TOEFLスピーキング対策と勉強法を解説

TOEFL iBTスピーキングのコツと勉強方法【Speaking対策】

こんにちは!

SOLOルークです!

今回の記事では「TOEFLスピーキング対策と勉強法」を紹介します。

TOEFLスピーキングは難しい . . .そう感じている人は多いのではないでしょうか。

アメリカに10年住んでいるような方でも「スコア22点でした. . .」といったことは珍しくありません。

スピーキングに限っては、全英語資格の中でTOEFLが最高難度だと思います。とはいえ、テストですので攻略方法はあります。一緒に確認していきましょう!

TOEFL スピーキングとは

まずは、TOEFLスピーキングの概要です。

項目試験概要
試験時間17分
タスク数4
問題の割合・Independent Task – 1問
・Integrated Task – 3問
タスク内容・タスク1 : 設問に対する回答
・タスク2:学校内での会話に関する質問
・タスク3:レクチャーの内容に関する質問
・タスク4:レクチャーの内容に関する質問
準備時間・タスク1 : 15秒
・タスク2-3:30秒
・タスク4:20秒
回答時間・タスク1 : 45秒
・タスク2-4 : 60秒

TOEFLスピーキングは4つの設問から成り立っています。それぞれの設問を「タスク」と呼びます。

実は、2019年までは6つのタスクがあり、より大変な試験でした。

ちなみに、TOEFLスピーキングはパソコンに話しかける試験です。人と会話はしません。

タスク1は、意見展開です。与えられた設問を読み、それに対して自分の意見を述べます

準備時間15秒に対して、回答時間は45秒しかありません。あっという間に終わります。

タスク2-4は、要約問題です。読み聴きした内容を、1分で要約します。

与えられた情報を、分かりやすくまとめることがタスクです。自分の意見などは必要ありません

タスク1を除いて、TOEFLスピーキングは解答のおよそ7割がリスニングの内容です。リスニング力がない場合は、太刀打ちできないテストになっています!

評価の観点

次に、評価の観点を確認しましょう。

概要設問に対して適切かつ十分な量の回答ができているか
トピックの展開主張とサポートセンテンスの繋がりが明確で適切に構成できているか
流暢さ明確な発音で流暢にスピーチできているか
語彙の運用語彙と文法を効果的かつ適切に使用できているか

採点の観点を理解することは重要です。

「どうすればスコアが上がるのか」を理解できれば、対策が立てやすくなるためです。

「概要」と「トピックの展開」は、言い換えると「問いに答え切れるかどうか」です

与えられた全てのポイントをあげられていることが重要です。

「流暢さ」とは、途中で立ち止まることなく、話し切ることができるかです。

注意点としては、流暢さと、早口であることは関係がないということです。時折、早く話せばよいと勘違いしている方と遭遇します。

むしろ、意味の切れ目で上手に息継ぎができることの方が重要です。意味が伝わりやすくなるためです。

話せない理由

TOEFLスピーキングが難しすぎて上手く話せない. . .

とおっしゃる人がいます。なぜでしょうか。

最も大きな原因は、読み聴きした内容を、そのまま話そうとしているからだと思います。

TOEFLのスピーキングに出題されるトピックについて考えてみましょう。

今、パッと思いつくだけでも、

cognitive dissonance, halo error, coadaptation, avalanche, canyons. . .

普通の人は、日常生活で話すことがないトピックばかりです。

こういった抽象度の高いトピックについて、英語で説明しないといけないわけです。しかも、与えられている情報も難しい。

読んだ内容、聴いた内容をそのまま真似しようとすると、ほぼ確実に詰まる様に問題ができています。

対策と勉強法

初心者の方は、リーディングとリスニング力をつけることにフォーカスをしましょう。

TOEFLのスピーキングは、読み聴きができないと回答ができない形式だからです。

目安としては、リーディングとリスニングセクションでそれぞれ20点程度です。

基礎の読み聞きする力がついた人は、以下のポイントに沿って練習をしてください。

メモを取る

TOEFLスピーキングではメモを取る癖をつけましょう。読み聴きした内容を忘れないようにするためです。

メモを取るときは、以下のポイントを意識します:

  • トピック
  • 話の流れ
  • 目的
  • 定義
  • キーワード
  • 例 or 詳細な説明
  • 問題点
  • 解決策 or 提案

メモをとるコツとしては、「1語だけ書く」ということです。

全てをメモする必要はありません。

メモを取ることに執着してしまい、逆にスコアが下がってしまいます。

1語だけ箇条書きでメモを取ることに集中しましょう。

また、自分だけの記号を持つとメモの時間が短縮できて便利です。

例えば、

  • 「=」 :refer to, occur
  • 「∵」:Because, as a result of, due to, because, owing to
  • 「∴」:Therefore

といった具合です。

記号を使うことには、最初は違和感があるかもしれません。

何度も練習を繰り返すうちに、 効果的な記号の使い方に慣れてきます。

短文で話す

先ほど、読み聴きした内容をそのまま話そうとすると、立ち止まってしまうとお伝えしました。

メモを見ながら、自分で文章を構築することで、それを防ぎます。

同時に、短い文章で話すことがポイントです。

長い文章を話そうとすると、語彙や文法のエラーが多くなります。また、音のリズムも崩れやすくなります。

目安としては、4-8語程度の文章を連ねていく感じです。

例えば、

  • The lecture described about behaviour chaining.
  • It means breaking down a task.
  • The professor used one example.
  • The example was about how to wash hands.
  • He taught his children washing their hands.

といった感じです。

これぐらいならば、あまりエラーをおかさずに、良いテンポで話せるイメージが湧きませんか。

これでも難しい人は、~ is ~から話す練習をスタートしても構いません。

慣れてきたら、徐々に副詞や形容詞をかざっていきましょう。

エラーを恐れない

また、TOEFLスピーキングでは、語彙や文法のエラーを恐れないことが大切です。

日本で育ってきた人は、基本的には減点方式の英語教育を受けたかと思います。

そのデメリットの部分が、TOEFLスピーキングででてしまうとすると、これです。

TOEFLでは、たった45秒~60秒で与えられたポイントを全て話す必要があるわけです。

そんな時に、

「あれ、今、 ‘s’ 抜けちゃったかも. . .」

「冠詞は ‘a’であってたのか、’the’かな. . .」

などと考えても、言い直す時間はありません。

そもそも、TOEFLは減点方式ではありません

仮に、小さな語彙や文法間違いが各文章に含まれていたとしても、23点程度までは取得することが可能です。

一度話し出したら、ピリオドまで止まらない。ミスを気にせずに文章を言い切ることを、ぜひ意識してみてください!

英語のまま理解する

日本語で考えてから英語を話すべきか、英語は英語で考えて話すかは、議論が分かれるところです。

ことTOEFLスピーキングに関しては、英語のまま処理することが理想です。

というのも、そもそも英語で情報が与えられているためです。

与えられた英語の情報→日本語で処理をする→英語にもどす

どういった手順をたどると、処理時間が間に合わなくなりますし、不自然な英語になることが多いです。

つまり、TOEFLスピーキング内のリーディングやリスニング程度のレベルは、日本語を介さずに理解できるようになる必要があるということです。

準備時間に何をするか決めておく

意外と迷われる方が多いのが、準備時間の使い方です。

多くの方は、全体の構成と話す流れを確認しているのではないでしょうか。

もしくは、タスク1に関しては、必死で主張に対する理由を考えているかもしれません。

私のオススメは「最初の出だし2文を暗唱する」というものです。

出だしが好調だと、3文目以降ものってくるものです。

逆に出だしが不調だと、「あ、もう無理だ. . .」と心が折れてしまう試験でもあります。

そもそも、準備時間がとても短いのがTOEFLスピーキングなわけです。

たった15秒 – 30秒でいったいどんな優れた解答の構成を考えられるでしょうか。

準備時間の使い方は人それぞれですが、もし有効に使えていないのであれば、

「解答の冒頭の準備にフォーカスをする」

オススメです!

テンプレートは参考程度に

よくテンプレートを使用すべきかどうかについて聞かれます。

個人的には、メモをみながらテンポよく話せない人は、使用したほうがよいと思います。

メモを見ながら文を構築する間に、あらかじめ覚えていたテンプレートを差し込んでいくイメージです。

テンプレートで時間稼ぎができるのです。

そもそも、英語力が上がってくると勝手にテンプレートを卒業できます

テンプレートの型を超えて、言いたい事が出てくるからです。

具体的には、スコアが20点以下の方などは積極的にテンプレート活用してください。

そして、テンプレートがなくても解答し切れるくらいまで、スピーキング力をつけることを理想としてください。

TOEFLスピーキングのテンプレートは以下にまとめています。

高得点を狙う人は発音矯正

TOEFLスピーキングで24点以上を狙う人は、発音矯正を行う必要があります。

採点基準の関係で、23点程度まではさほど重要視されていないのが「発音」です。

しかし、そこから先の24点-30点は、各タスクで満点を取得する必要がありますので、このレベルでは自然な音声が求められます

先ほどのサンプルで満点を取ろうと思うと、以下のような音声で話す必要があります。

スピーキングで高得点を狙っている人は、発音矯正のアプリELSAがおすすめです。

とはいえ、発音の矯正は一般的に思われているよりものすごく時間がかかります

本当に時間を割くべきかどうか、目標スコアと、学習に割くことのできる時間との兼ね合いで考えてください。

最後に

今回の記事の内容を以下にまとめておきます:

  1. リーディング力とリスニング力は必要
  2. メモを取って自分の英語で話そう
  3. エラーを恐れずに、短文で話そう

この記事の内容は、下記の動画でも閲覧していただけます。

対策と勉強法が分かったら、いよいよ練習です。

TOEFLのスピーキング対策は「振り返り」と「改善」が重要です。

なぜなら、アウトプットスキルは、実際にアウトプットした内容を元に復習して、ダメだった部分を直していくことしか改善されないからです。

目安としては、1つの設問を30回は練習してみてください。

それぐらいして、やっと回答の質が上がるのがTOEFLスピーキングです。

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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