こんにちは、SOLO IELTS TOEFLのルークです。
この記事ではオーストラリアにシェフ(調理師)として永住権を目指す方法を紹介しています。
既にシェフとして日本で働いている人、これからオーストラリアでゼロからシェフとして移住を考えている人は参考にしてください。
シェフはオーストラリアで永住権を目指す最も一般的な方法です。きちんと手順を踏めば誰にでも可能性があります
一緒に確認していきましょう。
目次:
オーストラリアで調理師として永住権
オーストラリアと調理師
オーストラリアではシェフが長年不足しており、世界中からその働き手として人材が集まってきます。
その理由は、永住ビザを自力で目指すことが出来る職業リストSOL (技術移移民職)にも明確にシェフが入っているためです。
つまりシェフは、オーストラリアで短期としてビジネスビザを取得して働くことはもちろん、永住権を目指しながら働くこともできるのです。
調理師の資格が取得できる学校
中長期的にオーストラリアでシェフとして永住権を取得して働くためには、認定の専門学校やTAFEで調理師の資格を取得する必要があります。以下のような学校があります :
- TAFE NSW
- Le Cordon Blew
- Holmes Institute
- Quality Training & Hospitality College (QTHC)
これはほんの一部です。実際にオーストラリア全土に専門学校やTAFEはあります。自分が住みたい、将来働きたい街にある専門学校やTAFEにいくと良いでしょう。
学校で取得する資格はCertificateⅢ&ⅣのCommercial Cookeryですが、永住権のためにはDiplomaのHospitality Managementも取得の必要があります。
学費は2年間でおよそ30,000AUDほどであることが多いです
調理師に発給される永住ビザ
オーストラリアでシェフに発給されるビザは主にS186、S189、S190のいずれかが王道です。
- Visa S186: IELTS6.0以下、シェフ歴3年未満にオススメ
- Visa S189/190: IELTS7.0以上、シェフ歴5年以上
どれぐらいの期間正社員としてシェフをしてきたのかと英語力によって目指すべきビザが変わります。シェフの方で英語が堪能な方は真っ先にS189、S190で考えると良いでしょう。
実際は英語に苦手意識がある方はS186で目指すのが多いようです…IELTS7.0はそれほどに高いハードルなのでしょう
永住ビザS186でオーストラリア移住
英語ができない、具体的にはIELTS7.0以上とれる気がしない人や調理師としての経験が3年以内の人にはS186ビザ取得を通しての永住権取得がオススメの方法です。
方法1 . 調理経験ない人
まず正社員として調理経験がない人がオーストラリアでシェフとして永住権取得までのステップをまとめてみましょう。以下のプロセスを踏む必要があります:
- IELTS5.5を取得してTAFEに入学
- 1年半でCertificateⅢ&Ⅳ 取得
- 1年でDiplomaとAdvanced Diploma取得
- 在学中にIELTS6.0取得
- S485 (卒業ビザ) 申請
- 1年半フルタイム勤務
- TSSビザ (4年ビザ)申請
- 1年半フルタイム勤務
- S186ビザ(永住権)申請
在学中にIELTS6.0をとってしまい、後はS485とTSSビザを併用して3年の就業期間をつむ方法になります。
方法2 . 日本で調理経験が2年ある人
次に既に正社員として日本で調理経験が2年ある人です。
- IELTS5.5を取得してTAFEに入学
- 1年半でCertificateⅢ&Ⅳ 取得
- 1年でDiplomaとAdvanced Diploma取得
- TSSビザ (4年ビザ)申請
- 1年フルタイム勤務
- IELTS6.0取得
- S186ビザ(永住権)申請
正社員として2年の調理資格がある人は、卒業ビザは必要ありません。最初からTSSビザの申請が可能です。日本での2年の経験とオーストラリアでの1年の就業経験をもってしてS186を申請します。
方法3 . 日本で調理経験が3年ある人
最後に正社員として日本で調理経験が3年ある人です。
- IELTS5.5を取得してTAFEに入学
- 1年半かけてCertificateⅢ&Ⅳ 取得
- 1年かけてDiplomaとAdvanced Diploma取得
- IELTS 6.0以上
- S186ビザ(永住権)申請
2年半かけてAdvanced Diplomaまでを取得するとすぐにS186ビザの申請が可能です。
技術独立ビザ (S189・S190)で移住
技術独立ビザ (S189・S190)はオーストラリア政府が定めるポイントをクリアすることによって永住権申請ができます。
IELTSで7.0以上、かつシェフとしての経験が5年以上ある人などにとって現実的でオススメの方法です。
オーストラリアでシェフとしてビザ申請をするためには下記表から65点以上を満たしている必要があります。
申請職種での学位であることが必要ですので、調理学校の学位などがない場合は再度オーストラリアにて調理学校またはTAFEに通う必要があります。つまり上記で紹介したCertificateとDiplomaを2年半かけてとるということです
まとめ
以上がオーストラリアでシェフとして永住権取得までする方法のまとめでした。
- IELTS5.5を取得
- CertificateとDiplomaを2年半で取得
- 人によっては就業経験をつむ
- ビザ申請
IELTSはさけて通れない道
オーストラリアで働くため、もしくは永住権を獲得するためにはIELTSは避けては通れない道です。
このように書くとIELTSが大きな壁のように聞こえてしまうかもしれませんが 、 どちみち英語が母語の国に住むためには英語力を伸ばすことは必然です。
考え方を変えると、英語さえできれば学校にも入学も出来ますし、永住権申請の大きな助けにもなります。
弊社は日本で初のIELTS対策が専門的にできるオンラインスクールです。わざわざ海外の語学学校に英語学習をしに行かなくても、日本で働きながら必要な英語力を手にする事は可能です。
現状英語力が低い人から、既に一般英語力が高い人まで自信を持って海外でも働けるレベルまで押し上げる事が可能です。
将来海外でシェフとして働きたい、もしくはIELTS対策を通して英語のスキルをつけておきたいという人は遠慮なくご相談ください。