こんにちは!
今回の記事では「マンチェスター大学の概要と留学方法」を紹介します。
「マンチェスター大学の情報が気になる人」や「留学方法を詳しく知りたい方」などの役に立てば幸いです。
マンチェスター大学は、文学・工学・コンピューターサイエンス・MBAコースで名が知れた大学です。上位校の中では入学の敷居が低めです!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:
マンチェスター大学 概要まとめ
基本情報
まずは、マンチェスター大学の基本的な情報を見てみましょう:
都市 | マンチェスター |
生徒数 | 37,035人 |
男女比率 | 45:55 |
留学生比率 | 44% |
コース期間 | 3年 |
合格率 | 約56% |
出願資格(英語) | TOEFL 80点-100 / IELTS6.0-7.0 |
世界ランキング | 32位 |
マンチェスター大学は「社会のために、教育、知識、知恵を促進する」というミッションを掲げ運営されています。
学生数は36000人を超えており、イギリス最大の大学です。規模が大きいにもかかわらず、男女比率がバランスが取れていることも特徴的です。
また、留学生比率が40%を超えており、大学評価機関であるTOPUNIVERSITIESからも「国際化」に関する評価が98.8ポイントと高評価となっています。
マンチェスター大学は、かつて産業革命において中心的な役割を果たした大学です。ソフトウェア革命における現代では、当校の人工知能コースが世界から注目を浴びています!
学費と奨学金
マンチェスター大学の2023年度の学費と奨学金を確認してみましょう :
学費(年) | £19,500 – 24,000 |
- 参照元 : Tuition Fee
年間の学費は、2023年7月現在のレートで年間355-440万円強です。
注意点としては、医学部は4年次から臨床が含まれますので、学費が年間£46,000(約710万円)に上がります。
奨学金に関してですが、マンチェスター大学では日本人学生に対する奨学金は給付されていません。
マンチェスター大学の学費は、イギリスの中では平均的です。一方で、大学側からの奨学金制度がないため、金銭的に不利な学生は日本にいる間に学費の目途を立てておく必要があります!
世界ランキングの推移
マンチェスター大学の世界ランキングの推移を確認してみましょう :
2022 | 27位 |
2023 | 28位 |
2024 | 32位 |
世界大学ランキングは、論文引用・研究・授業・将来の展望・卒業後の収入から算出されています。
直近の世界ランキングはいずれも27-32位、英国内では6位を保持しています。
学部紹介
続けて、マンチェスター大学が設置している学部を確認してみましょう :
- 聴覚学
- バイオ科学
- 歯科学
- 医学
- 看護 / 助産 / 社会福祉
- 検眼学
- 薬学
- 心理学
- 言語聴覚療法
- 化学工学
- コンピューターサイエンス
- 電子工学
- 機械工学 / 航空宇宙工学 / 土木工学
- 地球環境科学
- 材料学
- 数学
- 物理学 / 天文学
- 文学 / 言語学 / 文化学
- 社会科学
- 環境 / 教育
- ビジネススクール
学部課程は、全部で21の学部で構成されています。各学部の中に様々な学科があります。
世界ランキングで評価の高い学科は「看護、開発学、石油学、薬学、会計と金融、英文学、人類学、化学、地理学、社会学、材料科学、機械科学、歯科学」です。
大学としては工学、開発学、英文学などで有名ですが、近年はAI研究、コンピューターサイエンス、ビジネススクールとしても知名度をあげてきています!
大学のロケーション
次に、マンチェスター大学が位置するロケーションをみてみましょう:
キャンパスは、マンチェスターの中心地に位置しています。日本からマンチェスターの直行便はなく、ロンドン乗り換えでおよそ16時間です。
留学中の滞在先は、大学の寮や大学が提携する民間機関により様々なタイプの滞在先が提供されています。
マンチェスターの街は、ビクトリア朝風と現代的な建物が調和する景色に囲まれています。博物館、ギャラリー、劇場なども点在しておりキャンパス外でも充実した時間を送れるかと思います!
マンチェスター大学・大学院の留学方法
進学要件
マンチェスター大学の進学要件は、以下になります:
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 6.0-7.0 | 6.0-7.5 |
TOEFL | 80点-100 | 80点-109 |
GPA (出願最低値) | 5段階4.0以上 | 3.0以上 |
規程テスト | A Levels: A*AA – ABB IB : 34-38 | N/A |
マンチェスター大学に入学のためには「英語の資格・GPA(成績)・規程テスト」の3点の準備が必要になります。
学科により求められるIELTS(TOEFL)のスコア、GPA(成績)が変わるため、各学科のウェブサイトより確認が必要です。
修士における基礎学力を測るための、GREやGMATなどのスコア提出は基本的に必要ありません。
ファウンデーションコース
マンチェスター大学には、海外からの志願者のためにファウンデーションコースが用意されています。
ファウンデーションコースとは、大学に進学する前の準備コースに当たります。上記の直接進学の条件が満たせない方や、入学後授業についているか不安な方が利用します。
マンチェスター大学のファウンデーションコースに1年間通うと、
- 1. バイオ科学
- 2. 工学 / 科学
- 3. 人文学 / 社会科学
- 4. 薬学
- 5. 心理学
のいずれかの学部に進学が可能です。
自由に学部を選びたい方は、A Levelsのスコア提出をして直接進学をする必要があります。そうでない方は、ファウンデーションコースから進学するのも一つの手ですね!
進学条件
ファウンデーションコースの進学要件は、以下になります:
資格 | IFP |
IELTS(UKVI) | IELTS 5.5 |
TOEFL | 72点 |
GPA (出願最低値) | 5段階4.0以上 |
ファウンデーションコース入学のためには「英語の資格・GPA(成績)」の2点の準備が必要になります。
直接入学するのに比べて、要求されるIELTSのスコアが下がります。一方で、高校の成績は4.0以上が必要です。成績は直接進学の条件と同じです。
出願時期
マンチェスター大学は、以下のように2期制です。
- 1期:9月下旬-1月下旬
- 2期:2月上旬-6月上旬
マンチェスター大学への出願は、9月上旬から6月にかけて可能です。例えば、2022年9月入学の場合は、2021年の9月から出願が可能です。
その際、高校3年時の2学期と3学期の成績は、後ほど提出するようになります。合格後に成績が下がってしまうと、取り消しになることもあるので気をつけましょう。
学部進学を目指している人は、おそくとも高校3年の秋頃までにはIELTS(TOEFL)とA Levelsのスコアが揃っている必要があります。
高校2年までに大学受験範囲の基礎単語と文法を学習して、そこから1年かけて専門的な英語力を伸ばしていくと良いと思います。
可能であれば、進学のための必要最低限の英語の資格は高校2年の間に取得してしまうことが理想です。3年生では入学後のエッセイの書き方、奨学金の申請、志望動機書などに時間を使うと良いかと思います!
まとめ
研究を中心に運営される上位校
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 世界大学ランキング32位
- 年間の学費は355-440万円強
- IELTS6.0or TOEFL80点から留学可能
マンチェスター大学は、 卓越した教育と研究で知られ、有名な研究大学24校で構成されたラッセル・グループのメンバーでもあります。
興味がある場合は、キャンパスツアーをみてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
マンチェスター大学のここがオススメ
私が思うマンチェスター大学のおすすめのポイントは以下です。
- 多数のノーベル賞
- アクセントが魅力的
- 入学の敷居が低い
マンチェスター大学では、過去に25個のノーベル賞( 物理学10個、化学9個、生理学・医学、そして経済学が3個ずつ)を受賞しており、研究に力を入れていることがわかります。
マンチェスターに住む人々は、マンキュニアン(Mancunian)と呼ばれ、独自のアクセントを持っています。歌手のオアシスなどが、マンチェスターアクセントの代表的な例です。
また、マンチェスターでは使用する単語や表現も独特です。ぜひユーチューブで確認してみてください。
マンチェスター大学は、世界的にはトップ大学の一校にもかかわらず、ほとんどの学部がIELTS6.5にて入学できるのも魅力的な点です。イギリスの大学進学を視野に入れてる人は考慮してみると良いかもしれません!
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
入学に必要なIELTSやTOEFL対策でお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。