こんにちは、SOLO IELTS TOEFLのルークです。
今回はIELTSで「5.5点」「6.0点」「6.5点」を取得する全体戦略と対策を紹介します。
自分が目指すスコアをきちんと把握して強みと弱みから戦略を立てましょう
目次:
IELTS 5.5/6.0/6.5
IELTSを勉強としている高校生や大学生が目標としているスコアの最も大きな内訳としては5.5/6.0/6.5かと思います。
海外大学(院)の入学にて必要とされる大きな括りが5.5/6.0/6.5だからです。
マレーシアの大学が5.0 or 5.5、その他の英語圏が6.0 or 6.5にて進学が可能です。
超難関大学やMBA、医療関係者の免許書き換えにおいてはIELTS7.0が必要です。
7.0となるとアプローチのかけ方が変わるので別途記事にしますね
IELTS 5.5対策
海外大学進学にあたってまず最初のハードルがIELTS OA5.5です。マレーシアの大学進学を考えておられる方はここを目指しているかと思います。
ちなみに今年からマレーシアのトップ校マラヤ大学がIELTS5.0で出願可能になりました
IELTS5.5を狙う全体戦略は2つあります。得意、不得意なセクションによりアプローチをかえると良いです。
パターン1
- R5.5
- L5.5
- S5.0
- w5.0
- OA5.5
RとLが得意でアウトプットが苦手な人向けの戦略です。5.5というのは、40問中Rで19-22問、Lで18-22問の正解で到達します。およそ半分正解して5.5ですね。
半分といえど中高の英語は完璧に、英検2級のLRで9割はとれないと厳しいです。詳しくは以下の記事を参照にしてください。
パターン2
- R4.5
- L5.5
- S5.5
- w5.5
- OA5.5
この戦略は意外に感じる人が多いと思います。Rを捨てて他のセクションでカバーするというものです。
OA 5.5を目指すにあたって高校生、大学生ではRとSで苦しむ人が多いです
Sは想像できますよね、話し慣れていないので話せない。一方でRは抽象度が高い、知らない単語が多すぎてほぼ何も理解できないという状態です。
基礎がない状態の人はRのスコアアップには特に時間がかかるので、捨ててしまうというわけです。
Sの対策はLと並行して行うので5.5を目指します
SWの対策としては5.5までは型にそって書くこと、話すことでとれます。具体的には私が書いたロードマップを参考にしてください。
IELTS 6.0対策
進学にあたって次のハードルがIELTS OA6.0です。マレーシアの全大学、その他の英語圏の一般大学にこのスコアで進学可能です。
以下のサイトからIELTS6.0で進学できるカナダの大学をまとめています。およそ3割の大学がIELTS6.0で進学可能です。
英語圏の優良大学を目指したい人はOA6.5が必要です。6.0と6.5では選択肢が大きく変わります
下記がIELTS OA6.0を目指す全体戦略です :
- R6.0
- L6.0
- S5.5
- w5.5
- OA5.5
RLで23-25問正解を目指して6.0を、SWは5.5と上記IELTS5.5対策と同じラインを目指します。SWは5.5までは非常に取りやすいですが、6.0以上となるとハードルが大きく上がるためです。
よって、OA6.0を目指すにあたってはRLの強化が必須になります。
Rに関してはこのレベルの人はまずは精読です。早く読もうとせずにまず1文ずつきちんと読めるのかを追い求めるべきです。精読できずに早く読んでも意味がないからです。
LはIELTS音源の真似をするオーバーラッピングまでをやりきるとおよそ6.0には到達します。
RL対策として何から手をつければ良いかわからない人は私が書いたロードマップを参照にして下さいね。
IELTS 6.5対策
最後に多くの海外大学(院)進学希望者が目指すIELTS OA6.5です。
例えばオーストラリアとカナダは学部でしたら全大学にOA6.5で進学可能です。院となるとOA7.0の場合がありますので下記サイトを参照にして各大学の基準を確認して下さい。
IELTS OA6.5を狙う全体戦略は以下です :
- R6.5
- L6.5
- S6.0
- w6.0
- OA6.5
サプライズもなく、非常にシンプルな戦略です。全セクション満遍なく対策をすることがOA6.5に到達する最も効率的な方法です。
RLに関してはおよそ26-29/40問の正解が必要です。
Rに関しては精読、要約トレーニングによる全体像の把握、その上でキーワード探しなどのテクニックを覚えてくと良いです。Lに関してはIELTSの音源を再現するシャドーイングまでやり切ると6.5を目指せます。
SWに関してはきちんと6.0の評価基準を把握しておくことです。なぜなら、どれぐらい話せたら、または書けたら6.0が出るのかを理解して初めて適切な対策がとれるためです。
スピーキング6.0評価基準
パラフレーズしながら、複文で長く話そうとする姿勢が大切だと分かります。
発音のハードルが高くなるのが6.0の特徴でもあります
W タスク2の評価基準
文法や語彙の間違いはそれほどなく、問に「ある程度」きちんと答えられながらも全体としてパラグラフを上手に使い分けながら書けていることが大切になります。
まとめ
IELTSで「5.5点」「6.0点」「6.5点」を最速でとるための全体戦略と対策は理解できましたか?
どのスコアを目指すにあたってもおよそほとんどの人はLRで0.5高くとるという戦略が有効です。稀にアウトプットが得意な人もいますが、SWでLRをカバーする戦略が通じるのは5.5までです。
日本で育った人が6.0以上を目指すにあたってはLRの着実なスコア獲得が必要ですね
ieltsスコア6.0で進学できるカナダの大学ってどこですか?
こんにちは!
下記に、カナダの大学別に必要なIELTSのスコアをまとめております。
URL:https://solo-ielts-toefl.com/canada-undergraduate-ielts-toefl/
ご参考になりますと幸いです!