こんにちは!SOLOのルークです!
今回の記事では「TOEFLスピーキングの対策と勉強方法」を紹介します。
TOEFLスピーキングは難しい . . .そう感じている人は多いのではないでしょうか。
アメリカに10年住んでいるような方でも「スコア4.0点でした. . .」といったことは珍しくありません。
TOEFLスピーキングに限っては、全英語資格の中でTOEFLが最高難度だと思います。とはいえ、テストですので攻略方法はあります。一緒に確認していきましょう!
目次:
TOEFLスピーキングの概要
詳しい対策の前に、TOEFLスピーキングの概要を確認しておきましょう。
| 項目 | 試験概要 |
| 試験時間 | 8分 |
| タスク数 | 11 |
| 問題の割合 | Listen and Repeat – 7問 Take an Interview – 4問 |
| タスク内容 | Listen and Repeat – 話された内容を再現する Take an Interview – 自分の意見や経験について、模擬インタビューで話す |
| 回答時間 | Listen and Repeat – 各文につき、8-12秒の間に聞いたものを繰り返す Take an Interview – 各質問に対して、回答時間は45秒以内 |
TOEFLスピーキングは2つの「タスク」(設問)で構成されており、すべて画面に向かって話す形式 です。人と直接会話をするわけではありません。
1つ目のタスク 「Listen and Repeat」 は、音声で流れた英文を記憶して、そのまま復唱する 課題です。文章は進むにつれて長く複雑になっていくため、聞き取りと短期記憶の両方が問われる、かなりの難易度になっています。
2つ目のタスク 「Take an Interview」 は、模擬インタビューに答える 形式です。音声で流れる質問に対して、自分の経験や意見を即興で話します。旧TOEFLのIndependentタスクに近い形式ですね。
お気づきかもしれませんが、新形式は リスニング力がないと太刀打ちできない構造 になっています。まずは、しっかりとしたベースのリスニング力をつけることを最優先にしましょう!
評価項目
新形式のTOEFLスピーキングは、「Listen and Repeat(聞いた英文を繰り返す)」 と 「Take an Interview(質問に答える)」 の2タスクで構成されており、それぞれ 0〜5点 で採点されます。タスクごとに評価の観点が異なるため、別々に確認しておきましょう。
ここでは、合格ラインに直結する 3点・4点・5点 に絞ってまとめます。
Listen and Repeat(リピート系)
このタスクでは、どれだけ正確に元の英文を再現できているか が問われます。
- 5 – 元の英文を完全に再現でき、すべて明瞭に聞き取れる
- 4 – 意味は正しく伝わるが、機能語1〜2語の欠落や時制・数の誤り、語順の入れ替わりなど 軽微な変化 がある
- 3 – 文としては成立しており大半の内容語は再現できているが、複数の機能語や一部の内容語が抜け落ち、元の意味を正確には捉えられていない
ポイントは、4点と5点の差は「完全一致かどうか」だけである一方、3点になると意味そのものがズレるということです。ここに大きな壁があります。
Take an Interview(質問応答系)
こちらは、質問にしっかり答え、明瞭で流暢に話せているか が評価対象です。
- 5 – 設問に十分答えられ、明瞭かつ流暢に話せている
- 4 – 設問に答えられ、概ね明瞭。文と文の繋ぎにやや弱さが残る場合がある
- 3 – 設問には答えているが、内容の展開や明確さが限定的
5点は、トピックに沿って十分に内容を展開でき、自然な間(ま)の取り方ができている状態です。発音・リズム・イントネーションが意味を効果的に伝え、文法と語彙も正確で幅があります。
4点との違いは、4点では 文同士を繋ぐ接続表現が弱い場合がある ことと、ところどころ理解に少し努力が必要な発音が混じる点です。文法・語彙は「一般的な意味を伝えるには十分」というレベルにとどまります。
3点になると、ポーズが頻繁または長くなり、*つっかえるようなペース(choppy pace)*が出てきます。フィラー(”um”や”uh”などの繋ぎ言葉)も増え、語彙と文法の幅が狭いため、伝えたい意味の正確さや明確さが制限されます。
注意点としては、新形式でも 早口であることは評価とは関係がない ということです。重要なのは、意味の切れ目で適切に間をとり、最後まで話し切れる ことです。
つまり、Listen and Repeatでは 「機能語と発音の正確さ」、Take an Interviewでは 「文の繋ぎ・発音の安定性・語彙文法の幅」 が、3〜5点を分ける主な軸となります。
TOEFLスピーキングが難しい3つの理由
新形式のTOEFLスピーキングは、4セクションの中でも特に難易度が高いと言われています。その理由を、瞬発性・リスニング力・意見構築力 の3つの観点から見ていきましょう。
① 高い瞬発性が求められるから
新形式の最大の特徴は、準備時間が一切ない ことです。Listen and RepeatもTake an Interviewも、聞いた瞬間に即答する必要があります。
特にTake an Interviewでは、質問を聞いてすぐに45秒間話し続けなければなりません。「考えてから話す」のではなく、話しながら考える レベルの瞬発力が問われます。日本語でも難しい即答力を、英語で発揮する必要があるのです。
② 高度なリスニング力が必要なため
スピーキングと言いつつ、実はリスニング力がスコアを大きく左右します。
Listen and Repeatでは、文は画面に表示されず音声のみ で、しかも一度しか聞けません。文が長く複雑になるにつれて、聴解力と短期記憶力が同時に問われます。Take an Interviewも質問は音声のみで提示されるため、聞き逃した瞬間に答えようがなくなる という厳しさがあります。
加えて、北米・英国・オーストラリアなど多様なアクセントが使われるため、聞き慣れていないと一気に難易度が跳ね上がります。
③ 意見がないと答えられないため
Take an Interviewの後半では、自分の意見を問う質問 が出題されます。教育・テクノロジー・社会問題など、普段あまり考えていないトピックでも、即座に立場を決めて話さなければなりません。
「賛成か反対か」を選ぶだけでなく、理由と具体例を45秒の中で組み立てる 力が必要です。日本の英語教育では「意見を述べる訓練」が少ないため、英語力以前に 自分の考えを瞬時にまとめる思考力 で苦戦する受験者が多いのが実情です。
つまり、新形式のTOEFLスピーキングは「英語を話す力」だけでなく、準備時間ゼロでの瞬発的な思考力・音声情報を一発で捉えるリスニング力・自分の意見を即座に組み立てる構築力 が同時に問われる総合的なテストだと言えます。
TOEFLスピーキング対策と勉強法
TOEFLスピーキングの対策には以下の4つのポイントがあります。
それぞれのポイントを詳しく説明していきます。
1. 聴く力をつける
まずは、TOEFLスピーキング初級者向けのアドバイスです。具体的には、15点程度を目指す人です。
一番最初に取り組むべきことは、聴く力をつけることです。残酷ですが、リスニングができない人はTOEFLスピーキングでは話すことができません。
聞いた内容をリピートしたり、意見を述べるわけですから、当然といえば当然です。
初心者の方の目安としては、英検準1級のリスニングセクションで、8-9割の正答率を目指すと良いでしょう。
英検準1級に余裕が感じられるようになって、初めて太刀打ちできる内容になっています。
2. リズムの改善をする
同時に、発音矯正を行う必要があります。皆さんは、発音と聞いて何を思い浮かべますか?
TOEFLスピーキングで求められている発音の改善とは、全体のリズムの改善を指します。
より具体的には、ストレスとイントネーションの改善です。ストレスは、日本語では「強勢」と呼ばれます。音の強弱のことです。
英語はすべての単語にストレスがつきます。例えば、
- PHOtograph
- phoTOgrapher
- photoGRAPHIC
品詞が異なる同一の単語でも、ストレスの位置が変わります。各単語のストレスをマスターしているかが、聞き手の理解に大きな影響を与えます。
また、文章レベルでもストレスが存在します。文全体で強調したい特定の場所は強く話し、そうでない場所は弱く話します。
英語っぽい発音とは、すなわち、ストレスがついた話し方とも言えます。
イントネーションとは、音の上がり下がりです。イントネーションがついていない話し方をすると、聞き手にとっては話が非常につまらなく聞こえます。
一方で、無理にイントネーションをつけて話すことで、逆に違和感を感じさせることもあります。そういった場合は、逆にスコアを下げてしまいます。
とはいえ、発音の矯正は一般的に思われているよりものすごく時間がかかります。
TOEFL学習において最難関の一つです。一度身につけてしまった習慣を変えることは、非常に困難だからです。毎日、数時間を費やすことを前提に、数ヶ月の練習は覚悟しておきましょう。
3. アウトプット量にこだわる
次に、Take an Interviewに関しては、「話す量にこだわる」というものです。たくさん話せるということは、それ自体が英語力があるということです。
たくさん話すためのポイントの1つ目は、語彙や文法のエラーを恐れないことです。
日本で育ってきた人は、基本的には減点方式の英語教育を受けたかと思います。そのデメリットの部分が、TOEFLスピーキングででてしまうとスコアが出づらいです。
TOEFLでは、たった45秒で与えられたポイントを全て話す必要があるわけです。
そんな時に、
「あれ、今、 ‘s’ 抜けちゃったかも. . .」
「冠詞は ‘a’であってたのか、’the’かな. . .」
などと考えても、言い直す時間はありません。そもそも、TOEFLは減点方式ではありません。
仮に、小さな語彙や文法間違いが各文章に含まれていたとしても、一度話し出したら、ピリオドまで止まらない。ミスを気にせずに文章を言い切ることを、ぜひ意識してみてください!
4. 短文で話す
次のアドバイスは「短文で話す」というものです。
長い文を話そうとすると、詰まってしまいますし、どうしても語彙や文法のエラーが多くなります。また、音のリズムも崩れやすくなります。
目安としては、4-7語程度の文章を連ねていく感じです。これぐらいならば、あまりエラーをおかさずに、良いテンポで話せるイメージが湧きませんか。
これでも難しい人は、~ is ~から話す練習をスタートしても構いません。慣れてきたら、徐々に副詞や形容詞をかざっていきましょう。
複文で話す
先ほど、短い文を話すことでポイントを話しきる、と書きました。
しかし高得点(5.5以上)を狙う人は、いずれかのタスクで満点を出す必要があります。満点というのは、ほぼ完璧な回答が求められているということです。
それは、より良い文で、より英語らしい英語を話す、という意味です。
その第一歩としては、複文で話すことがオススメです。TOEFLスピーキングで好まれる複文の作り方は3つあります。
接続詞、関係詞、仮定法の3つの文法単元を使いこなせるようになることです。基本的な文法単元なので、おそらくこのブログを読んでくれてる人は、理解できているはずです。
ただしこの3つ、使いこなすとなると別次元の難易度です。
and, but, so以外の接続詞が使いこなせますか?関係詞は日本語にない概念ですよね。詰まることなく、瞬時に文を構築できますか。
仮定法を話すということは、架空の話をするということです。アイデアも重要になります。この3つの文法単元を使いこなせるように、意識的に訓練をしてみてください。
最後に
対策と勉強方法が分かったら、いよいよ練習です。
TOEFLのスピーキング対策は「振り返り」と「改善」が重要です。
なぜなら、アウトプットスキルは、実際にアウトプットした内容を元に復習して、ダメだった部分を直していくことしか改善されないからです。
目安としては、1つの設問を30回は練習してみてください。
それぐらいして、やっと回答の質が上がるのがTOEFLスピーキングです。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
SOLOでは、英語を軸に国内外の大学へ進学される方を多数サポートしています。ご相談等ありましたら、遠慮なくご連絡ください!










