GREとGMATはどちらがオススメ?スコア換算や特徴のまとめ

GREとGMATはどちらがオススメ?スコア換算や特徴のまとめ

こんにちは!

SOLO IELTS TOEFLルークです!

今回の記事では、 海外の大学院進学やMBA進学に必要なGREと「GMATはどちらがオススメなのか、メリットとデメリットをできるだけ詳しくまとめていきます。

「GREとGMATの違いがよく分からない方」や「両テストの特徴を知りたい人」も少なくないと思います。そんな人がこの記事を読んで、どちらが自分に合っているのか理解する参考にしていただければ幸いです。

GREもGMATも、海外の大学院進学の際に、基礎学力を有しているかを確認するための試験です。どちらの試験も「英語力・数学力・ライティング力」を測定します!

それでは詳しくみていきましょう。

GREとGMATを徹底比較

GREの特徴

まずは、以下のGREの概要と特徴をみてみましょう:

団体ETS
試験名称Graduate Record Examination
対象者・ 北米の大学院進学者
・ ビジネススクール志願者
試験内容・Quantitative(数学)
・Verbal(英語)
・Analytical Writing(ライティング)
試験時間合計:約3時間45分
スコア・最高点:170点(最低点:130点)

GREは、アメリカの大手教育サービス機関である「ETS」という団体により運営されています。ETSは、TOEFLを作成している会社ですので、馴染みがある方も多いのではないでしょうか。

試験科目は、「Quantitative(数学)」「Verbal(英語)」「Analytical Writing(ライティング)」の3科目で、全てのスコアが志望校に送られます。

問題数は、QuantitativeとVerbalが各40問、ライティングが2問の合計82問です。

スコアは、130点 – 170点の自動採点が行われ、受験終了後すぐにスコアの確認が可能です。

ライティングのみスコアが0~6.0点の0.5点刻みで採点され、受験終了後の15日ほどでオンライン上で確認が可能です。

GREもGMATも、国内の受験者数は約3,000人です。北米の大学院へ進学される方はGREを、ビジネススクールを受験される方はGMATを受験されることが多いです!

GREのメリットとデメリット

以下が、GREのメリットとデメリットです :

メリット・低コストで受験できる
・生涯の受験制限がない
・数学が比較的容易
・採用している大学が増加している
デメリット・大阪と東京でしか受験できない
・ダミー問題が含まれている
・単語勝負の比率が大きい
・ライティングが2題ある

GREのメリットは、一回の受験料が205USDと、GMATの262USDと比べると低コストであることです。また、GREはGMATのように生涯受験することができる回数も制限されていません。

GMATと比べて、GREは数学が容易に感じる人が多いようです。また、一昔前までは、ビジネススクールといえばGMATでしたが、近年ではほとんどの学校がGREでも受験可能です。

GREのデメリットは、大阪と東京でしか受験できないことや、GREにはダミー問題や、スコアとしてはあまり大切でないライティングが2題あることで体力を消耗する点などがあります。

GMATの特徴

次に、以下のGMATの概要と特徴をみてみましょう:

団体Graduate Management Admission Council
試験名称Graduate Management Admission Test
対象者ビジネススクール志願者
試験内容・Quantitative(数学)
・Verbal(英語)
・AWA(ライティング)
・IR(総合問題)
試験時間合計:3時間7分
スコア最高点:800点(最低点:200点)

GMATは、Graduate Management Admission Council 「GMAC」という団体により運営されています。

GMATは、ビジネススキルを測定することを目的としたテストで、基本的にMBAプログラムの出願資格として必要になります。

試験科目は、GREと同様の3科目にIR(総合問題)が含まれ、計4科目いることが特徴です。IRは、英語と数学の複合問題ですが、こちらも志望校にはスコアが送付されますので対策自体は必要です。

ビジネススクールを受験する人は、まずはGMATで挑戦するという人が多いです。GMATで結果を出せない人が、GREに切り替えるパターンが多いようです!

GMATのメリットとデメリット

以下がGMATのメリットとデメリットです :

メリット・ 受験会場の選択肢が多い
・ ダミー問題がない
・ 文法問題がある
・ ライティングは1題のみ
デメリット・ 受験費用が高い
・ 生涯で8回しか受験できない
・ 数学が難しい
・ 基本的にはビジネススクールのみで使用する

GMATのメリットは、名古屋や福岡でも受験できること、GREのようなダミー問題が含まれていないことです。全ての問いがスコアとして採点されます。

また、Verbalは文法問題が含まれておりますので、文法が得意な日本人の受験生にとっては対策がしやすいです。

スコアとしての重要度の低いライティングが1題しかないこともGMATのメリットだと言えます。

GMATのデメリットは、GREと比べて受験料が約7,000円高いことや、 生涯受験できる回数が決まっていることです。GMATは、生涯で8回以上の受験はできないのでプレッシャーは大きいです。

また、GMATの数学はGREのそれよりも難易度が高く感じる方が多いようです。数学が苦手な人にとっては、GMATは苦しいかもしれません。

GREとGMATのスコア換算

以下が、GREとGMATのスコア換算になります :

以下の参照リンクでは、GREのスコアを入力すると自動的にGMATのスコアに換算してくれます。参考までにどうぞ:

GMATとGREにはそれぞれ目安となるスコアがあります。求められるスコアは大きく3パターンに分かれます。( )の数値がGREのスコアです。

  • ランキングトップ:約730点 (約166点)
  • 欧州トップ:約650-710点 (約162点)
  • アジアトップ:約600-680点 (約158点)

世界ランキングトップ校の合格者平均点は年々徐々に上昇しています。自分が目指している志望校のスコアはあらかじめ確認しておきましょう。

GREとGMATどちらがオススメ

英単語を覚えるのが得意な場合

現状、英単語を覚えるのが得意な人は、GREがオススメです。以下が理由になります :

  • 理由1. GMATと比べて単語の問題が多い
  • 理由2. Verbalは約半数が単語に関する問

GREの攻略は、英単語が大きなポイントになります。GMATに出題される単語のレベルはGREと変わりませんが、GMATでは単語を知っているだけで回答できる問題というのは少ないです。

実際にVerbalの約半数の問題が、単語の穴埋め問題です。社会科学や自然科学に関する単語を中心に、3,000単語ほど強化すると良いです。

数学に強い苦手意識を持っている人もGREがおすすめです。GREの数学は、GMATと比べて思考はさほど必要ない基礎的な計算問題が多いです!

数学が得意な場合

英単語を覚えることが苦痛な人や、数学が得意な人はGMATがオススメです。以下が理由になります :

  • 理由1. GMAT数学は満点を狙える
  • 理由2. Verbalでスコアの差別化をしづらい

GMATは、数学が得意な人にとっては、満点スコアを狙いやすいです。出題範囲は、「中学校から高校の数I・数A」で習った内容が出題されます。

出題される範囲の数学の復習を終えたら、数学の英語表現をあらかじめ把握しておくことがポイントです。数学用語を英語で理解していないと解けません

また、GMATのVerbalは高スコアを取ることが非常に難しく、スコアの差別化が容易ではありません。いかに数学で満点近く取得できるかが大切なテストです。

GREとGMATの選択で悩んでいる人は、実際にそれぞれの模擬テストを受けてみることをオススメします。テストを受けてみて、初めて自分との相性がわかるものです!

まとめ

自分に適切なテストを選ぼう

最後に、今回の記事のポイントをまとめておきます:

  • GREもGMATもメリットとデメリットがある
  • 単語力で勝負したい人はGREが合っている
  • 数学に自信がある人はGMATがオススメ

GREとGMATの違い、メリットとデメリットは理解できましたか。

GREは、大学院進学とビジネススクールの双方に使えることが多く、GMATは主にビジネススクールのみで使用できる試験です。

どちらの試験も全体の難易度はさほど変わりません。一方で、人によって回答しやすい試験は違います。自分の得意、不得意を考慮して受験する試験を選ぶと良いですね。

GREとGMATは、前提として高い英語力が必要です。初めからテクニックにはしるのではなく、日々英語に触れて単語力を増やしながら、英語に対する感度を上げて 行くことが大切です!

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

英語が伸び悩んでいる中上級者の方や、勉強法などでご相談などあれば私にお気軽にご連絡ください。

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