こんにちは、SOLOのルークです!
TOEFLをオンラインで教えています。
今回の記事では、「TOEFL70→90点を突破する勉強法」を紹介します。
結論を述べると、リーディングとリスニングで高スコアを目指すことです。90点突破は、この2つのセクションに注力することがポイントです!
それでは、詳しくみていきましょう:
目次:
TOEFL70と90のレベル感
まずは、TOEFLのレベル感を確認しましょう。
IELTS | TOEFL iBT | TOEIC | 英検 |
9.0 | 116 – | N/A | N/A |
8.0 – 8.5 | 106 – 115 | N/A | N/A |
7.0 – 7.5 | 95 – 105 | 945 – 990 | 1級+ |
6.0 – 6.5 | 72 – 94 | 805 – 940 | 準1級 – 1級 |
5.0 – 5.5 | 55 – 71 | 605 – 800 | 2級 – 準1級 |
4.0 – 4.5 | 42 – 54 | 410 – 600 | 2級 |
この表は、弊社が指導してきた受講生のスコアから算出した数値です。
最も感覚的に分かりやすいのは、
- TOEFL70 = 英検準一級
- TOEFL90 = 英検一級
ではないでしょうか。つまり、現状TOEFL70点前後の方が90点に上げるためには、少なくとも英検一級に合格するぐらいは学習する必要があるということです。
他の換算表をご覧になった方にとっては、少し高くみえるかもしれません。ですが、TOEFLはそもそものテストの難易度が、その他の英語テストよりも高く感じられる方が多く、苦戦される傾向にあります。
70と90の具体的な差
もう少し、TOEFL70と90の具体的な差を確認しておきましょう。
TOEFL70点前後の方は、以下のような特長があります。
- Rで精読できない
- Lは音声変化とスピードについていけない
- SWはアウトプット量が足りない
TOEFL70点前後の方は、「およそ何について書かれているか、話されているか」は把握できています。一方で、詳細の部分は大きく読み違えている傾向があります。
90点突破のためには、リーディングの問題文を1文ずつ意味が取れること、リスニングの音源を1文ずつ聴けることが大切になります。
今までの大枠理解の学習から、詳細理解にシフトする必要があります。
また、TOEFL70点前後の方のスピーキングとライティングは、アウトプット量が足りていないことが多いです。当然、内容も大切ですが、まずは問いに関係していることを「多く話す、書く練習」をしていきましょう。
TOEFL90点の勉強法
まずは、TOEFL90点を突破するための全体戦略です。以下のスコア感を目指すと良いでしょう。
- リーディング:26 / 30点
- リスニング:26 / 30点
- ライティング:20 / 30点
- スピーキング:18 / 30点
リーディングとリスニングは、少し高めに26点を目指し勉強します。これは、圧倒的に独学しやすい二つのセクションです。
スピーキングとライティングは、テンプレートを活用しながら、アウトプット量を重視して練習します。
リーディング
まずは、リーディングの勉強法です。
重複しますが、TOEFLリーディングにおいて高得点を取るためには、何よりも精読できることが大切です。リーディングの問いは、文章の意味など詳細に関する質問が9割を占めるためです。
きちんと読むためには、単語を強化するだけでは足りません。前提として、単語はとても大切です。ですが、精読ができるためには、「文意が分かる」ことがより大切です。
文意が分かるとは、「要するにこういうことが書いてあるんだな」と明確に頭で情景を浮かべられることです。
そのためには背景知識が必要です。背景知識がないと、単語や文構造がわかっても、意味を的確に理解することができません。
私のオススメは、当該トピックに関して、YouTubeで動画を少なくとも5つ前後はみることです。能動的に動画を見ることで、効率的に背景知識を付けることが可能です。
動画を見た上で、一文ずつ精読をしていくと、より解像度高く文章理解をすることが可能です!
リスニング
リスニングの勉強法です。
現状70点ほどの人は、リスニングセクションは10点台かと思います。ここから26点まで上げていくためには、一語一句音声を聞き取る力をつけていく必要があります。
私のオススメはディクテーションです。TOEFLの音源を、一文ずつ書きとっていきます。書き取れないところは、何度も音源を流しながら、一文全体を脳で記憶させる意識を持つことが大切です。
身も蓋もありませんが、聞けない音を、一つずつ聞けるようにしていくしかありません。
リスニングは最重要
TOEFLで高スコアを取得するためには、特にリスニング力が重要です。TOEFLは120点満点ですが、その68点分にリスニングが関わっているためです。
極端な話ですが、TOEFL90点を超えている人で、リスニングセクションが20点に届いていないということは、TOEFLのその性質上考えづらいです。
従って、これからTOEFLでスコアを上げていきたい人は、リスニングの勉強に最も多くの時間を割くと良いです。リスニングで安定して26点以上を取得できることが、全体のスコアアップへの最短距離です!
スピーキング&ライティング
最後にスピーキングとライティングです。この二つのセクションは、アプローチが同じです。
以下が、勉強法のポイントです。
- 1. テンプレートを利用する
- 2. 話すように書く
- 3. メモを取る
とにかくアウトプット量にこだわります。そのために、スピーキングとライティングは、テンプレートの活用が有効です。20点程度までは、テンプレートが大いに活躍します。
スピーキングは、リスニングで聞き取ったことが回答の7割を占めます。聴き取った内容をメモし、テンプレートに当てはめて話します。
ライティングに関しては、話すように書きます。あまり文法や語彙の選択にこだわらないことがポイントです。目安としては、Integratedで200字、Independentで300字を目安に回答してください。
早く書くのが苦手な方などは、10分100字程度のパラグラフから書く練習をするのも一つの手です。
- 参照: スピーキングのテンプレート
- 参照: ライティングのテンプレート
最後に
今回の記事のポイントを以下にまとめておきます:
- TOEFL90点 = 英検一級程度
- リーディングとリスニングが大切
- スピーキングとライティングは量を意識
以上、TOEFL iBTで70点前後から90点突破を狙う方向けの記事でした。
現状のボトルネックは、リーディングとリスニングの精度の低さです。丁寧に勉強をすることが遠回りに見えて近道です。
スコアアップにショートカットはありません。時間をかけ、きちんとプロセスをたどって勉強すれば必ずできるようになります。目標スコアが取れるように諦めずに頑張りましょう。
最後に、弊社は海外進学を志す方に、TOEFLとIELTSをオンラインで専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。