こんにちは!
今回の記事では「バーミンガム大学の概要と留学方法」を紹介します。
「バーミンガム大学の情報が気になる人」や「留学方法を詳しく知りたい方」などの役に立てば幸いです。
バーミンガム大学は、イギリス国内の企業からの注目度がナンバーワンの大学です。大学が全力で、卒業後に役立つスキルと就職活動を支援しているためです!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:
バーミンガム大学 概要まとめ
基本情報
まずは、バーミンガム大学の基本的な情報を見てみましょう:
都市 | バーミンガム |
生徒数 | 30,193人 |
男女比率 | 43:57 |
留学生比率 | 30% |
コース期間 | 3年 |
合格率 | 約79% |
出願資格(英語) | IELTS6.0- / TOEFL 80点- |
世界ランキング | 90位 |
国内ランキング | 14位 |
雇用主の評価(卒業後) | 74.6/100 |
バーミンガム大学は「世界をリードするグローバルな大学になり、国内外で選択される目的地として認められるようになる」というビジョンを掲げ運営されています。
1900年設立の大学で、設立当初から宗教や国籍など学生のバックグラウンドを問わないという多様性環境を重視しています。
それは、学生数が3万人を越えているにも関わらず、留学生が1万人以上在籍していることと、女子比率57%という比率の高さから伺えます。
バーミンガム大学はノーベル賞を11人以上輩出している有名大にも関わらず、直接進学における合格率は高く、比較的入学しやすい学校です!
学費と奨学金
バーミンガム大学の2022年度の学費と奨学金を確認してみましょう :
学費(年) | £19,020 – 25,860 |
卒業までの概算総費用 | £102,060-122,580 |
奨学金(年) | N/A |
- 参照元 : Tuition Fee
年間の学費は、2021年6月現在のレートで年間290-395万円強です。生活費込みの卒業までの費用は、およそ1,560-1,880万円です。
学部奨学金に関してですが、バーミンガム大学では日本人の学生が申請できる奨学金はありません。修士・博士過程については、いくつかありますのでウェブサイトからご確認ください。
バーミンガム大学志望の方で、金銭的に不利な学生は日本にいる間に学費の目途を立てておく必要があります!
世界ランキングの推移
バーミンガム大学の世界ランキングの推移を確認してみましょう :
2017 | 84位 |
2018 | 79位 |
2020 | 81位 |
2021 | 87位 |
2022 | 90位 |
世界大学ランキングは、論文引用・研究・授業・将来の展望・卒業後の収入から算出されています。
直近の世界ランキングはいずれも84-90位、英国内では14位を保持しています。
学部紹介
続けて、バーミンガム大学が設置している学科を確認してみましょう :
- 法
- 英語 / 演劇
- 歴史&文化
- 言語 / 芸術 / 音楽
- 哲学 / 神学&宗教
- バイオ科学
- 医学
- がん&遺伝科学
- 循環器科学
- 臨床科学
- 歯学
- 免疫学
- 炎症&老化学
- 微生物学&感染症
- 看護
- 薬学
- バイオ科学
- 地理 / 地球環境科学
- 心理学
- スポーツ / リハビリ科学
- 化学
- コンピューターサイエンス
- 工学
- 数学
- 冶金&材料
- 物理&解剖学
- ビジネススクール
- 教育
- 政治
- 社会政策
「人文&法、医科学 、生命&環境科学、工学&物理科学、社会科学 」の5分野から成り立っており、その中に上記の学部があります。
世界ランキングで評価の高い学科は「スポーツ、歯学、神学&宗教、英語、社会政策、言語学、教育、医学、看護、心理学、解剖学」です。
大学のロケーション
次に、バーミンガム大学が位置するロケーションをみてみましょう:
バーミンガム大学は、ロンドンの北150kmに位置するバーミンガム市に位置しています。キャンパスには、カフェやレストラン、スポーツクラブ、合計7つの図書館があります。
バーミンガム市は、人口は260万人ほどのイギリス第2の都市で、大阪と同規模です。バーミンガムからロンドンまでは列車で約2時間ほどです。
留学中の滞在先は、学生寮とアパートから選択できます。バーミンガム大学では、入寮申込期日までに申込書を提出した留学生を含めた新入生全員に、学内の学生寮への入居が保証されています。
大学の最寄り空港はバーミンガム国際空港です。日本からの直行便はなく、乗り継ぎ便でおよそ15時間ほどです!
バーミンガム大学の留学方法
進学要件
バーミンガム大学の進学要件は、以下になります:
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 6.0-7.0 | 6.0-7.0 |
TOEFL | 80点-95 | 80点-95 |
GPA (出願最低値) | 4.0(5段階) | 3.0以上 |
規程テスト | A Levels: AAA-BBB IB : 32- | N/A |
バーミンガム大学に入学のためには「英語の資格・GPA(成績)・規程テスト」の3点の準備が必要になります。
学部進学に必要なGPAは4.0(5段階)、修士GPAをは3.0(4段階)とイギリスの難関大学では平均値となっています。
学科により求められるIELTS(TOEFL)のスコアが変わるため、ウェブサイトより確認が必要です。ほとんどの学科では、IELTS6.5(TOEFL88点)にて進学が可能です。
ファウンデーションコース
バーミンガム大学には、海外からの志願者のためにファウンデーションコースが用意されています。
ファウンデーションコースとは、大学に進学する前の準備コースに当たります。上記の直接進学の条件が満たせない方や、入学後授業についているか不安な方が利用します。
ファウンデーションコースを終了すると、
- ビジネス&金融
- コンピューティング
- 教育
- 工学
- 法
- 数学
- 音楽
- 科学&健康
- 社会科学&人文
のいずれかの学部の1年次に進学することが可能です。
自由に学部を選びたい方は、A Levelsのスコア提出をして直接進学をする必要があります。そうでない方は、ファウンデーションコースから進学するのも一つの手ですね!
進学条件
ファウンデーションコースの進学要件は、以下になります:
資格 | IFP |
IELTS(UKVI) | IELTS 5.5(各セクション5.0以上) |
GPA (出願最低値) | 5段階4.0以上 |
ファウンデーションコース入学のためには「英語の資格・GPA(成績)」の2点の準備が必要になります。
直接入学するのに比べて、要求されるIELTSのスコアが下がります。成績に関しては、ファウンデーションコースでも直接進学と同等の条件となっています。
進学準備の流れ
参考までに、学部に直接進学する流れを共有しておきます。
- IELTS(TOEFL)のスコアメイク
- A Levels受験
- 推薦書(1通)
- 志望動機書
あくまで上記はオススメの順番ですので、先にA Levelsの対策をしても問題はありません。
どちらにせよ、大学受験以上のより高度な英語力を身につける必要があります。英語のスコアメイクができたら、推薦書と志望動機書を同時に準備して出願します。
出願時期
バーミンガム大学は、以下のように2期制です。
- 1期:9月下旬-1月中旬
- 2期:1月下旬-6月中旬
出願は、バーミンガム大学のウェブサイトではなく、UCASという外部機関から行います。UCASは、英国の大学の申請プロセスを運営しています。
バーミンガム大学への出願は、9月上旬から1月15日にかけて可能です。例えば、2022年9月入学の場合は、2021年の9月から出願が可能です。
その際、大学の学科によっては高校3年時の2学期と3学期の成績は、後ほど提出するようになります。合格後に成績が下がってしまうと、取り消しになることもあるので気をつけましょう。
学部進学を目指している人は、どんなにおそくとも高校3年の秋頃までにはIELTS(TOEFL)とA Levels(SAT)のスコアが揃っている必要があります。
以下に、一般的な受験スケジュールのサンプルを添付していますので参考にしてください。
可能であれば、進学のための必要最低限の英語の資格は高校2年の間に取得してしまうことが理想です。3年生では入学後のエッセイの書き方、奨学金の申請、志望動機書などに時間を使うと良いかと思います!
まとめ
一世紀以上続く研究型大学
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 世界大学ランキング90位
- 年間の学費は290-395万円
- IELTS6.0 or TOEFL80点から留学可能
バーミンガム大学はは、名門研究型大学連合であるラッセルグループの一校であり、世界をリードする教育機関の名門大学です。
興味がある場合は、キャンパスツアーをみてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
大学のここがオススメ
私が思うバーミンガム大学のおすすめのポイントは以下です。
- 企業からの注目度全英1位
- 現地就職支援
- インターンシップの充実
バーミンガム大学は、イギリスのトップ100企業 (2021年度The Graduate Market)から注目されている大学の第1位になっています。
企業からの注目は、卒業後のキャリアに大きな可能性があることを意味します。これは、大学の大きな努力をしているからです。
具体的には、企業とのネットワーキングをするためのスキルコーチング、仕事探しのワークショップなど様々なイベントを学生に提供しています。
また、イギリスや海外での職務経験やインターンシップをサポートするために、キャリア・サービスに500万ポンドを投資しています。
大学が率先して努力をしていることが、受け入れ側の企業からも大きく評価をされています。卒業後の進路まで考えて入学したい人にはオススメです!
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
入学に必要なIELTSやTOEFL対策でお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。