 約80% |
出願資格(英語) | IELTS6.5- / TOEFL 87点- |
世界ランキング | 103位 |
国内ランキング | 18位 |
雇用主の評価(卒業後) | 74.2/100 |
ノッティンガム大学は「変化する世界がもたらす機会を受け入れ、野心的な人材と創造的な文化によって世界をより良く変えることができる、国境のない大学になる」というビジョンを掲げ運営されています。
同大学は、1881年設立と100年以上の歴史をもつ大学です。世界ランキングでも高い評価を受けている人気校ですが、直接進学における合格率は高く、比較的入学しやすい学校です。
学生数は3万人を超えており、イギリスで5番目に生徒数が多い大規模大学です。男女比率はバランスが取れていますが、留学生比率は30%を若干切っており、イギリスの名門校の中では低めです。
ノッティンガム大学は企業から人気の高い大学です。そういった背景もあり、入学はしやすい名門大学ですが、出願率はイギリスで最も高くなっています!
学費と奨学金
ノッティンガム大学の2022年度の学費と奨学金を確認してみましょう :
学費(年) | £19,000 – £25,000 |
卒業までの概算総費用 | £102,000 – £120,000 |
奨学金(年) | £2,000 – £7,000 |
- 参照元 : Tuition Fee
年間の学費は、2021年7月現在のレートで年間290-385万円強です。生活費込みの卒業までの費用は、およそ1,570-1,845万円です。
学部奨学金に関してですが、ノッティンガム大学では日本人の学生が申請できるものは最高で£7,000の支給です。修士・博士過程については、授業料が25%免除の奨学金があるので、気になる人はウェブサイトからご確認ください。
ノッティンガム大学は、他校と比べて学部奨学金が充実していると言えます。ですが、奨学金は合格後に大学に申請するものですので、実際に支給されるかは入学直前まで分かりません。
金銭的に不利な学生は日本にいる間に学費自体の目途を立てておく必要があります!
世界ランキングの推移
ノッティンガム大学の世界ランキングの推移を確認してみましょう :
2017 | 84位 |
2018 | 82位 |
2020 | 96位 |
2021 | 99位 |
2022 | 103位 |
大学評価機関であるQSによる、ノッティンガム大学の最新の世界ランキングは103位です。直近5年の世界ランキングは82-103位、英国内では18位を保持しています。
QSの世界大学ランキングは、論文引用・研究・授業・将来の展望・卒業後の収入から算出されています。
学部紹介
続けて、ノッティンガム大学が設置している学部を確認してみましょう :
- アメリカ&カナダ研究
- 考古学
- メディア&ビジュアル研究
- 文化&言語学
- 英語
- フランス語研究
- ドイツ語研究
- ロシア語
- スペイン語、ポルトガル語&ラテンアメリカ研究
- 歴史
- 音楽
- 哲学神学と宗教学
- 建築&環境
- 化学&環境工学
- 土木工学
- 基礎工学&物理科学
- 電子工学
- 機械、材料&製造工学
- ヘルスサイエンス
- 生命科学
- 医学
- 獣医学&科学
- バイオ科学
- 化学
- コンピューターサイエンス
- 数学
- 薬学
- 物理&解剖学
- 心理学
- 経済
- 教育
- 地理
- 法学
- ビジネスクール
- 政治&国際関係学
- 社会学&社会政策
ノッティンガム大学は「人文、工学、医学、科学、社会科学」の5分野から成り立っており、その中に上記の学部があります。
世界ランキングで評価の高い学科は「薬学、看護、獣医学、教育、英文学、農学と森林、スポーツ、統計、土木工学、生命科学と医学、経済、機械工学」です。
大学のロケーション
次に、ノッティンガム大学が位置するロケーションをみてみましょう:
大学のメインキャンパスは、ノッティンガム市の中心部の西側約8キロに位置しています。メインキャンパスであるパークキャンパスは、イギリスで最も美しいキャンパスとして有名です。
ノッティンガム市は人口が34万人ほどの中都市です。ロンドンまで列車で約1時間半、バーミンガムまでは1時間強の便利な場所に位置しています。
留学中の滞在先は、学生寮とアパートから選択できます。ノッティンガム大学では、他大学のように入居を保証している制度はありませんが、学校付近に合計で6,000以上(内4,000が学生寮)の部屋を有しているので安心です。
ノッティンガム大学の留学方法
進学要件
ノッティンガム大学の進学要件は、以下になります:
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 6.5- | 6.5- |
TOEFL | 87点- | 87点- |
GPA (出願最低値) | 3.5以上 | 3.0以上 |
規程テスト | A Levels: ABB-AAA SAT: 650-700以上 IB : 30-36 | N/A |
ノッティンガム大学に入学のためには「英語の資格・GPA(成績)・規程テスト」の3点の準備が必要になります。
学部進学に必要なGPAは非公開ですが、ファウンデーションコースの基準が3.5以上(5段階)であることを考慮すると、同等だと考えることが妥当です。
英語の資格は、ほとんどの学部と修士ともにIELTS6.5(TOEFL87点)が基準ですが、こちらも学科により差異があるため、あらかじめ確認しておきましょう。
ファウンデーションコース
ノッティンガム大学には、海外からの志願者のためにファウンデーションコースが用意されています。
ファウンデーションコースとは、大学に進学する前の準備コースに当たります。上記の直接進学の条件が満たせない方や、入学後授業についているか不安な方が利用します。
ファウンデーションコースを終了すると、
- ビジネス
- 社会科学
- 法
- 科学
のいずれかの学科に進学をすることが可能です。
ファウンデーションコースに入学する時点で希望の学科によりコースが分かれますので、あらかじめよく考えてコースを選びましょう!
進学条件
ファウンデーションコースの進学要件は、以下になります:
資格 | IFP |
IELTS(UKVI) | IELTS 5.5(各4.5以上) |
GPA (出願最低値) | 5段階3.5以上 |
ファウンデーションコース入学のためには「英語の資格・GPA(成績)」の2点の準備が必要になります。直接入学するのに比べて、ファウンデーションコースでは要求されるIELTSと成績の基準が下がります。
ノッティンガム大学では修士志望の方にもファウンデーションコースが用意されていますので、進学希望の方はウェブサイトよりご確認ください。
進学準備の流れ
参考までに、学部に直接進学する流れを共有しておきます。
- IELTS(TOEFL)のスコアメイク
- A Levels受験
- 推薦書(1通)
- 志望動機書
あくまで上記はオススメの順番ですので、先にA Levelsの対策をしても問題はありません。
どちらにせよ、大学受験以上のより高度な英語力を身につける必要があります。英語のスコアメイクができたら、推薦書と志望動機書を同時に準備して出願します。
出願時期
ノッティンガム大学は、以下のように2期制です。
- 1期:9月下旬-1月下旬
- 2期:2月上旬-6月下旬
出願は、ノッティンガム大学のウェブサイトではなく、UCASという外部機関から行います。UCASは、英国の大学の申請プロセスを運営しています。
ノッティンガム大学への出願は、9月上旬から1月29日にかけて可能です。例えば、2022年9月入学の場合は、2021年の9月から出願が可能です。
その際、大学の学科によっては高校3年時の2学期と3学期の成績は、後ほど提出するようになります。合格後に成績が下がってしまうと、取り消しになることもあるので気をつけましょう。
学部進学を目指している人は、どんなにおそくとも高校3年の秋頃までにはIELTS(TOEFL)とA Levelsのスコアが揃っている必要があります。
以下に、一般的な受験スケジュールのサンプルを添付していますので参考にしてください。
可能であれば、進学のための必要最低限の英語の資格は高校2年の間に取得してしまうことが理想です。3年生では入学後のエッセイの書き方、奨学金の申請、志望動機書などに時間を使うと良いかと思います!
まとめ
研究に力を入れた大規模大学
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 世界大学ランキング103位
- 年間の学費は290-385万円
- IELTS6.5 or TOEFL87点から留学可能
ノッティンガム大学は、教育と研究の面で優れた、名高いイギリストップクラスの研究型大学ラッセルグループの一校です。
興味がある場合は、キャンパスツアーをみてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
ノッティンガム大学のここがオススメ
私が思うノッティンガム大学のおすすめのポイントは以下です。
- 雇用主から人気
- 奨学金の充実
- マレーシアキャンパスからの留学
ノッティンガム大学は、タイムズ紙が発表する世界大学ランキングでイギリス内の「雇用人気大学トップ15大学」として評価されています。
大学で学習したことが、卒業後の雇用主から高く評価されていることは素晴らしいことだと思います。インターンシップや就職サポートも充実しています。
次に、奨学金の充実についてあげたいと思います。通常、世界ランキング100位前後の大学では、学部レベルではほとんど奨学金が用意されていません。
しかし、ノッティンガムでは学部から£7,000、修士と博士では最大全額の奨学金が留学生に対して用意されています。優秀な人を世界から集めようとしていることが伺えます。
最後に、マレーシアキャンパスについて触れたいと思います。マレーシアキャンパスに入学した場合、学費はイギリス本校の160万円ほどと半額です。
マレーシアキャンパスからイギリス本校への留学制度があるため、活用すると2カ国で学生生活を送ることが可能です。金銭的に不利な学生などは考慮してみると良いのではないでしょうか!
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
入学に必要なIELTSやTOEFL対策でお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。