カナダで正看護師(RN)として働く方法と年収を解説

カナダで看護師になる方法

こんにちは!SOLOのルークです。

普段は、看護師の方にIELTSを教えています。

この記事では、「カナダで看護師(RN)として働く方法と年収」を紹介します。

この記事が「カナダで看護師として働きたい方」や「海外移住を視野に入れている人」の役に立てれば幸いです!

それでは、詳しくみていきましょう。

カナダで看護師として働く方法

以下は、既に日本の4年制看護課程を修了している方が、カナダで看護師になる方法です。

以下のステップです:

  • 英語資格の取得
  • NNASに書類提出
  • 希望の州の看護協会へ申請
  • 看護協会指定のテスト受験
    – 知識アセスメント
    – 実技アセスメント
  • NCLEX-RNの受験
  • 看護師登録

カナダで看護師になる場合、まずは英語資格(IELTS or CELBAN)の基準値を満たす必要があります。ここで数年かかる人もいます。

英語の基準を満たしたら、NNAS(National Nursing Assessment Service)へ書類の提出をします。提出する書類は以下です。

  • 身分証明書(パスポート / 運転免許証)
  • 卒業証明書(学校からNNASヘ直接)
  • 就労証明書(職場からNNASヘ直接)
  • 英語力の証明書

上記参照のNNAS Handbookは必ず読んでおきましょう。代行手続きなどはなく、自分で申請しなければいけないためです。現時点で英語力が足りない方などは、DeepLなどの無料の自動翻訳ツールを活用しましょう。

NNASからレポートが届いたら、希望の州の看護協会へ申請を行います。看護協会は、各州によって変わります

バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州の看護協会は、British Columbia College of Nurse & Midwives(BCCN&M)、トロントのあるオンタリオ州ならCollege of Nurses of Ontario(CNO)です。

申請が終わったら、各看護協会が提供する試験を受けます。試験は、知識アセスメントと実技アセスメントの2段階に分かれています。

例えば、ブリティッシュコロンビア州ではCBA(知識)とSLA(実技)、オンタリオ州では多肢選択テスト(知識)、OSCE(実技)で構成されています。

その上で、最後にNCLEX-RNと呼ばれる、看護の知識を問うテストを受験します。カナダ国内外問わず、ピアソンVUEテストセンターにて受験可能です。

NCLEX-RNは3000問ある問題からランダムに出題されます。公式発表ではありませんが、72%以上の正答で合格と言われています

NCLEX-RNに合格し、最後に看護協会にて看護師登録を完了させます。そうすると、正規看護師として雇用主を見つけカナダで働くことができます!

必要な英語資格

先ほど、最初のステップとして英語資格が必要だと述べました。以下が、NNASに認定されている提出可能な英語資格です。

  • IELTS:S7.0, L7.5, R6.5, W7.0, OA7.0
  • CELBAN:S8, L10, R8, W7

IELTSとCELBANの、いずれかの選択が可能です。

IELTSは、海外進学や移住で使用されるケースが多く、アカデミック領域に特化した試験です。IELTSのメリットは、情報と教材、そしてサービスが豊富にあることです。IELTSの勉強をすると、カナダでの日常生活で役立ちます

CELBANは、医療現場で使用される英語に特化したテストです。看護実践に関連する言語とコミュニケーションのスキルを評価します。看護士の方は、背景知識で情報を補完できるメリットもあります

どちらの試験も、レベル感は英検一級程度です。IELSTは日常で役立ち、CELBANは臨床現場で役立つと覚えておくとよいでしょう!

IELTS VS CELBAN

では、IELTSとCELBANのどちらで学習をすれば良いのでしょうか。

個人的には、IELTSとOETという医療英語試験で実力をつけた上で、最終的にCELBANで合格を目指すのが良いかと思います。

CELBANは専門性の高い英語試験ですので、基礎英語力がない状態での対策は難しいです。また、CELBANは情報や教材がほとんどないため、実際に独学は困難です

そこで、まずはIELTS6.0程度(英検凖1級-1級相当)の基礎英語力をつけることを目指しましょう。その上で、CELBANと同じ医療英語試験OETでB Gradeを目指します。

OETはCELBANと比べると情報が豊富にありますし、テストのレベル感も似ています。OET B Gradeに到達する頃には、CELBANで合格できる確率が高いでしょう

なぜ、IELTSをそのまま最後まで勉強しない方が良いのでしょうか?

それは、スピーキングとライティングで同時に7.0を出すのは本当に至難の技だからです。私はIELTSを教えていますが、人によっては何年もかかるのを見てきました。

一方のCELBANの最難関パートは、リスニングです。そこで、OETが役立ちます。OETもリスニングが難しいテストなのです。

長期的にカナダでのキャリア構築を考えても、そのまま現場で役立つCELBANを最終的に受験されるのが良いかと思います!

英語基準が満たせない場合

どうしても英語が苦手な方は、ブリッジングコースを活用することも可能です。

ブリッジングコースとは、 海外ナースのための、免許書き換えを目的とした特別プログラムといった感じでしょうか。

ブリッジングコースのメリットは、入学前の英語のハードルが比較的低いこと、看護協会指定のテストを受験する必要がないことです。

プログラムは2年になりますが、受講期間中にNNAS指定の英語資格を満たし、NCLEX-RN対策を同時並行で進めることが可能です。

例えば、BC州バンクーバーのランガラカレッジの『Nursing Practice in Canada』コース。こちらの入学要件は、IELTS6.5またはTOEFL88(英検一級程度)です。また、看護に特化したOMNIカレッジなどは、IELTS5.5(英検準一級程度)から入学可能です。

オンタリオ州ロンドンのファンショーカレッジの『Bridging for Internationally Educated Nurses』。入学要件がIELTS7.0、TOEFL92と厳しいですが、付属英語学校のESL4/GAP5 Level 10にて、80%以上の成績を納めることで英語資格試験は免除されます。これは、入学前にIELTSなどを受験する必要がない事を意味します

専門卒の場合

カナダで看護師をするためには、4年制大学の卒業資格「学士」が必要です。

日本で3年制の看護専門学校を出ている場合は、学士を取得している事にはなりません。そのため、上記で紹介したようなブリッジングコースに進学する必要があります。

ただし、専門卒の方の場合は注意が必要です。

ブリッジングコースは、ヨーク大学のような4年制大学が提供しているものと、ジョージブラウンカレッジのような2年制のカレッジが提供している場合があります。

違いは、卒業後の看護協会指定テストの受験有無です。4年制大学のブリッジングコースは、卒業後にNCLEXに合格する事のみで看護師登録が可能です。ただし、入学のための英語基準は厳しめです。

一方の、カレッジのブリッジングコースの場合は、卒業後に上記で紹介した看護協会指定のテストを受験する必要があります。ただし、入学のための英語基準が緩くなっています。

入学要件のハードルを下げるため、カレッジを選択したい。かつ、看護協会指定テストも受験したくない場合は、カレッジ卒業後に、大学に編入をするという選択もあります。

その場合は、四年制大学卒となるので、NCLEXの受験のみです。ただし、カレッジと大学の双方に通う必要があるため、学費は大きくかかります。

下記、実際にカナダで看護師をされていた方が詳しくブログにまとめてくれています。

カナダの看護師の年収

最後に、カナダの看護師の年収を確認しましょう。各州の平均年収は以下です:

  • Alberta $103,000
  • British Columbia $104,000
  • Manitoba $97,500
  • New Brunswick $93,600
  • Newfoundland-Labrador $92,500
  • Northwest Territories $93,700
  • Nova Scotia $89,100
  • Nunavut $99,400
  • Ontario $108,000
  • Prince Edward Island $84,200
  • Quebec $108,000
  • Saskatchewan $95,700
  • Yukon $88,700

州によって、平均年収はばらつきがあることがわかります。

カナダの正看護師の2022年平均年収は$89,100 – $108,000のレンジです。2022年7月のレートで、日本円でおよそ950-1,150万円です。こちらから税金が引かれることになります。

平均時給は$48ですので、日本円では5,135円になります。ただし、経験と勤務地によって大きく変わるので注意をしてください

最後に

今回の記事のポイントを以下にまとめておきます:

  • 最初の準備は英語資格
  • IELTSで基礎固めがオススメ
  • 年収はおよそ950-1,150万円

以上が、カナダで看護師として働く方法と年収のまとめでした。

この記事を読んでいる皆様のほとんどが看護師という専門性の高い職についている方達です。看護師の方は「英語さえできれば」海外でも働ける確率が飛躍的に上がります。

一方で、その英語の基準が高く多くの人が挫折しているのも事実です。 実際に語学学校に長期的に通っても、英語の基準が満たせずに諦めている人たちを私は目の当たりにしてきました。

日本で働きながら、英語基準を満たす事ができると費用を貯めることができます。何より、看護師登録までの確率を大きく上げる事ができます。

弊社は日本で唯一、IELTSや医療英語OETの対策を専門的にできるオンラインスクールです。毎月、海外で看護師をされる方の英語サポートを全面的に提供しています。英語対策で困っている事がありましたら、遠慮なくご相談ください!

記事を最後までよんでいただき、ありがとうございました。

メールで相談する

LINEで相談する

0 Comments

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

CONTACT US

We're not around right now. But you can send us an email and we'll get back to you, asap.

Sending

Log in with your credentials

Forgot your details?