TOEFL80点のレベル感と勉強法を徹底解説

TOEFL80点のレベル感と勉強法

こんにちは、SOLOのルークです!

TOEFLを専門的に教えています。

今回の記事では「TOEFL80点のレベル感と必要な勉強法」を紹介します。

TOEFL80点を取得することで、進学先の選択肢が大きく広がります。学習を始めたばかりの人は、一番最初の目標スコアにすることをオススメします!

それでは、詳しくみていきましょう!

TOEFL80点のレベル感

まずは、TOEFL80点のレベル感を確認しましょう。

IELTSTOEFL iBTTOEIC英検
9.0116 – N/AN/A
8.0 – 8.5106 – 115N/AN/A
7.0 – 7.595 – 105945 – 9901級+
6.0 – 6.572 – 94805 – 940準1級 – 1級
5.0 – 5.555 – 71605 – 8002級 – 準1級
4.0 – 4.542 – 54410 – 6002級

この表は、弊社が指導してきた受講生のスコアから算出した数値です。

TOEFL80点は、IELTS6.0と同等のレベル感です。英検との比較では、英検準1級には余裕を持って合格するけれど、英検1級には若干届かない事が多いです。TOEICでは、およそTOEIC900点程度になる方が多いです。

その他のテストとの比較は参考程度にしてください。一般に出回っている換算表とは大きくかけ離れているかと思いますが、現実はこの程度です

TOEFL80点は一般に考えられているレベルよりもずっと難しいです。日本人受験生の平均点は72点であることを想像するとわかりやすいかと思います!

必要な勉強時間

仮に、英語の勉強をこれから始める場合、TOEFL80点を取得するために必要な勉強時間の目安は以下の通りです:

  • 英検3級:約1,300時間+
  • 英検2級:約700時間+
  • 英検準1級:約400時間+

仮に、英検3級(中学レベル)からTOEFL80点を目指す場合、1日3時間の勉強を約1年2か月以上続けることで、TOEFL80点を取得できるレベルに到達します。

英検2級(高校レベル)からですと、1日3時間の勉強を約8か月ほど、英検準1級ぐらいの方ですと、3か月以上を考えておくと良いです。

勉強が単調な作業にならないように気をつけましょう。学習の目的を理解して、「なぜその学習をしているのか」を明確に意識して取り組みましょう!

80点が必要になるケース

TOEFL 80点を求められるケースは基本的に以下のようなケースがあります:

  • ケース1:アメリカの一般大学
  • ケース2:アジア・オセアニアの優良大学
  • ケース3:東大・京大の院試

TOEFL80点を取得すると、アメリカの80%以上の学部の進学基準を満たすことができます。

また、アジア、オセアニアの大学のほとんどに直接進学することが可能です。例えば、香港科技大学、メルボルン大学、モナシュ大学などです。

出願には、「リスニング20点以上」などの各セクションごとに制約がついていることがあるので、必ず大学のウェブサイトから入学要件を確認しましょう!

80点で「出願できない」学校

以下が、学部レベルでTOEFL80点でも出願できないアジア、オセアニアの一流大学です。

大学名TOEFLスコア
シドニー大学85
クイーンズランド大学90
ニューサウスウェールズ大学90
西オーストラリア大学82
シンガポール国立大学93
南洋理工大学90
香港大学93

学部レベルですと、アジアオセアニア地域における大学では、80点で出願できないのは世界ランキングで100位以内に位置している大学になります。

アメリカとイギリスにおいては、TOEFL80点では一流大学にはほとんど出願できません。92点で選択肢が広がり、100点をとれば99%の大学に出願ができます。

TOEFL80点の勉強法

スコア配分

日本人が、TOEFL80点を目指すに当たってとる戦略は2つあります。

下記のスコア配分が、TOEFL80点を目指す1つ目の戦略です:

  • リーディング:24点
  • リスニング:19点
  • ライティング:22点
  • スピーキング:15点

リーディングとライティングを伸ばしきる戦略です。日本で教育を受けた方が目指しやすい内訳で、早く80点に到達したい人にオススメです

下記のスコア配分が、TOEFL80点を目指す2つ目の戦略です:

  • リーディング:20点
  • リスニング:20点
  • ライティング:20点
  • スピーキング:20点

各4技能平均的に20点を習得して計80点を目指す勉強法です。時間がかかっても、最終的に100点以上を目指す人にはオススメです

以下では、1つ目のスコア内訳である時短型のスコア達成の勉強法を共有します。

メモ取りが鍵

まず、TOEFL80点を取得するための勉強のポイントはメモ取りです。TOEFLは120点満点中、回答の半分以上の67点分がリスニングが関与しているためです

具体的には、スピーキングセクションで3題(4題中)、とライティングセクションで1題(2題中)でリスニングが含まれています。TOEFLの半分以上の問題は、リスニングができないとスコアが伸びない構造になっています

TOEFL80点を目指すにあたっては、どうしてもリスニングは避けられなくなっています。ただし、80点を目指されている方にとってはTOEFLリスニングは難易度が高いかと思います。

メモをとるコツを覚えて、長いリスニングの音源に余裕をもって対処できるようにしていくことが大切です。大きなポイントとして、記号を使うことを覚えておきましょう

  • 「=」 :refer to, occur
  • 「∵」:Because, as a result of, due to, because, owing to
  • 「∴」:Therefore
  • 「=>」:result in, lead to, contribute to, give rise to, cause
  • 「≠」:isn’t, doesn’t, don’t, can’t
  • 「+」: many, lots of, a great deal of,
  • 「-」 :Little, few, lack ,in short of/ be in shortage of
  • 「!」 :Important, interesting

メモ取りは上記のような記号を使うことで、時間を短縮して音源に集中し続けることができますので、是非トライしてみてください!

リーディングの勉強法

それでは、TOEFL80点を目指すためのリーディングの勉強法をみていきましょう。リーディングで24点を狙うためには、ミスを6-7問以内に抑える必要があります。

TOEFLのリーディングは1文ずつ丁寧に読めることが大切です。文章の意味を問う設問が大半だからです。1文を丁寧に読むためには、「単語と文法」が必須になります。

対策の前提として、市販で売っているとTOEFLの単語帳と、中高の英文法は完璧にしておきましょう。

また、リーディングスコアが10点以下の人の方などは、リスニング講義パートのトランスクリプトの精読から始めてみてください。リーディングとトピックが似ていますが内容が容易ですので手をつけやすいです。

単語と文法を補強してもスコアが停滞している人は、英文解釈に弱みがある可能性が高いです。特に、多くの学習者「強調構文、名詞構文、準動詞、省略、関係詞」などの長い文章をきちんと読めません。

きちんと読むというのは、ある1文における単語と文の構造、主語、動詞、目的語の関係が理解できている事をさします。大学受験用の「英文解釈の技術」や「ポレポレ英文読解プロセス」などの英文解釈本を行なってみてください。

リーディングに苦手意識がある人は、1文を読んだら頭の中でその情景を想像する癖をつけてみてください。解釈がきちんとできた上でビジュアル化できると理解力が格段に上がります!

リスニングの勉強法

次に、TOEFL80点を狙うにあたってのリスニングの勉強になります。リスニングで19点以上を獲得するためには、全体の流れをきちんと把握することが大切です

リスニングの勉強は、音源を聴いた後にどのようなことについて話していたか自分で口頭要約をしてみましょう。

以下が、音源を聞いた後の口頭要約のサンプルです。

TOEFLリスニングの問題は、大まかなトピックの流れを問う設問がおよそ2/3を占めています。細部を聞き逃したり、大きな聞き間違いを犯しても、全体の流れさえ追うことができれば19点は取得できます

むやみにシャドーイングなどの難易度の高いトレーニングをするのではなく、5分間の長い音源がどのようなトピックと具体例で展開されているかにフォーカスしましょう。そのための要約練習です。

5分間の講義の内容を覚えておくことは難しいので、きちんとメモを取りながら聞くようにしましょう。メモの内容が音源の内容と一致しているか、リスニングのトランスクリプトを精読しながら確認することが大切です。

スコアが50点以下などの方で、どうしてもTOEFLリスニングが難しいという人は、スピーキングとライティングのリスニングのメモとりの練習から始めるのもオススメです。

SWの音源は短く、難易度も下がるため、挫折せずに継続して学習することが可能です!

スピーキングの勉強法

次に、TOEFL80点を狙うためのスピーキング対策です。

スピーキングは4つタスクが各4点満点で採点され、平均値が30点満点に換算されます。平均が2点のときにスコアが15点にになります。

  • タスク1: 2点
  • タスク2: 2点
  • タスク3: 2点
  • タスク4: 2点

2点の回答とは、以下のようなものです。

これほど間違いの多い英語で、ダラダラ話していても2点は出るということを理解することが第一歩です。

スピーキングで15点をとるためには、とにかく時間いっぱい話すことを意識してください。エラーの多い英語でも、設問と関係があることを話し続ければ15点には到達します。

メモは10語を目安にとって、スピーキングのテンプレートにあてはめながら、話すとと時間いっぱい話せるかと思います

スピーキングに対して、極度の苦手な意識を持っている人でも「メモとりとテンプレート」だけで15点を乗り切れます。

以下に、TOEFLスピーキングのテンプレートをまとめたので、必要な人は参考にしてください :

ライティングの勉強法

次に、TOEFL80点を狙うためのライティング対策です。

ライティングは2つのタスクが各5点満点で採点され、それが30点満点に換算されます。スコア平均が3.5点の場合に、22点になります。

22点を最も取りやすい戦略としては、Integratedで4点を、Independentで3点をとることです。

Integratedライティングは、教授が列挙するリスニングの3つのポイントと補足詳細がきちんと書けることが4点のポイントです。つまり、ここでもリスニング力が鍵をにぎります。

他のセクション同様に、練習の時からメモをとり、3つのポイントがまとを得ているか徹底的に復習してください。

Independentライティングは、文字量にこだわることで3点を獲得することができます。論理的に破綻していても、設問に回答しようとしており300字以上かけていれば3点はでます。

初級者の方で、どうしても文字量が書けない人などは、まずは10分で100字を書く練習から始めましょう。それができたら20分で200字を、そして最後に30分で300字を目指すと良いですよ。

また、1文ずつ書きながら「主語、動詞ときたから、目的語…」と文章構造を考えながら書くことも「意識せずに描けるようになる為」には効果的です、是非試してみてください!

最後に

最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:

  • TOEFL80点 = 英検準1級に余裕で合格
  • 勉強はメモ取りが鍵をにぎる
  • SWはアウトプットの量にこだわる

TOEFL80点は一般的に認識されているよりもずっと難易度の高いスコアです。

もし現状のスコアが50点以下の人などで、TOEFL対策が難しい場合などは英検からスタートするのも1つの手です。

自分のレベルに合った級からスタートし、英検の準1級まで上げていくと良いでしょう。英検は活用する際は、問題に正答して喜ぶのではなく、他の選択肢がなぜ間違っているかの説明までできることを目標に学習をしてみてください

英検の準1級で7割ほど取れるようになると、TOEFLは60点ほどからのスタートが切れます。また、英検で基礎力をつけることによって、TOEFLの参考書の解説もわかりやすくなるかと思います。

TOEFL80点が多くの大学の入学の基準になっているのにも理由があります。それは、ある程度読み聞き、そして話す、書くことができるスコアだからです。

TOEFL80点は中級者の登竜門といっても過言ではないです。どんな方でも、解像度を高く学習を進めていくと80点は必ず取得できます。諦めないでください!

最後にTOEFL対策でなにかお悩みがあればお気軽にご連絡ください!

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