OETとは? 試験内容や変更点を徹底解説

OETとは? 試験内容や変更点を徹底解説

本記事に掲載している情報は、2020年1月時点でOETの公式ホームページで公表されている情報を元になっています

「英語圏でアシスタント・ナースとして働きたい…!」

こんなことを思って看護留学を考えたり、実際に海外で働いてみて「このまま海外で働きたい…!」と思う人は多いのではないでしょうか。

そんな海外移住をするための、最初で最後の難関がOET(職業英語テスト)ですよね。

ちなみに、オーストラリア留学をしてからOETの対策を始める人は、とっても多いです

今回の記事では、そんな「OET」に関して、試験内容から変更点まで気になるところを徹底的に解説していきます。

これからOETの受験を考えている方や、看護留学を考えている方は参考にしてくださいね。

なお情報量がかなり多いので、見出しを参考にして必要な情報だけを読んだ方が楽だと思います。

OETとは

OETとは「Occupational English Test」の略称で、日本語では「医療英語」「職業英語テスト」という名称で呼ばれています。

その名の通り、医療現場で起こるコミュニケーションや、医療に関連するトピックが中心になります。

英語が母語ではない人に向けて、「実際に海外で働くことができる英語力があるか」を測定するテスト。それがOETです。

海外で「医師登録」「看護師登録」「ビザ取得」のために必須になるテストですね

OETが対応している職種

OETは主に医療現場で使う英語力を測定するテストで、対応する職種が決まっています。

以下が職種一覧です:

  • 医師:Medicine
  • 看護師:Nursing
  • 歯科医:Dentistry
  • 栄養士:Dietetics
  • 薬剤師:Pharmacy
  • 検眼士:Optometry
  • 作業療法士:Occupational Therapy
  • 獣医師:Veterinary Science
  • 足治療医:Podiatry
  • 理学療法士:Physiotherapy
  • 療言語聴覚士:Speech Pathology
  • 放射線技師:Radiography

OETで英語力が証明できると、上記の職種で働くことが可能になります。

OETが対応している国

OETは以下の国で、英語力証明として認定されています:

  • オーストラリア
  • ドバイ
  • アイルランド
  • ナミビア(南アフリカの国)
  • ニュージーランド
  • イギリス
  • ウクライナ

上記の国に移住や就職を考えている場合は、OETを利用することが可能です。

2018年9月からの変更点について

2018年9月からOETの試験内容に変更がありました。スコアの算出方法などが変わっているので、注意してください。

具体的には以下の内容が変更になっています:

  • スコアの算出方法
  • リーディングとリスニング

それぞれ説明していきます。

スコアの算出方法

まずはスコアの算出方法について、以下のように変更がありました:

OETのスコア換算表 2018年9月からの変更点
OETのスコア換算表:2018年9月からの変更点

6段階に分かれていたスコアが、500点満点のスコアに変更になりました。

点数が細分化されることによって、改善するべきポイントがよく分かりやすくなりますね

リーディングとリスニング

リーディングとリスニングは共にセクション数が、3つに増えたことが大きな変更点です。

リスニング

リスニングはの主な変更点は以下の通りです:

  • セクション数:2つから3つ
  • 試験時間:約50分から約40分に短縮
  • 試験内容:多様なアクセントが取り入れられた

リーディング

リーディングの主な変更点は以下の通りです:

  • セクション数:2つから3つ
  • 問題数:28問から42問に増加
  • 試験内容:・要約の穴埋めが廃止されたが、短文の回答やマッチング問題などを新しく追加

一見難しくなった印象ですが、試験の難易度は変わっていないとOETは公表しています

スピーキングとライティングの変更点

ライティングの問題形式に関しては、大きな変更はありません。

一方スピーキングに関しては、問題形式は以前のままですが、「ソフト・スキル」にフォーカスした評価基準が導入されました。

単なるコミュニケーション能力だけではなく、以下の観点も評価基準に含まれます:

  • 情報処理能力
  • 信頼関係を構築する能力
  • 患者の想いを汲み取る能力
  • 正しく情報を伝える能力

英語力だけでなく、仕事の遂行能力も測定されるということですね。

OETとIELTS(アイエルツ)の違いは

OETと同じように英語力の証明として利用できるテストで「IELTS」があります。

どちらも総合的な英語力を測定するテストですが、以下のような違いがあります:

  • 違い1:テストの専門性
  • 違い2:年間のテスト実施日
  • 違い3:テスト受講料

それぞれ詳しくみていきましょう。

違い1:テストの専門性

まずはテストの専門性について、以下のような違いがあります:

  • IELTS:総合的な英語運用能力を測定する
  • OET:医療現場における英語運用能力を測定する

IELTSは英語を運用するシチュエーションに関係なく、総合的な英語力を判断するテスト。

一方OETは、医療現場という限定的なシチュエーションの英語力を判断するテストです。

OETは試験内容で扱うテーマや語彙が、医療現場に特化したものになります

違い2:年間のテスト実施回数

テストの実施回数については、以下のような違いがあります:

  • IELTS:年間40回程度(東京会場)
  • OET:年間11回(大阪会場のみ)

IELTSは東京と大阪を中心に、ほぼ毎週テストを受けることが可能です。

一方で、OETは日本の受験会場が大阪しかなく、2020年でテストを受けられる回数は11回のみです。

参考リンク:IELTSのテスト日程と会場

参考リンク:OETのテスト日程と会場

違い3:テスト受講料

テストの受講料については、以下のような違いがあります:

  • IELTS:25,380円
  • OET:587AUD(約46,960円※1AUDを80円とした場合)

OETの方が割高ですね。

番外編:OETとIELTSの換算表

番外編として、OETとIELTSの換算表が以下になります:

OETとIELTSのスコア比較表
OETとIELTSのスコア比較表

ビザ発行に必要になるスコアは、旧形式で「B」新形式で「350-440点」です。

これらをIELTSに換算すると、バンドスコア「7.0 – 7.5」になることが分かります。

バンドスコア「7.0以上」は、一般的に大学院の進学に求められるスコアなので、かなり高い水準であることが分かりますね。

以上が、IELTSとOETの主な相違点でした。

ちなみに、移住やビザ申請の場合はIELTSもOETも利用することが可能です。自分の都合が良いテストを選びましょう

OETの試験構成

次にOETの試験構成について見ていきましょう。

一般的な英語試験と同じで、OETも4技能に分けて総合的に英語力を算出します:

リスニング

リスニングの試験構成は、以下のようになります:

  • 試験時間:約40分
  • セクション数:3
  • 問題数:42問

特定の専門分野ではなく、一般的な医療関係に関するトピックが中心で、音声は全て一度だけ再生されます。

続いて、各セクションの概要を見ていきましょう:

  • セクションA:医療相談に関する内容
  • セクションB:医療現場に関する内容
  • セクションC:プレゼンテーションに関する内容

それぞれ詳しく説明していきますね。

セクションA:医療相談に関する内容

セクションAでは、「医者と患者との対話から重要な情報を読み解く力」を測定します。

5分程度の対話が2つ流れ、いずれも処方メモを完成させるために必要な情報を付け加えていきます。

セクションB:医療現場に関する内容

セクションBでは、「実際の医療現場のコミュニケーションから要点を理解する力」を測定します。

1分程度の音声が6つ流れ、複数の選択肢の中から最適なものを選びます。

セクションC:プレゼンテーションに関する内容

セクションCでは、「幅広い医療トピックに関する理解力」を測定します。

5分程度の音声が2つ流れ、複数の選択肢の中から最適なものを選びます。

リーディング

リーディングの試験構成は、以下のようになります:

  • 試験時間:約60分
  • セクション数:3
  • 問題数:42問

特定の専門分野ではなく、一般的な医療関係に関するトピックが中心です。

続いて、各セクションの概要を見ていきましょう:

  • セクションA:速読に関するタスク
  • セクションB・C:精読に関するタスク

それぞれ詳しく説明していきますね。

セクションA:速読に関するタスク

セクションAは、「短い文章から特定の情報をすばやく効率的に見つける能力を評価」します。

4つの短い文章を読み、15分間の間に20問の質問に答えます。

セクションB・C:精読に関するタスク

セクションBでは、「文章の要点を理解する能力」を評価します。

医療に関する100字から150字程度の文章を6つ読み、複数の選択肢の中から最適なものを選びます。

セクションCは、より長い文章の「要点を理解する能力」を評価します。

800字程度の文章を2つ読み、複数の選択肢の中から最適なものを選びます。

ライティング

ライティングの試験構成は、以下のようになります:

  • 試験時間:約45分
  • セクション数:1
  • 問題数:1問

それぞれの職種に合わせた関連テーマのライティングを行います。

タスクは主に、「推薦状」を書くことが中心になります。

スピーキング

スピーキングの試験構成は、以下のようになります:

  • 試験時間:約20分
  • セクション数:1
  • 問題数:2問

OETのスピーキングテストは独特で、面接官とのロールプレイを行います。

それぞれの職種に合わせたシチュエーションで、面接官は「患者」や「クライアント」「親族」として受験者に合わせて、一緒にロールプレイを5分程度おこないます。

OETの申込み方法は?

OETの受験申し込みは、専用のポータルサイトに登録する必要があります。

OET申し込み専用のポータルサイト スクリーンショット
OET申し込み用のポータルサイト:スクリーンショット

参考リンク:https://registration.myoet.com/login.jsp

Registerをクリックして、必要な情報を全て入力する必要があります。

登録時に必要なもの:

  • クレジットカード
  • 証明書用の顔写真
  • パスポート

2020年のテスト日程と会場

2020年のテスト日程

以下が2020年に実施されるOETのテスト日程の具体的な日時です:

  • 1月11日(土)
  • 2月8日(土)
  • 3月21日(土)
  • 4月19日(日)
  • 5月16日(土)
  • 6月27日(土)
  • 7月25日(土)
  • 8月22日(土)
  • 9月26日(土)
  • 10月11日(日)
  • 11月7日(土)

2020年1月現在、日本で会場となっているのは大阪のみです。東京では受験ができないので注意してください

およそ月に1度のペースで受験することが可能です。

テスト会場(日本)

会場の情報は以下の通りです:

  • 会場名:UK Plus Osaka
  • 住所:〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田2丁目5−6 ニュー共栄ビル2F
  • 受付:8時から8時45分

いずれの日程も8時から8時45分の間に会場に入る必要があります。

余裕を持って会場に到着するようなスケジュールを組みましょう。

最後に

OETに関する情報は公式ホームページからチェックしよう

最後に、今回の記事をおさらいしましょう:

  • ポイント1:OETは医療現場で働く人向けのテスト
  • ポイント2:ビザ取得に必要なスコアは「B(350点)」以上
  • ポイント3:2018年8月から内容が変更

今回紹介した情報は、OETの公式ホームページに書いてある情報を参考にしました。以下がホームページのリンクです:

参考リンク:OET – English Language Test

英語で書いてあるので抵抗があるかもしれませんが、最新の情報を正しく得るためには、信用のある情報源を参考にすることが重要です。

実際に海外で働くことを想定すると、英語で情報を収集する力を身につけておくと役に立ちます

OETに関する情報は今後も定期的に更新していくので、「こんなことが聞きたい!」という要望などがあれば気軽にご連絡ください。

以下、著者のSNSです。もしよければフォローしてくださいね

note:英語の「今まで」と「これから」

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