TOEFLのSpeakingが「難しい」と感じる人は勉強法を見直してみて【スピーキング】

TOEFLのSpeakingが「難しい」と感じる人は勉強法を見直してみて【スピーキング】

こんにちは!

SOLO IELTS TOEFLルークです!

今回の記事では「原因別のTOEFLスピーキング勉強方法」を紹介します。

TOEFLのスピーキングはマジ無理…」「勉強なんて音読くらいしかしてない…」と感じている方の役に立てればと思います。

ちなみにいくら勉強しても「効果がない」と感じる場合、原因は「勉強方法が間違っている」か「勉強量が足りないか」の2つです!

それでは詳しく説明していきますね。

TOEFLのスピーキングが「難しい」と感じる原因

TOEFLのスピーキングが難しいと感じる一番の理由は「現状の英語力と試験内容に大きな差があるから」です。

その「大きな差」を埋めるためには、「」を生み出している本質的な原因を一つずつ解決する必要があります。

ということでまずは、スピーキングが「難しい」と感じる原因を特定してみましょう。なぜなら原因を特定することで、最適な解決方法が分かるようになるからです。

早速ですが、スピーキングを難しいと感じる原因は以下の4つです:

  • 原因1:発音の未習得
  • 原因2:英語のアウトプットの練習不足
  • 原因3:論理的に話す練習不足
  • 原因4:語彙力の不足

それぞれ詳しく説明していきますね。

原因1:発音の未習得

スピーキングを「難しい」と感じる一番の原因は「発音の未習得」です。

なぜなら、発音が習得できていないと「回答を考えること」と「綺麗に発音しようとすること」に同時に意識が向けられず、結果的にどちらも中途半端になってしまうからです。

また言語習得において、発音習得は最も重要な学習要素です。というのも発音を習得することで、その言語の認知能力が向上します。つまり聴き取れることが増えます。

そして認知能力が向上することで学習内容が記憶に定着しやすくなり、結果として学習効率が高まります。

つまり発音を習得することはリスニングの学習に密接に繋がり、英語力全体を底上げしてくれる役割があるということです!

「発音」はスピーキングの評価基準

当然ですが「発音(流暢さ)」はスピーキングの採点基準に含まれます。つまり発音を習得することで、スコアは確実に伸びるということです。

「発音(流暢さ)」の採点基準をみてみると:

  • 観点1:一定のペースでスピーチができる
  • 観点2:聴き取りやすい発音かどうか
  • 観点3:発音やイントネーションのミスがないか

上記の3点を元にスコアが算出されます。

発音を習得していないだけで、どんなに素晴らしい回答をしてもスコアが下がってしまうので、発音は優先的に習得しましょう。

TOEFL攻略は発音習得が鍵になる

またTOEFLは「発音習得」が鍵になります。

先ほど述べたように、発音習得をすることで音声知覚能力が向上し、必然的にリスニング力が向上します。そしてTOEFLは、リーディング以外の全てのセクションで高いリスニング力を求められます。

リスニングができてないと答えることができないタスクが多いので、リスニング力を向上させる発音習得は非常に重要だということがわかります。

「Integrated Speaking」や「Integrated Writing」では、リスニングに関する内容を回答する必要があります!リスニングができないだけで、大きくスコアを取りこぼしてしまいます!

原因2:アウトプットの練習不足

以下のような課題を感じる時は「アウトプットの練習不足」が原因と考えられます:

  • 課題1:回答時間がいつも余る
  • 課題2:頭が真っ白になる
  • 課題3:何を答えればいいかわからない

スポーツや音楽と一緒で、練習で出来ないことは本番では当然できません。英語に限らず、どの分野でも練習不足で成果を出せる人はいませんよね。

上記のような課題の場合、英語の先生や講師の方などにフィードバックをもらいながら毎日練習を繰り返すことで課題を解決できます。

ポイントは、「どこが良くなって」「どこを改善するべきなのか」を毎回の練習で確認していく振り返りというプロセスです!

原因3:論理的に話す練習不足

日本語で論理的に話す事ができない場合は、英語でも以下のような課題を抱えている事が多いです:

  • 課題1:「何が言いたいのか分からない」と言われる
  • 課題2:自分でも結局なにが言いたかったか分からない時がある
  • 課題3:話す順番がバラバラ

日本語に比べて、英語は論理的な言語です。日本語で曖昧な表現を多用していると、英語では論点が分からなくなります。

話す言葉が何であれ、言語を出力する母体は自分自身の母語です。母語の文章力が不足していると、アウトプットする言語で正しい文章を作る事ができません。

日本語でも日常的に論理的に主張を組み立てる訓練をしてみると効果があります!

原因4:語彙力の不足

語彙力が不足していると、スピーキングで以下のような課題にぶつかります:

  • 課題1:言いたい言葉が英語で出てこない
  • 課題2:伝える事ができないので沈黙が多くなる
  • 課題3:リスニングを正しく理解する事ができない

語彙力は、言語を使用するための基盤です。語彙力が高ければ、それだけ運用できる場面が増え、低ければ運用できる場面は限定的になります。

語彙力は地道に覚えていくしか身につける方法はありません。

原因別オススメのスピーキング勉強法

原因がわかったところで、勉強方法を紹介します。

早速ですが、以下が原因別のオススメの勉強方法です:

  • 勉強法1:発音練習
  • 勉強法2:アウトプットの型を習得
  • 勉強法3:日本語で論理力を鍛える
  • 勉強法4:英検2級で8割以上の正答率を目指す

それぞれ説明していきますね。

勉強法1:発音練習

上記の「原因1:発音の未習得」で挙げた課題に該当する場合は、発音の練習を優先して行いましょう。

他にもこんな課題を抱えている場合は、何よりも発音習得を優先するといいでしょう:

  • 課題1:TOEFLスピーキングのスコアが18点以下
  • 課題2:TOEFLリスニングのスコアが20点以下
  • 課題3:海外ドラマや洋画を英語で聞くと半分も理解できない
  • 課題4:録音した自分の英語がまるで日本語

特にリスニングに課題を抱えている場合、発音を習得することで大抵の問題は解決します。

また英語のコミュニケーションがスムーズになることで、英語を話す事がより楽になります!

発音の具体的な勉強方法は…

発音の勉強は以下の手順で行いましょう:

  • 手順1:理論を理解する(口の形や音の出し方など)
  • 手順2:理論に沿ってアウトプット
  • 手順3:アウトプット内容を録音する
  • 手順4:録音した音の改善点を分析する
  • 手順5:正しい音が出るまで「手順3」と「手順4」を繰り返す

いきなり実践を繰り返すよりも、頭で正しいフォームを理解してから実践する方が効率が良いです。

特に臨界期を過ぎている場合、感覚的に練習を繰り返すと、間違ったフォームが定着してしまうので注意しましょう。

臨界期とは…

人間の脳はその能力を学習できる適切な時期がありそれを逃すといくら努力しても限界があるという考え方

発音の勉強にオススメの方法は…

音声学を理解している人から、直接指導を受けることが一番効率良く発音を習得できます。

もちろん独学でも可能ですが、論音した音声を分析する時に、かなり厳しく分析することが重要になります。

仮に独学で勉強する場合、以前まとめた記事を参考にしてください。以下はその一部です:

「発音記号」から「音声変化」を網羅的にまとめてあります!

勉強法2:アウトプットの型を習得

上記の「原因2:英語のアウトプットの練習不足」で挙げた課題に思い当たる節がある場合は、アウトプットの型を習得しましょう。

アウトプットの型を勉強する時は、以下の手順がオススメです:

  • 手順1:アウトプットの型を理解する
  • 手順2:型に当てはめながら主張をライティングする
  • 手順3:フィードバックをもらう
  • 手順4:ライティングしたものを音読する
  • 手順5:音読を録音する
  • 手順6:録音した音の改善点を分析する
  • 手順7:スムーズな音が出るまで「手順4」と「手順5」を繰り返す
  • 手順8:原稿なしで話せるまで練習する

スピーキングはライティングと相関性が高いです。まずは、紙に書き出す、またはタイピングしてアウトプットの型を実際に使うことに慣れましょう。

スピーキングの能力だけでなく、ライティング能力も同時に向上する事ができます。

書けたものはネイティブやバイリンガルの先生にフィードバックをして、内容をより良いものに改善していくことを忘れないようにしましょう。

正しい文章ができた段階で音読を繰り返し、主張を展開することになれていきましょう!

勉強法3:日本語で論理力を鍛える

上記の「原因3:論理的に話す練習不足」の課題に当てはまる場合、日常的に論理的に考える癖をつけるようにしましょう。

具体的には以下の手順です:

  • 手順1:日常で目にするもので「好き」「嫌い」を分ける
  • 手順2:「なぜ」なのかを頭の中で説明する
  • 手順3:「例えば」と具体的な例を挙げてみる
  • 手順4:「手順1 ~ 手順3」を振り返って論点がズレていないか確認する

一番簡単な方法は、目に映るものに「好き」か「嫌い」かの判断をすることです。自分の趣向についてなので、いつでも気軽に実践する事ができます。

例えば、日常で目に見える「広告」や「景色」「音楽」などを頭の中にイメージします。

思いついたら以下のように、頭の中で主張をつくってみます:

主張:私は○○○○○が好きだ(嫌いだ)

理由:なぜなら△△△△△だからである

これだけでも、論理的に話す良い訓練になりますよ!

勉強法4:英検2級で8割以上の正答率を目指す

語彙力が足りていない場合は、思い切って英検2級を目指して勉強した方が、結果としてより早く目標のスコアを取得できます。

英検で出題される語彙は、英語圏で頻出なものを中心に選定されています。英検2級までの語彙は、英語圏で日常的に使われる機会が圧倒的に多い語彙なのです。

また、基礎的なリーディング練習にもなるのでオススメです。

最後に

「難しい」と感じる原因を正しく分析しよう

「難しい!」

そう感じる時は、必ず原因があります。多くの場合、原因と思われることがたくさんあり過ぎて、最も重要なポイントを見逃してしまうことがあります。

分析を間違えてしまうと、あまり効果がないことに時間を投資してしまいがち。結局、成果が出ないで時間も無駄になってしまいます。

それほど、現状を正しく理解するということは、目標達成においては重要なことなのです。

もし「いくら勉強しても成果が出ない…」という状況が続いたら、今の勉強方法を見直すことを考えた方がいいかもしれません。

自分の過去の経験だけに囚われず、最適な勉強方法を模索する姿勢が必要です!

最後までよんでくれてありがとうございました!TOEFL対策などで悩んでいることがあれば、以下のリンクよりお気軽に連絡してください。

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