こんにちは、SOLO IELTS TOEFLのルークです。
今回の記事では、TOEFL iBTのスコアが70点から90点の間で停滞している人がすべき勉強を紹介します。
「 独学で限界を感じている方」や「何を勉強すれば90点を超えていけるかを知りたい人」の参考になれば幸いです。
結論から言うと、リーディングとリスニングにおいて、1文ずつきちちんと読める、聴ける状態を目指すことです。90点突破は、この2つのセクションに注力することが大切です!
目次:
TOEFL70-90点でスコアが伸び悩む理由
なぜスコアが伸びないのか
TOEFL iBTでスコアが70点から90点の間で停滞している理由は以下3点です :
- 1. リーディングで精読できていない
- 2. リスニングで大きな聞き間違いを犯す
- 3. 目標までの距離を見誤っている
TOEFLで90点突破は、リーディングの問題文を1文ずつきちんと読めること、リスニングの音源を1文ずつ聴けることで達成可能です。つまり、90点を突破できていない人というのは、丁寧に読めていない、聴けていないことが原因です。
意外かもしれませんが、スピーキングやライティングのスコアというのは、さほど関係しません。リーディングやリスニングの下地なくして、スピーキングやライティングでスコアを出すというのは考えづらいためです。
もう一つ、スコアアップまでの時間を見誤っていることもあります。TOEFLは、2週間ほど集中的に勉強してスコアが劇的に上がるようなことは考えづらいです。少なくとも、スコアアップまでに3ヶ月は見込む必要があります。
70点代の人が1か月後に100点を超えるといったようなことは非現実的です。事前に、中長期で勉強に取り組む意識を持っておくと、挫折をせずにすみます!
特にリスニングが鍵
現状のTOEFLのスコアが70点から90点の人が、90点を超えて100点、その先へいくためには、特にリスニング力がカギを握ります。理由は、スピーキングとIntegratedライティングの回答の7割をリスニングが占めるためです。
極端な話ですが、TOEFLで90点を超えている人で、リスニングセクションが20点に届いていないということは、TOEFLのその性質上考えづらいです。
従って、現状70点-90点で停滞している人は、リスニングの勉強に最も多くの時間を割くと良いですね。リスニングで安定して27点以上を取得できることがスコアアップへの最短距離です!
リスニングが聴き取れない理由
90点突破の勉強法を理解する前に、なぜリスニングが聴けないのかという原因を探る必要があります。TOEFLに限らず、英語が聴けない原因は以下です :
- 1. 音声を生成できない
- 2. 語彙が分からない
- 3. 背景知識がない
話されている語彙の意味が分からなかったり、トピックに対する背景知識がないと聴き取ることは難しいです。一方で、現状のスコアが70点-90点の方は、ある程度の語彙力があることが想像できます。
従って、このスコアレンジの方は、「音声を生成できない」が根本原因である人が多いように思います。具体的には、3文に1回ほど音声変化による聴き間違いを起こしている人が多いです。
自分が生成できない音は「雑音」として人間の脳は認識します。 逆に、自分が生成できる音というのは、 音声を聞き取ることができるのです。
つまり、TOEFLの音源を再現性高く自分で真似ができるようになれば、必ずリスニングは聴き取ることができるようになります!
TOEFLで70点から90点の人がするべき勉強
90点を突破するための全体戦略
以下が現状70-90点の人が90点を突破するための全体戦略です :
- リーディング:27 / 30点
- リスニング:27 / 30点
- ライティング:20 / 30点
- スピーキング:16 / 30点
リーディングとリスニングで27点を目指し勉強します。双方とも戦略は同じで、「 全体を意識しながら1文ずつきちんと理解できる」がゴールです。
スピーキングとライティングは、量を意識してアウトプットすることで勉強していきます。それでは 詳しく見ていきましょう :
リーディングの勉強法
まずは、現状のスコアが70点-90点の人のリーディングの勉強法です。以下の順で勉強をすると良いでしょう :
- 手順1:回答する
- 手順2:単語
- 手順3:精読
- 手順4:音読
TOEFLリーディングにおいて高得点を取るためには、何よりも1文ずつきちんと読めることが大切です。リーディングの問いは、文章の意味など詳細に関する質問が9割を占めるためです。きちんと読むためには、単語と構文の両方が理解できていることが大切です。
単語強化に関しては、問題の復習をする中で覚えても構いませんし、 単語帳と併用させても構いません。TOEFLリーディングにおいては、単語は知っていれば知っているほど良いです。
単語帳を活用する人は、一語一句全て覚えることをオススメします。単語帳というのは、出る確率が高いものを絞って紹介してくれています。単語帳で知らない語彙が複数ある場合、高得点は取ることは難しいです。
次に構文を取る作業ですが、復習の際に各文章のSVOCがきちんと分かり、かつ意味が完全に理解できていることを目指します。構文理解できない文は、抜き出して必ず理解をしてください。
単語がわかるのにスコアが上がらないという人は、構文理解ができていないことが多いです。感覚で読むのではなく、きちんとした意味を取れるように勉強しましょう!
リスニングの勉強
次に、現状のスコアが70点-90点の人のリスニングの勉強法です。以下の順で勉強をすると良いでしょう :
- 勉強1:要約トレーニング(全体理解)
- 勉強2:シャドーイング(細部理解)
現状70点ほどの人は、リスニングは10点台かと思います。TOEFLリスニングで、10点台の人がすべきことは、全体像をつかむ要約トレーニングです。
TOEFLリスニングが10点代の人は、トピックの話の全体像がきちんと理解できていません。全体のアイデアを理解できない状態で、詳細を聞き取ろうとするのは無理があります。まずは、全体理解です。
全体理解のためには、スピーキングやライティングセクションのリスニングが有効です。SWは音源が1分-2分とかなり短めですので、復習がはかどります。具体的には、SWの音源を聴いたらすぐ口頭100語程度で要約というのを行いましょう。
全体が理解できるようになると、スコアが20点前後まで伸びます。その上で、初めてシャドーイングを取り入れていきます。シャドーイングとは、聴いた音源を自分で真似していくトレーニングです。最初は難しいと思うので、1文ずつ練習していきましょう。
シャドーイングはあくまで正しい発音ができている状態で行います。発音ができていないと、負荷が高いわりに学習効果が低くなってしまいます!
リスニングのメモの取り方
シャドーイングのクオリティが上がってくると、リスニングで安定的に25点を取れるようになります。 ここから先は英語力のみならず、メモの力が鍵を握ります。
どんなに英語力があっても、5分間のレクチャーを聞いた後に、細部まで覚えておくことは困難です。 以下がメモとりのコツになります。
- コツ1:声のトーンに着目する
- コツ2:全体像を把握する
- コツ3:聞き逃したら潔く諦める
- コツ4:シンボルを使う
- コツ5:話者ごとに情報を分ける
メモというのは全て取るわけではありません。鍵となるメインアイデア、 アイデアをサポートする詳細のみを書き取ります。 あくまで頭の意識のほとんどの大部分は音源に向けている状態です。
メモに集中するあまり、全体像を聴き逃したりする人もいるので、 どれぐらい集中をメモに割り当てるのか把握していく必要があります。
スピーキングとライティングの勉強
TOEFL90点突破のためには、スピーキングは16点を、ライティングは20点を目指します。以下が勉強法のポイントです :
- 1. アウトプットの量を増やす
- 2. テンプレートを利用する
- 3. 話すように書く
- 4. メモを取る
評価基準の関係から、英語の間違いは気にせず字数を稼げば出せるスコアです。 そのためには以下のテンプレートを参考にしてください。
- 参照: スピーキングのテンプレート
- 参照: ライティングのテンプレート
ライティングに関しては、量にこだわるためには、話すように書くことがポイントです。あまり文法や語彙の選択にこだわらず、Integratedで300字、Independentで350字を目安に回答してください。
スピーキングに関しては、リスニングで聞き取ったことが回答の7割を占めます。聴き取った内容をメモして、テンプレートに当てはめて話してください。
まとめ
TOEFLで高得点を取るためには丁寧に読めて聴けることが鍵
今回の記事のポイントを以下にまとめておきます:
- TOEFL90点突破にはリーディングとリスニングが鍵
- リスニングに最も勉強時間を裂く
- スピーキングとライティングは量を意識する
以上、TOEFL iBTで70点-90点のレンジで停滞している人のための記事でした。 ボトルネックはリーディングとリスニングの精度の低さです。丁寧に勉強をすることが遠回りに見えて近道です。
リーディングとリスニングのスコアアップにショートカットはありません。それでも、時間をかけてきちんとプロセスをたどって勉強すれば必ずできるようになります。目標スコアが取れるように諦めずに頑張りましょう。
皆さんが目標スコアに到達できるよう応援しています。記事を読んでくれてありがとうございました。
最後にIELTS対策などでお悩みのことがあればお気軽にご連絡ください!